廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
左下のお好きなカテゴリー(1~16)毎にどうぞ!

脈々と続く彦山座主の慰霊祭

2024-06-02 18:23:49 | 9.山里の四季・風土
5月も終わり、6月に入り、高木地区黒川ではそろそろ田植えの準備は始まっており、

これからが雨季の季節。、黒川の地で蛍がわずかですが飛んでおります。

7年前の九州北部豪雨災害の爪痕はまだまだ大きいですが、

雨は猛威だけれど、叡智もいただく。

『出来たら、程よいくらいに雨が降って欲しい』と地域の方々が話しております。

投稿が遅れましたが、

4月20日に今年も恙なく英彦山神宮様と黒川協議会によります『黒川院歴代座主慰霊祭』が斎行されました。

その様子が西日本新聞に掲載されております。



整理をしておりましたら、

今から56年前、

昭和43年の新聞記事が見つかりました。

神仏混こうによる彦山座主の慰霊祭とあり、

この当時は黒川小学校の子供たちも参加しており私は小学生1年生。

ほら貝を吹き流しながら参道する山伏さんの姿を初めて見て本当にびっくり!

当時のことを今でも鮮明に覚えております。




神仏習合・山伏のお姿で2年前

災害の復興と平和を願って2022年7月10日には英彦山神宮様の高千穂有昭禰宜様による

柴燈護摩焚きをこの共星の里にて斎行して頂き、当館にとっても忘れられない一日となりました。




精魂込めた英彦山神宮柴燈護摩焚きご供養を行者様の皆様と

このゆかり深い黒川で斎行して頂けましたことは

本当にありがたく、『天地和合』ともいうべき

この高木地区・黒川の復興をより力強く支えて頂けるものとなりました。




脈々と続くこの地の歴史を忍び、

気持ちもあらたに2024年、

直会での英彦山神宮様ご一行様と黒川協議会の皆さんとご来賓の集合写真です。








お盆シーズンですね、先月の護摩焚きレポートです!

2022-08-12 16:38:07 | 9.山里の四季・風土
以前の記事でもご紹介しましたが、平成29年7月九州北部豪雨災害から5年。
この災害は朝倉市に歴史上、例を見ない多くの爪痕を残しました。
高木地区は全壊家屋や死傷者も出し、道路が寸断され孤立が生じるなど、過去にない大災害に見舞われました。

四季が織り成す自然豊かな山里、安らぎのある心豊かな社会を取り戻すことを願って
英彦山神宮様による護摩焚きを開催する運びとなりました。

明治期の神仏分離令、修験宗廃止令の影響で約150年間英彦山神宮内では
仏教に関する護摩行は行われていませんでしたが、2016年より
高千穂宮司様とご子息である高千穂有昭禰宜様によって復活しています。


2022/7/10(日)10時~
「九州北部豪雨災害 復興祈願 柴燈護摩焚き」斎行


前日の7/9(土)朝8時過ぎ、護摩壇・結界の準備から始まりました。
丸太を組み合わせ、隙間をヒノキの葉で埋めていきこんもりとしたドーム型に!



下部左右に点火の穴が開けられています。
結界は、黒川協議会様のご協力のもと、真竹を伐採させて頂き建てられました。

前日の準備はここまで。
祭壇も備えられました。


当日、10時からの護摩焚き斎行を前に
黒川院の歴代座主をお祀りしているお部屋に行者の皆様のお経が響き渡り…
お心がとても有難かったです。






アートディレクター柳の挨拶から始まり、
10時ちょうどに開始です!!
読経とほら貝の音があたり一帯を鎮め始め、多数の参加者の背筋も伸びます。








結界の東方の一本の綱が切られ行者様方が結界内に、その後四方に弓矢が放たれ、いよいよ点火!!










皆様の願いが書かれた護摩木が焚かれます。
煙と共に上空・天へと願い事が上っていきます!!
煙の塊が龍のように・・・





全ての護摩木が焚かれ、護摩壇も燃え尽き、
行者の皆様が焼けた炭を整えて下さり、
「火渡り」の準備が出来ました。






代表長司さんの挨拶の後、
有難いことに、参加者ほとんどの方が祈願を胸に火渡りをさせて頂きました。



2年前の不慮の落下事故により杖歩行になった柳センセーも自分の足で歩きました!!




暑い暑い中、行者の皆様も参加された皆様もお心を寄せて下さり、
無事に斎行されたことに、スタッフ一同心から感謝申し上げます。
足をお運びくださり有難うございました☆




下記↓尾藤悦子よりお礼の文章です!

