廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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黒川院歴代座主慰霊祭が開催されました。

2018-04-27 17:48:26 | 9.山里の四季・風土
新緑と藤の花が満開の4月22日(日)歴代黒川院の歴代座主の慰霊祭が開催されました。




今回は、昨年の北部豪雨災害後の神事というこで、格別な想いがありました。


晴天にも恵まれ、高木地区のコミュニティーの各種団体の役員の皆さん、三奈木小学校・十文字中学校
 
の校長先生など、黒川協議会の会長さんを中心に、英彦山神宮の宮司高千穂様、氏子代表の皆さまをお迎えして





黒川院の歴代座主の御霊に、この黒川の地の「鎮魂と平和」をご祈念頂きました。


災害のため、この地域を離れ、

仮説住宅やみなし住宅に住んで生活されている皆さんが、どれだけ参加されるか不安だったのですが、

こんな時だからこそ、街から通っても慰霊祭を開催したいという想いがあったと伺っております。

慰霊祭もつつがなく終了し、その後、共星の里にて直会が行われました。









被災された中で久々に皆さんが一同に集まって酒を酌み交わす…。

私たち共星の里にとっても思い入れがありました。



水道ポンプが流され、本日に間に合うか…。また、タイプカプセルの開封式のように水の無い中での作業かと不安でしたが、

お蔭様で水質検査も一発で通り、飲み水にOKが出ました!!

水の無いなかでの作業から比べると本当に楽で、日常の些細な当たり前のことが、いかに大切でまた贅沢かと

水道をひねると水が、お湯が出る生活のありがたさを前回手伝って頂いたメンバーと「今回は楽ね~!楽ね~!」と言いながら

いろんな思いがある中で、災害になったからこそ感じる事ができる!!+プラスの発想☆彡を大切に

ひとつ、ひとつ心を込めてお料理をお作りさせて頂きました☆彡





英彦山神宮 宮司さまのご挨拶を頂き



皆さんのお顔から笑みがこぼれて、会話も弾み、「共星の里が受けてくれて良かった!美味しかったばい!!」と

お礼の言葉を頂き、共星のスタッフも安堵いたしました。



只今開催中の〈鎮魂の輪〉作家、三重からお越しの瀬古清美さんと

ゲストキュレーターの大阪の岩野さんを皆様のご紹介し、展覧会を直会の後にご覧頂きました。



お手伝い頂いた皆様、お蔭様で今年も無事に終了することが出来ました。お力を頂きありがとうございました。



高木駐在所の新婚さん!熱々です♡



赴任早々、奥様のトモちゃんもお手伝い頂きました。

関係者の皆様、お手伝いを頂いたみなさま

お疲れさまでした。


この日を忘れずに復興を願って、明日へとまた一歩、一歩、前進して参ります!






アトリエブラヴォの皆さんがボランティアに来てくれました!

2018-04-15 13:48:10 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
春の息吹を感じる黒川。

災害から流れ出した流木にも

種を落として菜の花が咲いています~♪



小さな命があちらこちらに芽吹き立つ




蓮華の花にミツバチも集まって、命の合奏が始まっております。

そんな中JOY俱楽部のアトリエブラヴォのメンバーがボランティアに来て頂きました!



彼らとのお付き合いは、かれこれ17年前から始まります。



共星の里で展示会を2003年に開催しました。



きっかけは、この一枚のチラシ!!

シンポジウムからのはじまりです。







今回の災害でいち早く駆けつけてくれた「工房まる」の樋口君をはじめ、

福岡の福祉のアートシーンを代表して、


その枠組みを超えたレジェンド的存在である彼ら。


その活動は素晴らしいものがあります。


共星の里も彼らのエネルギーある作品に魅了され、原鶴温泉でのアート展「福祉+アート+観光」を繋げたイベントを



2003年から原鶴温泉組合さま主催で開催し、3年間に渡り企画。

原鶴温泉にアートをちりばめ、数々のイベントを繰り広げて参りました。





温泉でお湯につかり、こころもハダカ、からだもハダカ になって障がいがあるとか、無いとかではなく

人が表現するすばらしさ!を感じてほしいとの思いを込めてのアート・イベント展☆彡




地域の小学生とコラボしてフラッグ作りをしたワークショップ!でのバザロの展示!

