花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

なんとな~く・・・

2015-02-22 17:53:21 | 着付け技術
本日は仏滅~
という事で、出張のお仕事はめずらしくお宮参りのお客様1件のみ

昨日は結婚式が盛りだくさんでしたので、一転のんびりモードとなりました
今日のお客様のご主人が超イクメンマメマメしく赤ちゃんのおむつを交換し、お姉ちゃんの面倒をみていて素晴らしい~
ケーキも焼けるとお話で・・・大拍手です

さて、「なんとな~く好き」「なんとな~くやばいかも」「なんとな~く○○した方がいいかな」なんて、ありませんか?
基本、私は「なんとなく」人間なので、確固たる信念やビジョンはちょい苦手です

しかし、この「なんとな~く」にいつも助かられている気がします。
今までも、なんとなく決めてきた事から大体良い結果を得ているからなんですね

そして、今回もこの「なんとな~く」が大活躍

着物の着付け方は着付け師さんによって多少やり方が異なるんです。
学んできた学校や環境が異なるので、当然ですね。

帯の結び方にしても、「結ぶ派」「結ばず折る派」があります
どちらも間違いではなく、あくまでやり方の違いです。

それぞれのメリット・デメリットとしては・・・

結ぶ:帯がしっかり締まるので安定感がある。少しふっくらした柔らかい仕上がりになる。固い帯、短い帯は結びにくく不向き。

結ばない:帯が痛まない、お太鼓が平らでシャキッとした仕上がりになる。きっちり締めないと緩んだ感じがする。不安感がある。

という感じですが、綺麗に結べばどちらでも仕上がりは大きく変わりませんね
周りの着付け師さんにリサーチをすると、大体半々位で分かれました。

私は「結ぶ派」
過去の教室や先生が結ぶ指導だったので・・・

しかし、なぜか今年に入ってから「結ばない方法を習得したい

と「なんとな~く」感じる事が多くなったんです。
10年近くこのお仕事をやってきて「結ぶ」「結ばない」でお客様からご要望があったわけではないのに・・・
1回だけ、心配なので結んでくださいと言われたことがあった位です

そこで、この1か月結ばない方法を着付け教室で勉強したり、他の着付け師さんにポイント聞いたり・・・
おかげで、不安なく仕上げる事が出来るようになりました


そしてあるお客様宅での事。
帯を結ぶ段階になった時、着物に詳しいお母様が突然「帯は結ばないで~~~~っ
と・・・・
とてもお着物がお好きなお母様だったので「帯が痛む」との理由でしたが、急だったので一瞬あたふた
慌てて変な場所に手先を通してしまったりと焦っちゃいました
もちろん、結ばない方法で練習を重ねていたので問題なく終了~

「なんとな~く」とは第六感なのだと痛感
必要な時に感じる、感覚なのかもしれません

これからも「なんとな~く」を大事に、過ごしていきたいですね~


本日のお写真は成人式のお嬢様です
めずらしく日本髪をご希望でしたが、清楚なお嬢様にとてもお似合いでした
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