廃校利用 山里の美術館「共星の里」

福岡県朝倉市黒川の「共星の里」のイベント情報や楽しい体験記を掲載。
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WIND MANDALA 風 曼荼羅 鈴鹿芳康写真造形作家展 開催中!

2018-09-15 21:35:23 | 3.05~24年の企画展告知&展示
虫の音に秋を感じるころとなりました。

皆さんはいかがお過ごしですか?


昨年の豪雨で心配していた銀木犀は、お蔭様で香り豊かに秋風に乗って

甘~い香りいっぱいに共星の里を包んでくれております。

秋本番です。芸術の秋の第一弾は

鈴鹿芳康氏の 「WIND MANDALA 風 曼荼羅」




鈴鹿氏は昭和63年よりピンホールカメラの撮影をはじめる。

1988年から旅をし、日本列島の海岸沿いをすべて回り、さらに海外の海、そして世界の聖地とそこに上がる太陽を撮影。

行く方向は易学で行く方向を決め偶然性を重視して行動し、

長時間露光で撮影するピンホールカメラは、自分がコントロール出来ない。

太陽を待っていても撮れる時もあれば、撮れないこともある偶然性が大きい。

撮影で出会う風景や人は偶然であるように見えて必然へと次第に変わって行くが

写真は撮るものではなく与えられものだと認識が強くなっていった

そして、その撮影の間に海岸に漂着した足下のさまざまなゴミに地球の循環を感得し採集して来たと鈴鹿氏は言う。

制作のテーマーは「循環、共生、平安」である。



ピンホールカメラの撮影の間に海岸線に打ち寄せられた漂流されたモノを集めてのインスタレーション作品

今回、

昨年の九州北部豪雨災害により姿を現し共星の里に流れ着いた巨大なピンクの石。

この桃色石を被写体に撮って頂いた鈴鹿氏の新作の他、ピンホールカメラの原理を体験できる暗室コーナーもあります。

また、10月7日には鈴鹿氏によるワークショップも開催致します。



日時:10月7日10:00~15:00 

詳しくはTEL0946-29-0590まで。

是非この機会に、お遊びにお越し下さい。


鈴鹿芳康 yoshiyasu suzuka

1947年生まれ

多摩美術大学油絵科で学ぶ


1975年 フルブライト研究員奨学金を得て、
サンフランシスコ・アート・インスティチュート写真学科に留学し、アートとしての写真を学ぶ。

1969年︎日本版画協会展 協会賞︎国際青年美術家展 日本文化フォーラム賞

1978年︎世界クラフト会議〔京都〕W・C・C展
特別賞と京都デザイン協議会賞

1989年︎京都芸術新人賞

1997年︎今立現代美術紙展’97 日本紙アカデミー賞

2002年︎日本写真芸術学会 芸術賞

2004年︎アルル国際写真祭 ディスカバリー部門〔グランプリ〕

2013年︎第31回 京都府文化賞 功労賞

2018年︎第31回 京都美術文化賞






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