オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

メルボルンの不動産事情 1

2023年07月26日 17時44分16秒 | 不動産

今日は、朝食後に妻と買い物に行って、スキー旅行の食糧を買ってきました。しかし、帰ってきたら、果物やパンなどの買い忘れに気付いたので、また明日も買い物に行く予定です。

スキー旅行に出発するのは明後日なので、まだ一日ゆっくり荷造りすることができます。本当は今日荷造りを終えるハズだったのですが、、、怠け病が再発?してしまい、、、買い物の後はダラダラと過ごしていました。

もっとも、この一週間のスキー旅行は、家族ではなく、自分一人の旅行ですからそれほど荷物は要らないのです。たとえば、先月家族4人で5日間のスキーに行った時は、4x5x3=60食分の食糧を用意しなければいけませんでしたが、今回は1x7x3=21食分で、約3分の1の食糧で済みます。

下着は毎日替えるとしても上着は毎日同じ服を着ますから、それ程要りません。今回は家族はスキーに来ませんが、同じクロスカントリースキークラブに所属していたバルが一緒に来てくれますし、バレリアの途中で合流しますから、とても楽しみです。ただ、気がかりなのは、彼女達はアルペンスキーをしないのです。なので、僕も彼女達に付き合ってクロスカントリースキーをすることになるのですが、、、たまにはアルペンスキーもしたいのです。この冬は9万円ほどの大金を払ってチェアリフトのシーズン券を買ったので、出来るだけ沢山滑って上達したいと思っています。

クロスカントリースキー人口はアルペンスキーをする人口と比べて、かなり少なくて、20分の1ぐらいでしょうか。クロスカントリースキーはチェアリフト券が要らないので、お金がない人でも出来るスキーなのです。ただ、本当にお金が無い人はスキー場に来て、ロッジに泊ることは出来ませんから、ある程度は裕福でないとクロスカントリースキーだって出来ません。

オーストラリアでは、住んでいる地域によって裕福度が分かるのですが、クロスカントリースキークラブの会員の人々の住んでいる街を見てみると、殆どが裕福な地域にお住まいなのです。

今日のお題のメルボルンの不動産事情について、簡単にご説明したいと思います。

まず、メルボルンの北と西は工場地帯などがあり、雨も少なく一般的に地価は低い傾向にあり、メルボルンの東と南は緑が多く、住宅街が広がっていて、地価が高い傾向にあります。

CBD(Central Business District)と言われ、超高層ビルが林立する場所はタワーマンションが殆どで、新しい超高層ビルの高層階は超富裕層が住んでいます。しかし、低層階や古いビルは学生や若い専門職の人々が賃貸マンションになっていることが多いです。タワーマンションは初めは景観が良くても、新しいマンションが周りに立って眺望が悪くなる場合が多いです。

CBDから5キロほどは、単位面積当たりの地価が非常に高いため、小さな敷地の家やアパートが多くて、若い専門職の独身貴族やカップルなどが多く住んでいます。

CBDから5-15キロ離れると、家の敷地も広く、閑静な高級住宅街になっていて、お城の様な家も多く、超富裕層の人々が住んでいます。特にメルボルンの北の一部と、東部、南部は不動産が5億円以上の物件が多いです。

CBDをドーナツの様に囲む15-30キロのエリアは中産階級、つまり専門職の人々が結婚して庭付き一戸建ての家を買おうとすると、この辺りのCBDから少し離れた所にしか家は買えません。特に、メルボルンの東、南の不動産価格は一億円-2億円以上はします。

CBDから30-50キロ離れると、地価は安くなり、労働者階級の人々が買える地域となります。それでも庭付きの中古の一戸建てでも、5千万円はしますから、夫婦が共働きで数十年働いて、やっと手に入れることが出来るのです。

CBDから50キロ以上離れると、単位面積あたりの地価は安くなりますが、海が見える家などは、富裕層が別荘として所有する物件が殆どで、不動産価格は高くなります。

CBDの周辺には植物園や庭園、美術館、コンサートホール、競技場などが集中していて、大変魅力的なので、多くの人々が出来るだけ近いところに住みたがるのです。反対にCBDから遠く離れると、交通の便が悪く、文化的な施設も少なく、魅力的な場所とは言い難いので、地価が下がってしまうのです。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

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