オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

ホームステイ先でのトラブル アドバイス3(最終回)

2023年07月20日 18時43分06秒 | 留学

今日も、ホームステイの話になりますが、、、最後ですので、ご辛抱下さい。

今回は具体的なアドバイスです。

トラブルになりがちなのが、、、お風呂。こちらでは、お風呂がある家でも実際には使わない事が多く、シャワーを使います。

お風呂は使わない方が無難です。というのは、、、理由が幾つもあって、、、

1.こちらは深夜電気温水器やガスなどで湯をタンクにお湯を貯める方式が多いです。なので、お風呂にお湯を一杯入れてしまうとタンクのお湯が無くなる可能性があるからです。なので、ホストファミリーとしても、お風呂は使って欲しくないと思っているでしょう。

2.  お風呂のフタがなく、追い炊き機能が無い。その理由は、皆が同じお風呂・お湯を使うという習慣がないからです。なので、お風呂に入っている内に、お湯がぬるくなってくるのです。仕方がないから、お湯を入れることになるので、ドンドン水面が高くなってしまいます。湯舟からお湯があふれてしまうと困るので、お風呂の栓を抜いて、ぬるくなったお湯を流すことになります。そうしているうちに、タンクのお湯には限りがあるので、蛇口から出ているお湯もだんだんぬるくなってきます。

3.  日本のお風呂のバスタブの横は洗い場になっていて、そこでまず、体にかけ湯をして汚れを落としてから、湯舟に入りますよね。こちらでは、バスタブの横は洗い場ではなく、排水溝も備わってはいないのです。それでお風呂を使うことになったら、、、くれぐれも、バスタブの横でかけ湯をしないで下さい。一応タイル張りにはなっていますが、お湯や水で濡らすことはお風呂場を痛めることになるので厳禁です。

4,バスタブの形状も日本の様な、肩まで浸かれる深い風呂ではなく、、、どちらかと言えば、寝そべって入るものです。なので、お腹ぐらいまでしか、水に浸かれません。これでは、温まることは出来ません。水の体積に対して表面積が大きいので、直ぐにぬるくなるのです。

この様に、オーストラリアのお風呂は使い勝手が非常に悪いため、、、使われることは殆どありません。

5, また、シャワーを使う時も、5分以内で済ますことが大切です。それは、瞬間湯沸かし器ではなく、タンク式が多い為、使えば使う程、お湯がなくなり、ぬるくなっていくからです。

よく聞く苦情なのですが、、、ホームステイに来た日本人が早朝から30分もシャワーをして、お湯がなくなってしまい、家族は水のシャワーをすることになったという、ことは良く聞きます。オーストラリアでも日本と同様に光熱費が高騰しているので、くれぐれも5分以内、出来れば3分迄の、短いシャワーを心掛けましょう。

6,  シャワーから出た後ですが、、、家族一人一人に専用のバスタオルが用意されていると思うのですが、、、使った後に洗濯機に放り込むことはしないで下さい。代わりに、服を乾かすところに掛けて、乾燥させ、何度も(多分一週間ぐらい)同じバスタオルを使うのが普通です。

日本では、水はタダ同然だと認識されていますが、最も乾燥した大陸であるオーストラリアでは、水は大変貴重なのです。その為、毎日洗濯する家庭は希で、大抵の家庭では、週に1度か2度、まとめて洗濯することが普通です。

その為、下着類は毎日着替えても、服やズボンなどの上着は毎日着替えることは希で、何度も同じ服を着るのが普通です。その理由は、こちらの気候は乾燥しているため、日本と違って、通常は夏でも汗をかくことがないのです。それで、2,3日あるいは一週間同じ上着を着ていても、汗で汚れず、臭くはならないのです。

最後に、トイレについてです。こちらのトイレはいかに綺麗なタイルが使ってあっても、日本の様な高性能トイレではなく、旧石器時代のトイレなのです。つまり、お尻を綺麗にする方法はただ一つ、、、トイレットペーパーを使うしかないのです。

生れた時から温水の出る洗浄便座が当たり前の国から来た日本の皆さんにとっては、苦痛そのものだと思います。トイレットペーパーで拭くだけでは、、、不潔感は、続くと思います。解決方法としては、朝、トイレに行ってからシャワーを浴びるか、ペットボトルなどに水を入れて置いて、トイレで洗い流すかです。

こちらの国の人が、どんなに美しい洋服を着ていても、お尻はそれ程綺麗ではないかもしれません。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

 

 

 

 

   

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