先般の「九州北部豪雨災害 復興祈願 柴燈護摩焚き」に際しまして、
お忙しい中にも関わらず、お心を賜り厚く感謝申し上げます。
彦山座主の御子孫の高千穂様の精魂込めた柴燈大護摩供養をこの黒川で
斎行して頂けたことは本当にありがたく、また最後は参加された全員で火渡りが出来て、本当に感無量でした。
天地和合と言うべき、この黒川の全てが浄化され、この地の復興をより力強く支えて頂けるものになりました。
歴代の座主様にもきっとお心が届いたと信じており、記念すべき一日となりました。
行者の皆様には暑い中での作業、本当に大変お世話になり有難うございました。

私たちもアートを通じて、この黒川の地の復興、弥栄を願い精進して参ります。


英彦山神宮様のHPでもご紹介頂いております。↓
https://hikosanjingu.or.jp/news/?p=9042

ご紹介の写真の一部は、添田町の郷原裕幸様のご提供によるものです。
空気感が伝わる素敵なお写真、誠に有難うございました!!


最後に、朝日新聞さんが記事掲載してくださいました!
ありがとうございます☆


英彦山神宮様による護摩焚きは無事に斎行されました。

2022-07-14 15:34:19 | 9.山里の四季・風土
先週末の7/10(日)、お天気にも恵まれ滞りなく無事に護摩焚きが斎行されました。
ひとまずご報告まで!








また後日、きちんとレポートしたいと思いますので、
しばしお待ちくださいませ~!!

最後になりましたが、今回お受けくださりお心を寄せてくださった
英彦山神宮の高千穂禰宜様・行者の皆様をはじめ、
暑い中足をお運びくださった皆様に心より感謝申し上げます。

共星の里スタッフ一同

黒川院歴代座主慰霊祭が執り行われました。

2020-04-28 20:03:38 | 9.山里の四季・風土
新型コロナウイルス感染の影響で今年は開催が危ぶまれるなか、

三密を避けて、毎年共星の里で開催される直会は中止となりましたが、

外部からの来賓の方はご招待なく、縮小した形で、慎重に注意を払い慰霊祭だけは開催できる方向でという思いで

今年も英彦山神宮より高千穂宮司さまと吉門禰宜さまとを迎えて、黒川協議会の皆さんと一緒に

黒川院歴代座主(1代~14代)の慰霊祭が4月26日に開催されました。





黒川院とは
正慶2年(1333)12月、後伏見天皇第6皇子長助法親王が彦山の座主(ざす)として入御され、
その館を上座郡黒川村(朝倉市大字黒川)につくり「黒川院」と称しました。
この長助法親王(助有法親王)から舜有法主まで(天正15年)14代の座主が黒川に館を構えました。
15代の忠有法主以降館は英彦山に移されました。


毎年、4月29日頃、英彦山神宮より、神主(今の座主)さまと氏子さんとがお越し頂き、
1代から14代の歴代座主の慰霊祭が地元高木地区の黒川協議会を中心に馬場で行われおります。
昨年の様子はこちらです。

