キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

キッズ・・開幕戦 本番だ!

2011-02-01 10:45:00 | レース参戦・観戦

キッズスーパークロス・スーパーキッズのH1です。
オフビのAコース。
スタートに自身のあるライダーは、イン側がベスト。
高速左コーナーを無難にクリアー・・はアウト側がベスト。
うまく出て、高速左コーナーのインを刺せれば、ホールショットのセンター。
直人は、センターを選択・・・勝負です。

実はこの日メチャメチャ不吉な事が、H1前に起きていたんです。

それは直人のキャブのセッティングを変えていた時に起こりました。
右のポケットにいつも入れている携帯電話。
私が大事にしているお守り代わり・・・靖国神社でいただいた日章旗、ストラップが突然切れて・・・地面に落下。

いや~メチャメチャ気分はブルーですよ~
なんだか開幕戦の本番前に・・・え~・・・言葉が出ませんでした。

切れた日章旗をポケットに忍ばせて・・・直人に何も言わないで見守ろう・・・でした。

朝は、なんだか緊張感が無かった分、本番のH1・・・自分では落ち着いてるように見せたのですが、心は本当に穏やかじゃ~いられませんでした。

念入りに手を合わせて送り出し。
サイティングラップ。
慎重に路面の状況を確認して戻って来た直人・・”どうだ~?”
”ま~いくっきゃ~ないでしょ~”と笑顔。
”直君・・・呼吸な・・・よ~し勝負かけろ”

さ~今年最初のレースのスタートです。

あれ~~~~~見事に出遅れ!
ほこりが立ち、どこだ?どこだ?で1コーナー立ち上がりでは7~8番手といった感じに見えました・・・ここのところ、このぐらいの位置がお約束って感じで辛いな~
早々に数台をパス、前を追いかけています。

スタートは悪かったのですが、その後のホロが早かったので・・・ま~順調な滑り出しって感じでした。

トップは、やはり予想通りの#1虎太郎君・・・とにかくスタートから速い。
今年の大切な目標は、この#1虎太郎君が見えるところをどれだけ走れるか?

1周目・・・3番手争いのバトル(3台)で通過。
当然ですが、イケイケのサイン。
4周目・・・何とか交わして3番手に浮上。
この時点で、1・2との差がストレート約1本分に開いちゃいました。

呼吸の合図を出しながら、レースを見守ります。

早々に単独走行。

前との差も、つまる事も無く広がる事も無く・・・といった感じでレースが流れます。

最初の数周のバトル以降の走りは・・・いつものライトに緊張感の無い走りでした。

4番手との差もスライドしている時に確認していたようで・・・自分自身が安全圏を走っていることを理解している感じで・・・よく言えば落ち着いた走り。
悪く言えば・・・もっとコーナーも突っ込めよ~~前との差を少しでもちじめてゴールしろよ~~でした。

ただ、どこかでこのまま無事にゴールして欲しい・・・って願いも大きかったので複雑な気持ちでした。

そのまま順位は変わらずの3位でゴール。
しっかりポイントをいただきました。

それよりも何より、無事にゴールまで帰ってきてくれたので、ホッとしましたね~

”なんだよ~あのスタート・・・3点歩ぐらい遅れてたぞ~?”
”ん~やばい・・・って思ったよ~”でした。

当然ですが、H2も同じようなスタートをしたら、はじくからな?って言いましたけどね~!

レース後、各先輩方からアドバイスをもらってH2に備えます。



で、H2。
またもやセンターで勝負のようです。
最近、スタート位置に関して・・・聞かれたら私の考えを話しますが、それ以外は自分で決めさせてるんですよね~

スタート前は、東北の先輩2人が直人のところまで応援に来てくれます。
この2人、いつもSUGOでも、こ~やって直人のところに来てくれて、気分を和ませてくれるんです。
ありがたい先輩方です。

H1は無事にゴールまで帰って来てくれました。
H2もかなり本気で祈る思いで”無事にこのレースを終わらせてください”で送り出しました。
サイティングラップ・・・H1と同じように、じっくり路面の確認をしながら走る直人。
”頑張れよ~呼吸だぞ!”
”わかってるよ~~”

さ~いよいよH2のスタートです。
H1よりは良かったんですが、やはりバッチリ!とはいかないワンテンポ遅れのスタート。
またもやほこりで見えないコーナー?

