以前書きました、レース中にＰＷ５０が、ドラックマシーン状態になった車輌を預かり、修理する事になりました。
シート裏の部分から、フレームが折れている状態とのことです。
早速、シート周りを外し、周りに付いている電装品を外したところ、目に飛び込んできた穴？
キャブのインマニ部分をフレームに付いているステーが、どうやらしなった際に突き刺したようです。
エンジンの調子も悪いと言っていた原因は、ここにあったようです。
フレームの状態を確認したのですが、かなりの勢いでクラックが入っています。
この状態では、エンジンを下ろして、フレーム修正をして溶接し直す事になりそうです。
フレームのクラック部分に、かなりサビが出ているようで、時間と共にどんどんクラックが延びてきた物と判断できます。
単純に溶接しても、直ぐに溶接した横の部分から、またクラックが入る可能性が有ると判断し、フレーム修正による溶接修理をとりあえずしないことにしました。
補強を入れるとレギュレーション違反になりますので、これもできません。
結局、直人が最初に乗っていたＰＷをパーツ取りにして、フレーム載せ替えをする事にしました。
外したフレームは、時間のある時にブラストでサビを取り、修理後に再塗装して、スペアーにする予定です。