いつもでしたら、直会の食事の準備のため、

代表と柳センセーだけで、私はこの慰霊祭に参加できないのですが、

今年は直会が中止のため、今回はぜひ参加したいという思いでした。

前日、九州大学の知足先生もご連絡をいただき、ご一緒に参加し、玉串奉奠をさせていただきました。

私がこの黒川小学生の頃は、学校行事としてこの式典に参加し、

ほら貝を吹きならす山伏さんの姿を初めて見たときの驚き、

山々の峰に響き渡り、こだまし、やまびこが満ち充ちて

山が萌える若葉の季節。

懐かしいその光景を思い出し 走馬燈のように様々な出来事が頭をよぎり

粛々と慰霊祭が進む中、黒川のいにしえに触れ、清々しい薫風と共に

歴代黒川院の座主様の御霊に 心から手を合わせることができる喜びに

本当にありがたい思いがしました。

今年も無事に終了することができたことに安堵の気持ちが皆さまの中からも聞こえておりました。

慰霊祭終了後

高千穂宮司さまたちが共星の里に東屋ができたことをお知りになっておられ

見学したいと申されましたので

「泰庵」にをご案内することができました。



歴代座主の慰霊祭が執行されたこの日に、この「泰庵」にお越しいただき、

英彦山の本杉の千本杉を使った銘板をお持ちいただけたことは本当にありがたい思いでした。

英彦山のと深い、深い歴史のなか、自然のなかに抱かれて、時空を超えた繋ながりを感じ、

幾年月は流れる水の如く、幾年月は過行くとも、ここで、すべてのご縁を頂き、

手を合わせ心の連帯や支えあうことの祈りの形。

この土地を守り また新たに今、この時をここに生かされていることに感謝する思いです。

     *写真中央で高千穂宮司さまがお持ちになっている「泰庵」の銘板です。

この後、黒川院の部屋にて

この日、皆さんが奉納された玉串もごいっしょにお祭りさせていただき、



今回の東屋「泰庵」の銘板もご一緒に






今年も無事に歴代座主の慰霊祭が恙なく終了したことのご報告と

ご縁を頂いた皆様の健康と弥栄、そして世界に蔓延るコロナウイルスの一日でも早い休息を願ってお祈りを致しました。

                                                 拝謝

「泰庵との銘板のこと」これまでのこの復興ガーデンのプロジェクトのプロセスを次のブログにて報告させていただきます。



黒川院歴代座主慰霊祭が斎行されました。

2019-04-28 20:24:36 | 9.山里の四季・風土
薫風緑樹をわたる好日となる4月27日。

黒川院歴代座主慰霊祭が英彦山神宮より宮司高千穂様をはじめ、

神官の皆様がお越し頂き

地域の代表の皆さんで構成された黒川協議会を中心に、

小中学校の校長先生をはじめ、たくさんの参列を賜り、

皆さんと共に共星の里の代表の尾藤と柳が参列し、




まだまだ復旧、復興中の続く黒川ですが、




脈々と続く黒川院の1代から14代のの歴代座主の慰霊祭を厳正に粛々と

藤の花が見事に咲き、薫風が吹く中で

今年もつつがなく斎行されました。



その後、

直会の会場となる共星の里へお越し頂けました。

昨日から仕込みを手伝ってくれた、よしえちゃんや、智子ちゃん。

わざわざ「手伝うよ☆」とお電話を頂き、

早朝からのお手伝いを頂いた皆さんのお陰で



スタンバイOK!おかげ様で70人分のお料理が完成致しました。






英彦山神宮さまより上がったお神酒を、集まった皆さんで「頂きます」とご発声があり、

神事の後、神前にささげた神酒を頂き






直会とは

一般には、神事終了後の宴会(打ち上げ)とされるが、本来は神事を構成する行事の一つである。神霊が召し上がったものを頂くことにより、神霊との結びつきを強くし、神霊の力を分けてもらい、その加護を期待する。本居宣長は斎戒を解くこと(解斎)の意としたが、古くからの祭式では祭典の前儀や本儀で行われる例もあり、解斎のみを意味すると解するのは誤りである
神社から餅などを頂く場合にいう直らうも似た意味の言葉である。
神社本庁が定める「神社祭式」では、どの祭式・祭祀でも必ず直会を行うとし、その具体的な作法も定めている。なお祭祀によっては故実による独自の作法が伝わっているものもあり、この場合はそれに従うものとされている。
季節の野菜・魚介類などが神饌として供えられた場合は、それらを調理した物が出される場合が多い。このため、神社によっては直会での料理は郷土料理と同一の場合がある。

宗教行事において,神前にささげた食物や神酒を行事に参加した者どうしで共同飲食をして,神人共食をすることにより,神とのコミュニケーションをはかることも,原始宗教ではよくおこなわれた。日本の祭りにおける直会(なおらい)ともある。





料理の説明をして欲しいと急に言われた私ですが、

皆様の前で、歴代座主の慰霊祭に際し、この地で生まれ、育った私が、直会を母校であるこの旧黒川小学校で

しかも担当させて頂くことのありがたさを噛みしめ、

廃校になっても、災害にあっても、ここで皆さんと共におまつりができることの縁を大切に

山の幸、海の幸のめぐみをいただき、

弥栄えを祈り、

心を込めて作らせて頂きましたとご挨拶致しました。





皆さん、ほっとしたお顔で





久しぶりに地域の方々の笑みがこの旧講堂に戻り、新しい顔ぶれもうれしいことにありました。







英彦山神宮の宮司高千穂さまご一行さまもご満悦で、本当にうれしいひと時でした。


この日は美術館も参列者の方々には無料開放で見学して頂き、

ジョナサン・ボロフスキーの展覧会をご覧いただき、




ジョナサン・ボロフスキーの作詞・作曲・歌唱の歌詞カードを皆様にお渡し致しました。





   生きていることが素晴らしい(日本語訳)


