廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
左下のお好きなカテゴリー(1~16)毎にどうぞ!

「2011日韓現代美術交流展」

2011-07-23 00:49:13 | 3.05~24年の企画展告知&展示

第2回黒川INNトリエンナーレ「2011 日韓現代美術交流展」

7月27日(水)-8月28日(日)
※27日(水)17:00~ オープニングレセプション開催(会費:3,000円)
 (詳細は共星の里へお電話下さい TEL.0946-29-0590)


日韓の交流がまだ儘ならない80年代初頭から、北九州市と韓国・大邱市にて交互に開催されてきた
「日韓現代美術交流展」。
この草の根的作家交流から深められてきた友好関係は、アジアの中の日韓関係で今後も益々求められる両国の文化交流に大いに役立つ事と信じています。
 本展の美術文化の交流が、美術や文化の理解と発展、日韓両国の絆や友情を深めることに繋がることはもちろん、未曽有の大災害で国難といえる状況の中、この交流を決して途切らせる事無くここで開催する事で、今こそ九州に何が出来るか、アートを通して出来る事は何かを考えるきっかけにもなれば幸いです。

日 韓 作 家 交 流 の 会(韓日現代美術交流展実行委員会)


参加アーティスト
【Japan】
◉狩野信喜◉四宮佑次◉為頼雄◉文川和◉柳和暢◉村井ひとみ◉本田卓
◉伊砂正幸◉白瀬昌子◉井口圭介◉内田順◉玉田一陽◉JOM HAA
【Korea】
◉ROH, In sik◉KIM, Kang Rock◉KIM, A Young◉LEE, Hee Ryoung◉KO, Eun Hee◉BYUN, Mi Young
◉SUH, Jin Gook◉SONG, Kwang Ik◉KEE, La young◉JUNG, Tae Kyung◉PARK, Jae Geun

○主催/日韓作家交流の会(日韓交流展実行委員会) ・韓日作家交流協會
○共催/共星の里 黒川INN美術館・NPO法人 北九州市国際文化交流協会
○後援/在福岡大韓民国総領事館・朝倉市・福岡県教育委員会・ファッション ロジー
○協力/韓国大邱市東区立文化体育会館


振替休館のお知らせ

2011-07-18 12:22:21 | 3.05~24年の企画展告知&展示
スタッフよしえです☆

7月20日[水]は、18日[祝・月]の振替として
お休みさせて頂きますので、
お間違えの無いよう、宜しくお願い申し上げます!

そして、現在開催中のTricia Tierneyさんのパステル絵画展と
富樫実さんの「空にかける階段」展はいよいよ24日[日]までとなりました。
穏やかな気持ちになれる展示ですので、どうぞお出かけ下さい☆

そして、次回の企画展は、7月27日[水]~8月28日[日]まで
第2回黒川INNトリエンナーレ「2011日韓現代美術交流展」が開催されます!
詳細は近々お知らせしますので、乞うご期待!!



今週半ばは、大型の台風が近づいてきますので、
ルートに当たる皆様は、くれぐれもお気をつけ下さいませ。
では、また!!

直会(なおらい)のキッチンは目まぐるしい!!

2011-07-18 12:11:22 | 9.山里の四季・風土
スタッフよしえです☆

また少し日にちが空いてしまいましたが
黒川院歴代座主慰霊祭の締めくくりの直会(なおらい・なおらえ)の
様子を少しだけ。。。
(*直会の意味は先日の記事をご覧下さいませ☆)


というのも、今回初めてお受けしたこともあり、
会の運び方がよく掴めていなく・・・
キッチンではてんてこ舞いをしていまして、
慰霊祭に参列させてもらったスーツ姿の柳センセーまでもが
お運びなどのホール係をフルでしてもらっていたので、
写真があまり撮れなかったのです~



この日のメニューは、このオードブル(全~て手作りです☆)・
タケノコの煮物・タケノコの木の芽和え・白和え・季節の野菜と山菜の天ぷら・
しし汁・味ご飯のおにぎり・銀杏とワカメのおにぎり・お漬物 
などなど 80名様分!

写真に残っていないのが本当に残念なのですが、私共我ながら
良い出来栄えだったのではないだろうかと思っておりましたところ、
当日もですが、後日「本当に皆さんに好評でした!」とのお言葉を頂き、
嬉しかったです


ちなみに。
この地区の催し事でのお酒は、ほとんどが日本酒なんですよねー。
今回は特に神事ということもあり、本当に日本酒オンリーなんです!
九州はこれだけ焼酎が定着しているというのに、ここだけは不思議~。
昔ながらの光景とお酒のなくなるスピードに、目が点になっちゃいました

でも!注釈しておきますが、飲み方が悪いのではなく、
会が始まったら一気に飲んでしまって・ご飯食べて終わりっ!
と言う感じなんです。
お酒をたしなまれる方は大体、お酒飲んでおかずをつまみながら
最後にご飯で締めると思うのですが、
こちらでは、お酒が猛スピードで無くなると同時に、
おにぎりまでもが超速で無くなるという、私から見たら不思議な光景でした
でも、お世話人さんにお聞きするとこれがここでは通常なんだとか。。。

同じ九州・県・市の中でも、他の地域からするとビックリするような、
そこそこの土地ならではの独自の風習があるんだな~と
改めて感じるひとコマでした


直会が終わり・・・
お世話係の方々とご一緒に、私たちも食事をとらせてもらいました☆

共星の里にご依頼下さったお世話係の皆様、有り難うございました~!!

