日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

キム・ヘギョンちゃん、がんばって!

2006年06月29日 19時29分57秒 | 残日録
【朝鮮日報:韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)さんが29日午後4時、金剛山ホテルで記者会見を行った。金英男さんは、日本人拉致被害者の横田めぐみさんについて、1994年4月13日に病院で自殺したと話した。金英男さんは「めぐみは幼い頃事故に遭い、脳に大ケガをしたと言っていた。妻として、母として家庭生活を送ることができない状態になり、専門病院に入れたが治療が上手くいかず・・・自殺・・・」】
横田めぐみさんのご家族は、本当に考えがブレないです。ご家族が「めぐみは、生きている」というからには、生きているんでしょう。その事に対して、他人は口を挟めません。
しかし、1度だけお父さんの滋さんが、ヘギョンちゃん(幼名、現在はキム・ウンギョンと発表)に逢いたいと表明したが、家族や拉致被害者の会の説得で残念しました。残念な出来事でした。

めぐみさんの夫だったキム・ヨンナムさんは、やはり予想通り「北朝鮮によって救助された」と記者会見した。この離散家族面会の韓国政府のやり方について、日本政府もとやかく言う資格はない。あの13歳で拉致されたと思われる「 寺越武志」さんも、同じように「北朝鮮に救助された」と言って、拉致被害者でない扱いにしている。生きていて北朝鮮にいるのに、どうすることもしないんですから。
横田さんも考えを柔軟にして、ヘギョンちゃんに逢うべきと思います。ヘギョンちゃんは日本人の母親を持ち、キム・ヨンナムさんの新しい一家に馴染んでいない様子は、「かわいそう」(家族は、涙なし。一人だけ泣いていた)な場面が目に焼きついて離れません。そして、記者会見で、父親に「ウンギョンは、日本には行かない」と断言されてしまった。
横田さん家族は、他にも拉致被害者がいるので、「一括解決」を希望しているようにおもいます。しかし、めぐみさんが生きているとなったら、訪朝するでしょう。少しずつ前進する方向の方がいいのではないでしょうか。早く、少しだけ軌道修正して、「日本のおじいちゃん、おばあちゃんも優しい人だった」と言わせて下さい。それでないと、「なんと冷たい日本の家族」が定着してしまいそうで、ヘギョンちゃんの意識形成にとって怖いです。