  勝つ者がいれば、負ける者もいる
    いつの時代も同じだ
途中で真っ二つに分かれる。これが人生の謎の一つだ
 緊張感は、時にたえられなくなることがある

半分の人々は幸せで、半分の人々は哀しんでいる
半分の人々は善良で、半分の人々は堕落している

   鼓動は高鳴り、そして落ちていく
    潮は満ち、そして引いてゆく
   何が答えなんだ。何が肝心なんだ。
   最善に生きるための、人生の疑問だ

   意識によると、すべては一つだという
  そして、これが、今、始まったと感じている

    良いとか悪いとかを超えて
    勝つとか負けるとかを超えて
     弱さとか強さとかを超えて
  粗野だとか洗練されているとかを超えて

     生きていることが素晴らしい
     生きていることが素晴らしい
     生きていることが素晴らしい

    生きていことは、なんと素晴らしい






このジョナサン・ボロフスキーのメッセージ、

   帰り際に

It's Amazing to be Alive !!と大きなお声でお車からお声を頂き
 
   感動致しました。



  宗教をも、アートも超えて、見える世界

  シンプルに

  生きていることが素晴らしい!!




先の災害で実家をなくされ、大切な思い出が残る帰る家も無い。

また、立ち入り禁止区域に指定され、戻るに戻れない。

まして、この地を災害前に去って、お墓参りもご先祖さまとの再会もままならなくなってしまった…。

当たり前の日常が無くなった時ほど、何気ない日常の大切さがわかるものだ。

地域にとって、「生活文化・風土」これこそが一番のそこに流れる魂の源。

日々の祭り行事が行われ、自分たちの生まれ育った黒川の地場のエネルギーを

受け継ぎ、また伝えることの大切さは、ここに生きる者としての使命ともいえるし

少しでもその役割ができればありがたいと私はおもう。

そしてここを訪れる方々が、この黒川を好きになってもらえ、

ここに来ると何故か元気になるし、ホッとすると言ってもらえように。

この今、今を心に留め、アートの力を復興のエネルギーかえて

この共星の里にあかりを灯し続け、頑張って行こうと思える機会をまたひとつ与えてもらいました。

ありがたい思いでいっぱいです。



最後になりましたが、皆さんのお陰でお受けした直会を無事に終えることができました。

全ての関係者の方々、ボランティアの皆さんに心から御礼申し上げます。


ありがとうございました。

          
          合掌











明日の営業についてのお知らせ

2019-04-26 19:48:20 | 9.山里の四季・風土
明日、黒川院歴代座主慰霊祭が開催されます。
共星の里では、地元の方々と慰霊祭を執り行う
英彦山神宮の宮司様、氏子様との直会(なおらい)がありますので、
11時より旧講堂のレストランが貸切になります。

なお、美術館に入館されたお客様へのドリンクサービスは、
館内別の場所にて行いますので、GW初日遊びにいらして下さいね!
ジョナサン・ボロフスキー展開催中です!!


去年の慰霊祭の様子です↓

黒川院歴代座主慰霊祭が開催されました。

2018-04-27 17:48:26 | 9.山里の四季・風土
新緑と藤の花が満開の4月22日(日)歴代黒川院の歴代座主の慰霊祭が開催されました。




今回は、昨年の北部豪雨災害後の神事というこで、格別な想いがありました。


晴天にも恵まれ、高木地区のコミュニティーの各種団体の役員の皆さん、三奈木小学校・十文字中学校
 
の校長先生など、黒川協議会の会長さんを中心に、英彦山神宮の宮司高千穂様、氏子代表の皆さまをお迎えして





黒川院の歴代座主の御霊に、この黒川の地の「鎮魂と平和」をご祈念頂きました。


災害のため、この地域を離れ、

仮説住宅やみなし住宅に住んで生活されている皆さんが、どれだけ参加されるか不安だったのですが、

こんな時だからこそ、街から通っても慰霊祭を開催したいという想いがあったと伺っております。

慰霊祭もつつがなく終了し、その後、共星の里にて直会が行われました。









被災された中で久々に皆さんが一同に集まって酒を酌み交わす…。

私たち共星の里にとっても思い入れがありました。



水道ポンプが流され、本日に間に合うか…。また、タイプカプセルの開封式のように水の無い中での作業かと不安でしたが、

お蔭様で水質検査も一発で通り、飲み水にOKが出ました!!

