KAZUさんのイベントプログラム用コメントをご紹介
キリストvsイスラムか、資本主義大国vs発展途上小国か、はたまた、野望・欲望のなせる業か、泥沼に入ってしまった戦いは、様々な姿で果てしなく続く。ある国の子供は、日常化してしまった戦争の真っ只中にある。あたかもそれが、あたりまえの世界であるかのごとく認識して、戦士になるのが将来の姿と思い込んでいる子供が存在する。なんと悲しい現実か。でも嘆いてばかりは居られない。意識を持って平和を念ずるしかない。それがたとえ今回の「ゼロセンガ、ハトニナルヒ」という小さなライブインスタレーションであっても、会場の一人ひとりが真に平和を求め和を広げてゆけば、遠くの戦場に声が届くであろう事を確認し、祈るしかない。
それぞれの小さな平和がいずれは大きなうねりとなり、戦場を安住の地へと変えるぐらいのパワーに変化させたいのもです。
それには、経済的・文化的・政治的さまざまな分野での心のこもった交流が必要であり、理解が必要になる。
そして遠からず「平和を叫ぶことの無い穏やかな日々」が全地球を覆い包む事を願うばかりです。
柳 和暢
描き終えたKAZUさんのタイミングに必死に合わせながらいっしょに布を引き上げた私も、
次の第3章で初めて全景を見て気づきました。
「あ、ゼロセン描いてたんだ。」
KAZUさんには珍しく具象でいったとは....。今回のイベントへの思い入れが伝わってきます。
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