今朝は友達のAさんと10時に待ち合わせて、ハイキングに行ってきました。今日歩いたコースはリスターフィールド湖という、湖の周りの森林です。この湖は南北が2キロ程で、それ程大きくはないですが、メルボルンの近くにあって、森林が周りを取り囲むようにあるので、マウンテンバイクやハイキングに多くの人が訪れる場所です。
歩き始めて直ぐに20匹程のカンガルーを見ました。5メートル程近づくと、身の危険を感じるからか、ピョンピョンと跳んで逃げていきます。
2時間程のハイキングでしたが、仕事の話やお金の話など、今回もペチャクチャとお喋りをしながら歩くことが出来て、良かったです。
やはり、人間にとって、お喋りが最高のエンターテイメントの一つではないかと思うのです。お喋りをするとストレスはなくなるし、自分を認められる承認欲求が満たされるというか、他人が自分の為に、時間を使ってくれているという、感謝の気持ちもありますし、情報も交換できるし、そして、喋る事に依って脳細胞が活性化されます。
日本では、羽振りの良いサラリーマンやビジネスマンが会社の接待などでキャバクラに行って、高いお金を払って若くて魅力的な女性とお喋りをするようですが、、、そこでは、若くて綺麗な女性が一杯何千円、何万円もする高いお酒のお酌をしてくれて、お話が出来て、疑似恋愛体験というか、ひと時の間、彼女が出来た気分になるようです。
僕は日本でキャバクラには行ったことがありませんが、そこで働く女性達は、お客さんのいうことには逆らわず、楽しませることが仕事ですから、会話の平等性はありません。その様な会話が果たして、本当に楽しいのかと思うのです。もちろん、会話を楽しむだけではなく、若い女性と一緒にお酒を飲んだりして、「俺はモテる」と、一時の疑似恋愛体験を錯覚できるのが、楽しいのでしょう。
しかし、その為に、数万円、或いは数十万円も払う人は、、、余程のお金持ちか、又は、羽振りの良い会社なのでしょう。
ここオーストラリアでは、キャバクラというビジネスは聞いたことがありませんから、ないのだと思います。パブやバー、つまり、お酒を飲む場所に行って、そこに来ている知らない異性と会話するということはありますが、それは、両者が平等な立場で会話をするということです。お酒にはお金を払いますが、お喋りをしてもらう為に、異性にお金を払う訳ではありません。
多分その理由は、オーストラリア人は女性と喋りたければ、この店にいる女性と喋れば?と考えるのだと思います。そして喋ることにお金は払いたくはない。お金を払って喋ってもらうのは、詰まらない、そこには自分の頭を使った駆け引きが存在しないから詰まらいと考えるのだと思います。
日本ではお酌という文化が存在しますが、こちらではお酌がなく、自分の酒は自分で注ぐのです。誰にも気を使わせないという他人を尊重する文化があるのだと思います。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。