水の無いなかでの作業から比べると本当に楽で、日常の些細な当たり前のことが、いかに大切でまた贅沢かと

水道をひねると水が、お湯が出る生活のありがたさを前回手伝って頂いたメンバーと「今回は楽ね~!楽ね~!」と言いながら

いろんな思いがある中で、災害になったからこそ感じる事ができる!!+プラスの発想☆彡を大切に

ひとつ、ひとつ心を込めてお料理をお作りさせて頂きました☆彡





英彦山神宮 宮司さまのご挨拶を頂き



皆さんのお顔から笑みがこぼれて、会話も弾み、「共星の里が受けてくれて良かった!美味しかったばい!!」と

お礼の言葉を頂き、共星のスタッフも安堵いたしました。



只今開催中の〈鎮魂の輪〉作家、三重からお越しの瀬古清美さんと

ゲストキュレーターの大阪の岩野さんを皆様のご紹介し、展覧会を直会の後にご覧頂きました。



お手伝い頂いた皆様、お蔭様で今年も無事に終了することが出来ました。お力を頂きありがとうございました。



高木駐在所の新婚さん!熱々です♡



赴任早々、奥様のトモちゃんもお手伝い頂きました。

関係者の皆様、お手伝いを頂いたみなさま

お疲れさまでした。


この日を忘れずに復興を願って、明日へとまた一歩、一歩、前進して参ります!






タイムカプセル開封!同窓会開催されました。

2018-02-18 20:34:07 | 9.山里の四季・風土
お久しぶりのスタッフよしえです☆

先日こちらのブログでお伝えしておりましたように、
旧黒川小学校である、共星の里の校庭に埋設されていて
先の豪雨にて寺内ダムへと流されていたタイムカプセル。
閉校最期の在校生とそのご家族が見守る中、
本日同窓会が開催され、無事に開封されました!!




この様子は、明日の18:15頃からRKBのニュース内で放送される予定です!
そして、西日本新聞にも掲載されるとのこと!


涙あり笑いありの奇跡的な感動の瞬間!!
久々に校舎に響き渡る卒業生の皆さんの声☆

その瞬間に立ち会う事の出来た私達スタッフ一同、
自分の事のように嬉しく感動し、全ての事に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そしてまた、ここ黒川で亡くなられた方々を想い、
開封前に黙祷を捧げさせて頂きました。


過去の皆さんの思い出を胸に、黒川が一日も早く復興復旧していってほしいと
改めて深く思う一日となり、笑顔で帰ってゆく卒業生とそのご家族、
お世話係の皆さんから、私達も温かいものを頂いた、貴重な時間でした☆

詳細はまた後日、お伝え出来ればと思っています!
ひとまず、ご報告まで…。

お知らせ致します。

2017-04-21 19:03:14 | 9.山里の四季・風土
お知らせ致します!!

毎年四月に行われている地元の神事

『黒川院歴代座主慰霊祭』が

明後日4月23日(日)に開催されます。

中世この地にあった英彦山の座主の1代から14代まで

約250年この地で続いていた黒川院・・。

詳しいことはこのブログでも紹介しております。
http://blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/409ee33b1451775ab57ead061ec7c92b

英彦山神宮より宮司さん・氏子さんがお越し頂き

古式次第にのっとった神事が行われます。

このため、共星の里は『直会』の会場となります。

レストランは11時~15時まで貸し切りとなりますのでご了承くださいませ。

尚、美術館は平常どおり営業しております。

ご理解のほどよろしくお願い致します。

高木ホタル祭り賑わって!!

2016-06-12 00:19:07 | 9.山里の四季・風土

音楽館での第24回高木ホタル祭り、本日大変賑わって無事に終了致しました!

今回は、地区の送迎バズもあり、高木地区全体から地域の方々もたくさん参加し大賑わいでした!

恒例の各地区代表の のど自慢!をかわきりに





 歌あり 踊りありで



皆さんの熱気で会場も盛り上がっており、

名物の高木ジャンボ焼き鳥をはじめ、たくさんの出店も出て、子供たちも大はしゃぎ





最後はひょっとこ踊りに釘づけでした!






共星の里の代表も部会のメンバーですが、

主催者の高木地区のコミュニティ協議会の方々も大変喜んでありました。



そして、雨を心配しておりましたが、ムッとするような暖かさ、

ホタル見物には絶好の夜となりました。

今夜のホタルも大発生!!

お越し頂いた皆さんをねぎらっているように、疲れを忘れる程のホタルの瞬き

忘れられない幻想的な夜となり、笑みがこぼれる一日となりました。


”きれいにしようわがふるさとの川 ”をスローガンのもと、また来年お逢いしましょう♪


皆さま、本当にお疲れさまでした!


