花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

浴衣のひと手間

2009-07-14 23:01:55 | 着付け技術
昨日の出張着付けはめずらしく浴衣着付けのお客様
お子様と夏祭りに行かれるとの事でした
帰りの地下鉄の入口のふと隣に目をやると・・・

「甘味処 紀の善」
冷やししるこ食べちゃいました

さて、お客様と浴衣についてお話したのですが・・・
浴衣の下に着物用肌着をつけず直接着られる方が、とても多いことが判明
先日のキャバクラさんでの着付けも殆どが直接浴衣を着られていました

暑ーい夏に暑苦しい肌着を着たくない気持ちもとてもよくわかりますが、肌着を着ないと汗や皮脂汚れが全部浴衣へ移ってしまうんです
せっかくの浴衣もあっという間に汚れてしまいます

そして・・・もうひと手間是非して欲しいのがくびれの補正
フェイスタオルを細長く3つ折り(または半分)にした物を、ウエスト部分に一巻きして腰ひもで抑えておくだけで楽な上、仕上がりがすっごく綺麗

紐が直接肌に食い込まないし、ウエスト部分のくびれが補正されるので、浴衣に無駄なシワが入りにくいんです
着物も浴衣もずん胴の「コケシ体形」が理想

欲を言うならば・・・

襟元の開けすぎはだらしなく見えるので
衣紋(首の後ろ)の詰め過ぎは暑苦しく見えるので
おはしょりは長すぎず、分厚くならないように着付けるとスッキリ
裾はくるぶしのあたりで短めに。
帯は可愛くするなら羽を短めに、大人っぽくするなら羽を長めにたらして作るのがポイント

・・・・欲を書きすぎました

せっかくの浴衣でのおでかけ
今年はスッキリエレガントな浴衣着付けにLet'sチャンレンジ




コメント
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