そして全ての片付けが終わったのは夜。
ここで紹介するのを少しためらったくらいの疲れきった顔ですが
英彦山神宮さんから頂いた有難~~い『福豆』を手に笑顔☆

上の写真に写ってます、お手伝いに来てくれた美枝香センセーと
手柴さん、お疲れ様でした~!!
なおみ姉さんも、みっちりお手伝い有り難うございました


そんな訳で、このようなケイタリングもご予算に合わせて受け付けますので、
気になった方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さいませー☆

慰霊祭後の発掘物の説明

2011-07-13 16:44:25 | 9.山里の四季・風土
スタッフよしえです☆

黒川院のお話、続きますので付いて来て下さいね~!


共星の里のレストランに移った皆さんの前で、
発掘現場から出土した品々のお披露目と説明がありました。



種類別に分けられて大事に保管されています


これはみんな大好きな、動物の出土品☆
ここのキャラクターにしたいくらいです!!

『犬』





『猿』


『カニ』


こんなにキュートで人懐っこい愛らしい姿の動物が
神の遣いだとしたら、ここ黒川って本当にステキ~
って思いませんか?!


説明に聞入る住民の皆さんの表情も真剣です



さぁ、この後は直合(なおらい)の始まりです~☆

黒川院について

2011-07-13 16:13:45 | 9.山里の四季・風土
色んな資料を基にまとめてみましたが、
万が一間違いなどありましたら、関係者の皆様、
お知らせ下さいませ。。。



英彦山の記録によると、平安時代の819年(弘仁10年)に
彦山が嵯峨天皇より寺領七里四方を与えられ、彦山の荘園となったとされています。
中世南北朝時代の1333年(正慶2年)12月、後伏見天皇第6皇子長助法親王が
南北朝の戦乱を逃れ、彦山の座主(ざす)として入御され、
その館を上座郡黒川村(現在の朝倉市黒川)につくり「黒川院」と称したとされています。
この長助法親王から舜有法主まで14代の座主が黒川に館を構えました。

1578年(天正6年)、当時の座主・舜有法主は、北部九州を押さえていた
豊後の大友家に対抗していましたが、筑前夜須郡の秋月種実が彦山に背き、
同年12月には黒川院も秋月軍により焼き討ちされ灰燼に帰しました。

その後、15代彦山世襲座主深有尼の時代の1587年(天正15年)の
豊臣秀吉による九州平定の後、彦山は領地を没収されてしまいます。
筑前に小早川隆景が入った後一時期同家により当地を寄進されますが、
再び取り上げられてしまい、座主は黒川を去ります。
この記録から、黒川院は約250年もの間続いており、
また、天皇家からの皇子が来られたことから、
位の高いお方が使っていたであろう様々な品物が発掘・出土しています。 


また、彦山修験道の即身即仏を念ずる参龍修行場として、
「彦山流記」では49か所の霊窟をあげており、
黒川の岩屋権言もその1つといわれています。
なんで、こんなところにこんな岩が?!というような、
この地の山の大きさからすると大きすぎるくらいの
岩が祀られていますよ!

なお、彦山神領・彦庄内の各村に置かれていた彦山麓七大行事社の一つである
黒川高木神社は、平安時代822年(弘仁13年)の創建と伝えられています。
10月29日を中心に前後数日間行われるオクンチは、筑前朝倉の宮座行事として、
福岡県の無形民俗文化財にも指定されています。




遅ればせながら4/29の黒川院歴代座主慰霊祭の様子

2011-07-13 12:47:45 | 9.山里の四季・風土
スタッフよしえです☆

事務仕事や次回展示の準備に追われ(またまた言い訳ですっ!)、
ずっと先延ばしにしていたブログの更新を頑張っていきますので、
もう春のことですが、皆様お付き合いの程を


春に黒川で毎年行われている儀式が、4/29に執り行われました。
ここ黒川には、彦山の座主が初代から14代まで居を構えていたと言われています。
現在の英彦山神宮の宮司さんと氏子さんたちがお見えになって、
その歴代の座主を弔う為の慰霊祭が毎年行われているのです。

で、その黒川院についてはまた別記事で!