6月雨季に入り、蛍が乱舞☆

2016-06-08 14:36:35 | 9.山里の四季・風土
6月に入り、雨季ですね~。

高木地区は、福岡県内で一番の天然蛍発生地。

今年はちょっと早めに

蛍の乱舞が見頃です。

6月11日(土)は16時30分から

恒例の高木村祭りの「蛍まつり」が音楽館で開催されます。

蛍見物前に、ぜひお立ち寄りください。




只今開催中の『ジョナサン・ボロフスキー展』も好評の中、


先週の土・日は遠方から、たくさんの団体さま方がお越し頂きました。




福岡からある企業の方々。


作家の八尋晋さんに説明をしてもらい、

グーンと作品を身近に感じてもらえた様子でした。






また、メモリアルサウンドルームにて蓄音機の奏でる音を視聴。

80年過ぎても変わらずに楽しめる蓄音機のすばらしさ、

先人の知恵に感動されてました。




お食事もご飯のおかわりが多く、しばし共星の里を満喫された様子です。




長崎から、昆虫写真家の栗林慧先生が生徒さんたちを連れて来て頂きました。






栗林先生とは、2012年に佐々木茂美さんの展覧会

「みじかなう虫の小さな展覧会」を開催したときに

お越し頂いていて久々の再会です。



相変わらず意欲的にご活躍の様子で、

前回、ナビで迷いに迷い「こんな山の中の展覧会は初めてだ!!」と

佐々木さんの展覧会の時に言われていたのが、懐かしい思い出です

ゆっくりできるものなら、蛍を写真に収めたい!と何度も繰り返して言っておられました。

是非、次回はお泊りでお願いします。



そして昨日、黒川の師岡君のところに泊まって九州入り、

あの3・11の震災に遭われた方々が宮城県からお越し頂きました。

明日、熊本に応援に行かれるそうです。

それを知った常連さんの太郎君と熊センセー

歓迎の歌を一曲♪披露したいとみなさんを呼び止め、

ウエルカムソングから始まり、

ミニコンサートさながらに、和やかに時間は流れました。




いろんな方がいろんな想いを持って、この共星の里にお越し頂いております。

一期一会、すべてにドラマがあり、自分の中に希望の種がある…。


普段見落としがちな、私たちの身近なすぐ足元にも小宇宙、昆虫の世界…。

高木地区は今が一番幻想的なホタルが飛び交い、幻想的な光景が広がっております。

ホタルの幼虫は10か月間水中でくらし、

成虫になって約1週間のあいだに交尾・産卵をします。

飛んでいるのはオスで

メスはほとんど草むらで光ってます。



時には、私たちの身近な足元に小宇宙の存在があることを

見つめてはいかがでしょうか?











黒川院歴代座主の慰霊祭・直会無事に終えることが出来ました☆

2016-04-27 00:37:28 | 9.山里の四季・風土
今年は4月17日(日)、英彦山の『黒川院歴代座主の慰霊祭』は天候を心配されたのですが、



早朝に雨も上がりまして、

英彦山神宮から、宮司さんと氏子さんたちがお越し頂き、

粛粛と神事が行われました。





その後、今回も館内の常設展を皆さんに鑑賞して頂き、

そして旧講堂のレストランで直会が始まりました。

 直会とは(神様のお力を感じさせていただきながら、皆で昼食を囲む事)。

皆さんそれぞれ、高木のためにがんばっている方々!


 



役職の方々をはじめ、区長さんやPTA・老人会の代表の方です。



有難い御神酒を酌み交わし、和気藹々と和やかに会は進みます。



英彦山神宮の高千穂宮司様とお話する作家の八尋さん。



宮司様から英彦山が

NHKの『あさイチ』で、明日27日篠山輝信さんがレポーターで紹介されるとご案内がありました!

お時間がある方は是非観てください~♪



最後にお写真がOKな方だけで記念撮影☆



宮司さんたちがお帰りなった後、

三奈木小学校・十文字中学校の校長先生もお残りになり、

お世話された皆さんもホット一息。


お酒が進む!



私たちも無事に滞りなく終えた事に有難い思いです。

天気を心配していて、当日はテントを立てる用意をしていました。

早朝しっかり降ったにもかかわらず、雨が上がったので

会場に行ってテントをたたむ事にしたときのことです。

会場だけは、一滴も雨が落ちてなくてテントが濡れていなった!!と

奇跡的な出来事だと村の方が驚いて話してくれた!

私もビックリして、

『ほんとうに~?よかったですね~。奇跡ですよ!!』と安堵して、

皆さんとご利益を頂いた思いでお話させてもらった。

見えない大きな力に抱かれた想いを胸に…。



今回もたくさんの方々が共星の里の準備に関わってくれました。

クランドの整備、外回り、八尋さんと代表の尾藤。


そして、食事の準備にと黒川のゆっこさん、佐田のなりちゃん


遠く、朝早くから野上さん、ひかりちゃん、柳さんのお姉さん、野中さん、



村の方から、タケノコも掘ってきてもらい、

大きな地鶏も頂き、柳センセーにさばいてもらった。


命をいただく事の大切さをかみしめて…。

かしわのおにぎりとがめ煮に。







皆さんから料理も良かったとお褒めの言葉を頂きました!


