廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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ご縁繋ぎ!ブルーベリーの苗をミュージシャンの喜多郎さんが植樹

2020-07-17 15:57:49 | ETSUKOの部屋
今回の大雨で南九州はもとより、
お隣の日田・天ケ瀬・湯平温泉地域。
また、原鶴温泉も大変な被害に…。
災害に遭われた地域の皆様に
心からお見舞い申し上げます。

7月15日高木地区のコミュニティ協議会の役員会に代表が出席。
3年前の九州北部豪雨災害の復旧工事は黒川地区11か所
佐田川10か所、疣目川4か所あり、
まだまだ、復興まで時間がかかりそうだ。
世帯数も黒川地区55戸数。佐田地区68戸数。
全体で123戸数。

災害がもたらした影響は拭えない。

疣目地区は危険区域でこの地域での暮らしはできなくなった。

災害の時、地域の方々がみんなで協力し合って行動し、この地区の全員12名が一緒に
寝泊まりをしながら同じ屋根の下で食料を持参し生活し、災害当日から5日目に救助されたことは
本当に日頃のコミニケションの成す技。
素晴らしい助け合いの精神のたまもの。
不幸中の幸いである。

田舎ならではの日頃の隣近所付き合いが効した防災である。

その最後の舞台となった家が先輩のkちゃん家。

仮設住宅での暮らしが続く中、疣目のご両親が住んでいたころに、(人が住めなくなったところに)
昨年の10月。
この黒川小学校の卒業生で一級上の先輩kちゃんが
ブルベリーの苗を植えに行って、
余ったから共星の里に植えないか?
と旦那さんと一緒に
来てくれた。

ちょうど、喜多郎さんが共星の里に遊びに来てくれていたので、

喜多郎さんに2本のブルベリーの苗を植樹してもらいました。

まだ、この時は東屋はここにはない。









あれから9カ月が経ち東屋「泰庵」の真正面となった場所に








本日2020年7月17日





すくすくと成長し、大きな実をつけてくれました。

この災害で

たくさんのものをなくしたが、この黒川復興ガーデンと共に

想いを受け継ぐべき、

ここに記念樹として存在する。

本日は久しぶりのお天気

このガーデンも草の成長が半端ではない

柳センセー、お手製の鎌で



須佐之男命のごとく、

ふりかざす!(笑)





もうこれ以上雨よ! 降らないでおくれ!と。

あの平成29年7月5日豪雨災害から3年。

2020-07-05 17:10:42 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
今日はあの平成29年7月5日九州北部豪雨災害からまるまる3年。

朝倉市、東峰村など、大きな災害をもたらしました。

共星の里がある朝倉市黒川地区はわずか9時間で774mmという

最も多い雨量を短期間で観測したと記録が残る。

まさか!黒川でこんな災害が起きるなんて⁈

今までに経験したことのない事態。

あの日を誰が予想できただろうか?



昨日は、また熊本・鹿児島での豪雨。
本当に心が痛い。


九州北部豪雨災害はもとより、西日本豪雨、

今回の熊本・鹿児島での災害で犠牲になられた方々とそのご遺族に対し

心から追悼の意を申し上げます。



亡くなられたFさんのところへお参りを。







不思議なくらいの静けさ。




お参りを済ませたら、小雨が降りだしました。



お隣のFさんが自宅があった場所に3年前に桃の木を植樹されたのだが、

大きく成長しておりました。

本当に自然はすごいとおもう。


緑ひとつ無かった日から復旧も少しづつ、進んでおります。



3年前は朝倉だけがなぜ?と思っていたが、

あれから日本各地、いや世界で様々な自然災害が起きている

今、どこで何が起きるか本当にわからない。

3年前災害の様子です。⇐(こちらをご覧ください。)

またその後お世話になった方々や経緯も追ってご覧ください。


最近になって代表が言うには、もしかしてあれは夢か幻か…。

あの日、代表は、私たちより先に共星の里を三奈木方面に下りて出て行った。

経験したことのない真っ白く煙が上がるほどの大雨の中、あまりよく見えなかったが、

川の岸に白い服を着た老人が「こっちへ来ては駄目だと引き返しなさい!」と告げたそうで…。

その方のお告げで引き返し、共星の里へ私たちを呼びに来て

車2台で私たちは奈良谷線を山田の方に下りて行き、

こちらも危機一髪、あの土石流が発生する5分前に下りて難を逃れました。

見えない力が働いているのでは…。そんなありがたい気持ちを頂き

不思議な出来事がこれは、偶然?

それとも必然?

へーーーここに繋がる。

そんなあれから3年の月日。

3年が10年分のように、この災害でいろんなことを経験致しました。

まだまだ復旧・復興のなかにおりますが、

ご縁頂いた多くの方々、皆様の支えがあって、今この時を

今日も元気で共星の里を開館し過ごしております。


本日7月5日のお客様にも廃校のこと、災害こと

復興ガーデンのこと、赤い石こと

英彦山との歴史、アートこと…。

蓄音機の歴史

話は尽きない。



最後は、泰庵に繋ながり、皆さん深呼吸。






あの災害で無くしたものもありますが、

あの経験があってからこその繋がるもの、得るものもあることも学びました。

多くの方々の尊いお心を頂き、そのお心を胸に

ひとつ、ひとつ。一歩、一歩。

この共星の里にお越し頂だく皆様とあの日、何が起きたのか…。

お一人お一人の会話のなかで

肩肘をはらず、キャッチボールしながら、

お話し出来ることを続ける。

自分の身のまわりから…。できることを、出来るところで。

それもあの日を忘れない、風化させないことと信じ

黒川を照らしていくことにつながるのでは…。

あえてあの災害を体験した当事者だからこそ

災害の怖さと防災の大切さを!!実感し、

本当に

なにより一番皆さんに伝えたいのは

”今を” この瞬間を本当に大切に生きてほしい!!







紫陽花がとっても雨に濡れて鮮やかな季節、

再生と循環を願って

今回、共星の里のガーデンにたくさんの紫陽花を挿し木致しました。




この日を忘れないためにも

献花をこの大地に致しました。

この祈りがどうか繋がりますように。













九州北部豪雨災害はもとより、西日本豪雨、

今回の熊本・鹿児島での災害で犠牲になられた方々とそのご遺族に対し

心から追悼の意を申し上げます。

2020年7月5日

共星の里スタッフ一同 拝


県道588号開通のお知らせです。

2020-07-03 15:51:59 | 平成29年7月5日九州北部豪集中豪雨
お知らせいたします!

令和2年3月26日より、全面通行止めだった寺内ダムから県道509号→西原を→県道588号(甘木吉井線)は
6月30日の2時より全面通行止めが解除され、この区間の工事も完成致し
開通いたしました!!



今まで仮道で川底を通行していたのかと思うと


景色がまた違って見えます!



一か所だけ、かけ崩れの箇所があります。
また多くのほかの箇所の工事を行っている状況ですので
通行の際はトラックなどの対向車にどうぞお気を付けてください。