慰霊祭は、共星の里のすぐ近くの地区の馬場公民館で行われています。


地区の方々が、慰霊祭の準備で飾り付けをしておられます。


この慰霊祭が始まると、そこからは粛々と進んでいくのです。
聞こえてくる言葉は、祝詞のみ。
最後まで一切口を開かずに事を進めます。







そしてお供え物も順々に手渡しで運ばれます。



参列者ひとりずつ拝みます。


そして最後にはお供え物をまた全て頂きます。






実は、共星の里も毎年お誘いを頂いていて、
今年は代表の代わりに柳センセーが列席させて頂きました。
そして、この貴重な写真を収めてきてくれました!
この時間のこの空間だけ昔にタイムスリップしたような、
神聖な空気が漂っているんでしょうね~・・・。

それで、毎年のことなのに、なぜ今年初めてこうして
ブログでお伝えしているのかというと!

この慰霊祭の後に列席された皆さんや地域の住民の皆さんでお昼を頂く
“直会”(「なおらい」「なおらえ」という宴会で、神と人とが共に食事をして、
神様の力の一部を自分にちょうだいするというのが意義、目的)の為、
今年初めて、その用意を共星の里にお願いしたいとお頼みがあったからなんです!!
本当に有難いご依頼で、私たちも身の引き締まる想いで、
しかも、楽しく嬉しく準備させて頂きました。

それがこのキッチンでの様子☆


こんな大それた歴史ある行事に関わらせて頂き、有り難うございます!!

この慰霊祭の後、共星の里のレストランにて、
黒川院跡からの発掘物の紹介などがあり、
最後にお昼ごはんとなります。
その様子もちゃんとお伝えしますね!



ちなみに、ちなみに。
昨年はちょうど、船尾修さんの写真展「カミサマホトケサマ」が開催中で、
船尾さんはじめ、前日の夜にスペシャル対談のイベントに来て頂いていた
作家の田口ランディさん・風の旅人の編集長の佐伯剛さんと共に、
お連れの方々もこの慰霊祭に列席されたのでした!
私も参加したことないのに羨ましい~!!と思ったのを思い出します。。。
その後、英彦山神宮の宮司さん方に船尾さんの写真や館内を見て頂き、
ここがご縁でまた新たな出会いがあり、
院が発するパワーに皆惹きつけられているのかしら?と思う一時でした☆

今年も暑くなりそうですね~!!

2011-07-13 12:21:38 | 9.山里の四季・風土
スタッフよしえです☆

やっと梅雨が明け、一気に夏モードの共星の里です!
とは言え、梅雨明けが例年よりも早いですね~。
セミが待ってましたとばかりにあちらこちらで声を上げています♪
とりあえずは夏の幕開けのお知らせです☆

長雨で元気のなかった畑の野菜たちも、
ここから本領発揮の様子で、実を熟していってます!
今年は、柳センセーが色んな種類のトマトを植えてくれたので、
収穫が楽しみ~
一番に植えたバジルが雨でヤラレてしまったので、
第二陣のバジルもどんどん成長してもらって、
レストランでのジェノベーゼに貢献してもらわなければ・・・!



そして、こちらは先程撮ってきました、黒いトンボ。





調べてみたら、カワトンボ科の“ハグロトンボ”というものみたいです。
主に清流なんかの周辺で飛んでいるそうで、
今日は校庭にわんさか!自由気ままにフライトを楽しんでいるようです!!

梅雨真っ盛り!皆様お元気ですか?!

2011-07-05 01:35:45 | 7.STAFFよしえの部屋
スタッフよしえです☆

雨とジメジメの合間の晴れ間に一喜一憂している共星の里です!
大変長い間、本当にご無沙汰しておりましたが、皆様はお変わりありませんか??

ここのところいろいろな出来事に追われ、まったく手を付けることが出来なかったこのブログ。。。
それなのに、相変わらず多くの方がご訪問下さっていて、本当に有難いです!!
昨日は、美奈宜の杜で行われたコンサートでのケイタリングを受けさせて頂きました。
この場を借りて改めて御礼申しあげます。有難うございました。


ただいま、梅雨とは言え、とっても気持ちのいい季節となっております☆
雨降りの音・川の音・鳥とカエルと虫の鳴き声などなど、
ちょうど過ごしやすい気温で時折入り込んでくる心地よい風に、
フワぁ~と魂まで持っていかれるような気分になります。。。
(とは言ったものの私たちと体感温度が違う為、市街地の方々にとっては暑いのかも…?)


いつもコメントにご登場してくださる“たまさん”がおっしゃるように、
スピーカーから聞こえてくる音色が雨と反応して、
サティのピアノの旋律がより美しく聞こえてきそうだな~という気分です♪

雨の日は山間への遠出を敬遠さる方が多いとは思いますが、
雨の日でないと感じることのできない山間ならではのしっとりとした
緑の独特の空気感を味わいにぜひとも遊びにいらして下さいね!

お待ちいたしておりま~す☆


次こそは黒川院についての記事を書きたいと思ってますので、
やんわりとした気分でお待ちくださると嬉しいですっ。