たくさんの方々から支えられて今の共星の里があります。

 今日の良き日を迎えられ、いにしえを頂き、皆さんと共に 

 無事に終えたことすべてに心から感謝申し上げます。

















雨季ですね~。ちょっと、肌寒い日が続いております。

2015-06-18 16:05:43 | 9.山里の四季・風土
雨の日が続いておりますが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日の第23回高木ホタル祭りも好評の中、無事に終了致しました。


朝倉市の森田市長をはじめ、ご来賓の皆さまも、

最後まで楽しまれた様子で、

日ごろの田畑の農作業の仕事をねぎらい、

つかの間を、思う存分謳歌して


この日に帰って来た家族や、友人たちと会話も弾み、音楽館での楽しい一時でした。



主催者の高木地区コミュニティー協議会のみなさんも、

ホットした様子で



共星の里の代表の尾藤も一員として努めております


「きれいにしよう我がふるさとの川」のスローガン通り

道路愛護では、皆さんと一緒に

各自、草刈機を使い、川の中に入って

約2km進むほどの草を刈り、

ホタルの乱舞する様子がいつまでも続くように

自然環境の維持が出来るように努力しております!

この日は、お昼に団体さんが入っていたので

スタッフのよしえちゃんと、息子の孔ちゃんも参加☆



昨年の高木振興会の会長だった林さんも

今年は役職が終わり、ゆっくりと



夜も更けたころに、会も無事に終了し、

皆さんホタルを鑑賞して帰られた様子でしたが、

まだまだ村人は飲み足りない様子で

共星の里にて

恒例の2次会が始まりました




駐在所の北島さんご夫妻も登場!

ゆきちゃんの歌もアカペラで


子供のころ、杷木町の日迎太鼓を習っていたクマちゃんが、

高木権現太鼓の渕上さんと

太鼓談義



昔話に花が咲き、楽しい1日となりました。


皆さんお疲れでした




明日6月13日(土)は、高木ホタル祭りが開催されます☆

2015-06-12 21:18:48 | 9.山里の四季・風土

九州でも有数の蛍の名所となっている黒川は、

5月の下旬から6月上旬にかけて、天然のゲンジボタルが飛び交い、

数万匹のホタルの鑑賞が出来ます。

一番ピークを迎えるのは今週末から10日前後でしょう!!


県道588号線、共星の里から約1k下へ

旧高木中学校跡地には、

地元の「ジャンボ焼き鳥」の出店が出ており、

その近辺から約3kが名所です☆



現代社会の慌しい毎日を過ごしていると、

自然に目を向ける時間も惜しいほど・・・。


この静かな中で聞こえてくるのは、

川のせせらぎ・虫や蛙の鳴き声・・・。

暗闇の中に身を置き、

そっと自然に寄り添うと

この世に生きとし生きるもの、全てに向けての賛歌にも思える光景に

出会えることでしょう!

素晴らしい幻想的な、ホタルの瞬きを肌で感じで下さ~い。

 明日6月13日(土)は

第23回 高木ホタル祭りが音楽館で開催されます!

午後6時~音楽館にて

主催 高木地区コミュニティ協議会 村づくり部会

地元の団体によるのど自慢大会 etc.

会場 音楽館 TEL0946-29-0345


地元の方が、ふるさとの自然環境を守りながら、

美しい川の環境を維持しております!

皆様もゴミのポイ捨てなどの行為のマナーを守って下さいね☆






















黒川院座主慰霊祭・直会 無事に終わりました☆

2015-04-30 19:22:46 | 9.山里の四季・風土


 共星の里は藤の花が7部咲き!




 
淡い紫の花がとっても綺麗です。

 そんな中、お天気にも恵まれ

 英彦山神宮から、宮司さんと氏子さんたちがお越し頂き、

 今年の『黒川院歴代座主の慰霊祭』の様子です
(写真は携帯からのお写真です。




 粛々と進められます。
















 共星の里の代表の尾藤長司と作家の八尋晋さんと
                  
 昨年、英彦山神宮で狂言を奉納した吉良君も参加させて頂きました。

 この後、共星の里でのなおらいです。

 今回も館内の常設展を鑑賞して頂き、「ネクサスー紙による表現展」も

 じっくりと観ていただき、これがみんな「紙」で出てきているとは・・・。

 凄い!綺麗!という感想を連発!!

