廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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2022年3月1日 開館しました!

2022-03-09 16:40:26 | 3.05~24年の企画展告知&展示


梅の花がやっとほころび、里山にも春の息吹が感じれます。

冬期休館を終えた共星の里は2022年は3月1日から開館しております。

早速、家族連れのお客様やカップルなど、

多方面からご来館頂いております。


はじめてガイド本を買ってこの朝倉にお越し頂き、

ナビで来てびっくり!!

「こんな山奥とは⁉ 道路も工事中でトラックがいっぱいなんですね。」
そう言われて、5年前の災害のお話し、
グランドの岩が流れてきたことにまたまたびっくり!!
「ご説明をしますね!」と言っていつものように館内をご案内。

「アートはお好きですか?」と尋ねてみたら、

「なんだか難しくて…。」と言われる。

「そう思いがちですが、作品の見え方はさまざま、
どうな風に見えて感じるかはその方しだいなので…。
想像力を思い切り使ってみて下さい!」って伝え、

「これは何かしら❓あれは❓」と疑問がわいてきた。

はじめて聴く蓄音機の音色に興奮気味!
音の歴史を話し、ソノシートのレコードを懐かしく思い出された様子
子供たちにとってはこのペラペラのレコードがら音楽が聴けることにびっくり!
「ノスタルジックな音色が好きだ」とお母さま。

歴史と共に音楽の環境も一変してる時代。レコードを知らない子供たち
レコード針が戦争中は鉄がなくなり、竹針になることも…。
これも過去の歴史。
「そんな時代があったなんて嘘のようですね。」




押し込んでいた何かの蓋が開きはじめた。

見るものから命が吹き込まれ、会話が生まれ、鼓動をならし感じめる。

同じ方々とは思えない程に表情が豊かに変化している。

災害のパネルを見ながら、廃校のこと、アートのことを話し
作家が作る作品の映像を見て
帰り際、
「子供たちがワークショップそしたいそうです。
今からでも急ですが、大丈夫ですか?」

「もちろん!」大丈夫です!



完成まで一緒に作業を手伝い、家族団欒!
笑顔が溢れていた❣

「とっても良い時間だった」とご両親

アートには力があり、
観るものを豊かにする。

確かにそこに何かが生まれる瞬間に出会う。


何気ない日常の大切さ。
それを過ごせることは本当にしあわせなことですね。

是非、またお会いできますように、良いひとときをありがとうございました。