一つ・ひとつが思いで深いイベントとなりました。




あれから数年が経ち、


久々に会うメンバーのは

「お家も、田んぼもみんな、みんな 流されたね!!共星の里大変だね!

僕たちがすること、ここでまだまだ、たくさんあるね!!」と共星の里に着いての第一声。


メンバーは見慣れない風景にとても戸惑っていました。



身体をつかっての奉仕作業!



朝倉の災害のためにご尽力頂いている

災害ボランティアセンターの「チーム絆」の山野さんのご指導のもとドリンクをも差し入れ頂き、






















慣れない作業で大変だったと思いますが、災害で流れた自家菜園の畑を今回場所を移して作ることができました。

帰る際、楽しかった!!また来ます!と笑顔で答えてくれました。


前回から災害支援に関わって下さっている全ての皆さんも本当に本当にありがとうございます!



JOY俱楽部の緒方理事長さまも自ら泥かきを何度も職員を連れて災害支援活動に来ていただきました。

数々のご支援を本当に心から感謝申し上げます。

「廃校の教室で語らう、アートと自然と縁(えにし)と…。」あの頃に戻って

また、ここから「こころハダカ・からだハダカ」の気持ちを大切に

全てはここからはじまる!





夏野菜!期待してください~☆彡




Jerod IN kyouseinosato!!!!

2018-04-14 17:31:15 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
4月1日、北部豪雨災害からまもなく9か月が過ぎようとしていた。

共星の里にスペシャルゲストが来館した。



何か出来るわけでもありませんが、お会いしたい。

共星の里に少しでもボランティアのお手伝いが出来ることがあれば、長靴を持っていきます!

伺わせて頂きたい…。先日の講演はこんな一通のメールからはじまった。

忙しい日々を送っているお二人、あの災害から何もしていないのが気になって…。

じっとしていては何もはじまらない。とにかく,共星の里へ行ってみよう!と思って
予定を入れたそうだ。

現地を実際に見ると、映像・報道TVでは伝わらない自然の猛威、二人はその現場に立ち、

まだまだ手つかずの災害の爪痕に唖然とし、只々涙が溢れたと語った。


今回の目的は共星の里の災害復旧の体を使っての奉仕作業だったのだが、




彼はニューヨーク出身の現役ストーリーボードアーティスト。

米国ユニバーサル・スタジオ本社所属。

映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」、「ミニオンズ」を始め一連のミニオンズ・シリーズ、

大ヒットした「ペット」、「アイス・エイジ」シリーズ、「リオ」シリーズなど、

数々のハリウッドアニメーション映画にてストーリーアーティストを務める。

「ペット」ではアソシエイト・マーケティング・ディレクターも兼務。

現在アメリカで製作中の「ペット」の最新作、「ミニオンズ」の最新作にもアーティストとして参加している。

今回は忙しい中でのスケジュルを調整しての2日間。

せっかくお越しいただけるなら、ミニオンズのことなど、

ハリウッドアニメーション製作のお話をしてほしいとダメもとでお願いしてみた。


すると
彼が共星の里のことを話し特別に米国ユニバーサル・スタジオ本社より、

正式に”ミニオン”の使用許諾を得て、今回実現致しました。


家族と離れてこの黒川に入り災害ボランティア活動をされている方々に頼まれ、

気軽にサインに応じてくれる とってもフレンドリーな優しい心の持ち主☆彡



あの災害から9ヶ月が過ぎようとしている中、

希望を持つことの大切さ、諦めないこと。生きる勇気をお二人から頂き、

ここに集まった皆さんの心の記憶に残る一日のなりました。



全ては「一枚の絵からはじまる!」生み出す力を頂きました!



ジェロッド・そして彼の言葉をわかりやすく、思いを込めて通訳してくれる一葉ちゃん

本当にありがとうございました。

お二人の真心に感謝申し上げます。



その様子は西日本新聞に4月2日に掲載されました。