 大変、関心されておりました☆


 そして旧講堂のレストランで直会が始まりました。

 直会とは(神様のお力を感じさせていただきながら、皆で昼食を囲む事)



 皆さんそれぞれ、村のためにがんばっている方々!


 役職の方々をはじめ、区長さんやPTA・老人会の代表の方です。




 有難い御神酒を酌み交わし、和気藹々と和やかに会は進みます☆

 私が黒川小学校へ通っていた子供のころは、

 学校の行事としてこの慰霊祭に毎年参加しておりました。


 当時は、たくさんの山伏の方々が吹き鳴らす、ほら貝を吹く音にびっくりして

 何か目に見えない力を感じたものです。

 お酒も進むと

「えっちゃん!お母さんに、よ~似て来たな!」一言から

「ま~座んない!」始まり 懐かしい45年前の面影のおじちゃんやおばちゃんに会い

 当時の私の小さかったころの様々な出来事、父・母の時代・祖父の時代ことなど、

 昔のエピソードを懐かしく話してもらい

 時代は巡り、ご縁に感謝しつつ、

 時の経つことの早さと共に、いつまでも皆さんに元気で、長生きしてほしい気持ちと

 この地に残して活きたい事が、ここにはある!との想いが膨らむ

 有難い時間を頂きました
 


「ほんならまた来年!」と言って、にこやかに皆さんお帰りになりました。

 お世話役の高木コミュニティのみなさん、本当にお疲れでした


 共星の里は第9代の座主のお住まいだったとされております。

 この会の裏方で、たくさんの方々が会の準備に手伝って頂いております!

 前日、たけのこを掘る時間が無いな・・・。と思っていたら

 村のおじちゃんが「竹の子は要るなあ?」「掘ってきちゃろう!」と
 
 嬉しい事に声をかけて頂いた!!

「大きくなったところは捨てない!」となんと20本以上も頂いた

 山を整備も兼ねての最後の竹の子だそうだ!




 採れ立てを湯がく為、下準備中

 「明日は米を4升炊くからね!」と母に言うと

 「4升!私も昔はよく毎日したものね~!」とポツリと話し出す・・。

 家を継いだ父は9人兄弟!

 母が黒川に嫁いだ頃は、父の弟や妹はまだまだ小さかった。

 数年前に亡くなった叔父はまだ中学生だったそうだ。

 太り下がりの兄弟達。朝3升のご飯を炊いて、弁当を8個毎日作っていたと・・。

 今みたいに電化製品もあまり無い時代のお話何時に起きていたのだろうか?

 今年で母は81歳!明日は味噌を手作りすると、張り切って話す





 数年前からお手伝いしてくれている、高木駐在所の奥さんの晃子さん、

 実は今年移動で福岡市内にご主人が転勤になり、駐在所を変わられたのですが、

 黒川が大好き!!と言ってもらい、

 わざわざ福岡から、朝早くからお手伝いに来てくれました!

 そしてなんと

 今度4月から、新築したてのピカピカの高木駐在所に来られた、由起ちゃんもお手伝い!!

 由起ちゃんは結婚4ヶ月目の新婚さん!これからよろしくお願いします



 厨房では

 ワイワイと楽しく作業しております!!
 
 今年は柳センセーがアメリカへ出張で留守ですが、

 柳センセーのお姉さん!!今回揚げ物担当!!ご主人は小学校校長先生でもあった方で

 実はこの黒川小学校に6年間勤めていた、調理師さんです

 そして黒川のゆっこさん、代表も御神酒の用意!


 そしていつも、浄化が大切!!

 お掃除を率先してやってくれる作家の八尋晋さん

 去年の慰霊祭からのご縁で

 なんと埼玉からわざわざ帰省して頂いてお手伝い頂いている

 岩下照房さんと

 奥様の美幸ちゃん


 忙しい時は声かけて!!っていつもいつも気持ち持ってお手伝い頂き、

 ありがとうございます

 よしえちゃんの旦那さまの吉良君と息子の孔ちゃん

 ここには参加してないけど、

 クマちゃん、守口ちゃん、涼子ちゃん・ユイショウ君・・・・。

 マニアルなんか何も無い!何が大切か

 自分たちで創り上げることの大変さも素晴らしさも解っている仲間がここにいる
 
 

 たくさんの方々から支えられて今の共星の里があります。


 今日の良き日を迎えられ、いにしえを頂き、
 
 無事に終えたことすべてに心から感謝致します