お~5番手ぐらいで見えてきました。
ま~H1よりは出だし好調かな~?
トップは#2同期のしゅうま君。
その後ろは・・・チャンスを狙ってぴったりと張り付いている#1虎太郎君。

H1同様、この2台が飛び出しました。
ま~予想通り!って感じ。

早々に4番手に浮上。
すぐに3番手のキッズに猛チャージをかけています。
2周目だと思いましたけど・・・3番手に浮上、1・2のバトルを追いかけます。
数周ですが、直人にパスされたキッズも直人に食いついて後ろを走ってる状態。

直人は、後ろを全く気にする事も無く、一生懸命に走っているように感じました。
この時点では、ストレート1/3ぐらいの差で、頑張ればついていけるか?と、期待もしたんですが・・・周回ごとにジリジリと差は開き出し中盤には・・・またまたストレート約1本分の差に広がってしまいました。

私の気持ちの中では、ストラップの事を忘れてこの時は・・・・イケイケ&呼吸のサインを出しまくりました。

悔しいですが、力の差は歴然って感じでした。
直人・・・とにかく小さなコーナーが遅い・・・遅過ぎる・・・とにかくへたくそ。
レース中も大先輩パパから”なんだありゃ~カッコ悪り~乗り方だな~あれじゃ~遅いよ”と厳しい批評。
コーナー進入前に!で、教えてもらったギヤーの使い方も今一の感じで・・・トップスピードも今一でした。

中盤過ぎからは、またまた単独走行。
後ろが離れた事を折り返しで確認してました。

ここからゴールまではいつもの走りで・・・3位フィニッシュ。

1~3位までは同ライダーですからね~・・・総合3位が決定。
無事に走り終えたことよりは、直人の駄目なところが目立つH2となりました。

第2戦を考えても、このままじゃ~3位以上に上がる事は絶対に不可能!って感じの結果に素直には喜べません。
でも、確実にポイントをゲットした事は良し!と言った感じです。

ゴール通過後、私のところにくるなり”上がゴボゴボいっちゃって、スパっとアクセルが開けられなかったから、スピードが出なかったよ~何か変えたの?”と、少々お怒りでした。
やはりレース直前でのキャブの調整は逆効果でした。
つ~~~事は?ストレートが今一だったのはキャブが原因ってことか~?
じゃ~俺が悪いのか~~~~でした。

朝方と比べると午後は温度が上がりましたからね~その辺の影響も出たのでしょうか?
ピンポイントでセッティングを出すのは、ここ一番でのパワーとしてはエンジンのポテンシャルを引き出す最高のセッティング。
でも、このように気象条件に敏感に反応する傾向があり・・・多少、濃い目のルーズセッティングが、モトクロスではやはりベストなんでしょうか?
少々、課題として考えます。

約1年ぶりの表彰台。
直人自身は久しぶりに上る分、うれしかったと思います。


しかし、走りの方は本当に厳しかったです。
かなりの差をつけられてしまいましたからね~
次回のレースは、もう少しでも前が見える状態でレースをできるようになって欲しいですね~

全てが無事に終わってから、思ったんですけど・・・ストラップが切れたことで、逆に直人に災いが来なかったのかな?
今は、そ~思っています。

年末の骨折・・・村尾先生のおかがで、無難にこなせれば?の開幕戦が、何とかイケイケの開幕戦になりました。

常に厳しく駄目出しをしてくれる先輩方。
前日も、直人の走りをじっくり見てくれた・・・ブリッツシュネルの田村さん。
わざわざ応援に来てくれた仲間達。

本当に、直人はこ~やって、いろんな方々に支えられてレースを戦っているんですよね~

親としても、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

夜・・・直人は村尾先生の携帯にお礼の電話を入れてました。
直人自身も、本当に開幕戦が無事に終わったことを感謝してるんでしょうね~


ビッククルーの皆さん・エントリーされた皆さん・応援の皆さん・・・・寒い中、本当にご苦労様でした&お疲れ様でした&どうもありがとうございました。

第2戦は2月20日・・・NS293ですね~
コースもフルに作り直し・・・石取りに、かなりの努力をされたように聞いてます。
リフレッシュした293でも、しっかり頑張ってニコニコ帰りたいです。

ありがとうございました。