涼風鈴子「はい、はよーざいますー、涼風鈴子どすー。“Morning on”どすー。さてえ、8月3日土曜日どすー」
略島須英雄子「おばちゃまは、ここよー」ノシノシ
涼風鈴子「で、占い家業は、どうした?」
イ為屋お金令「おや、占い家じゃないか。また、こんな、涼風だか、雀風だか知らないのと、東801町で、あそんでんのかい?」
略島須英雄子「あら、御師匠。足ついてらっしゃるの?悲願の地へ、消えた、って言う話だけど――」
イ為のお金令「まあ、随分な物言いねえ、ちゃんと、生きてるわよ。あっ、そうそう、占い家、あたしんとこの弟子がね、ちょっと、見て欲しい事があるんだって」
涼風鈴子「首都――自粛――で、やってろよ、この、イ為白粉インチキ時代劇をよおおお」
涼風鈴子は、手元スイッチで、略島須とイ為屋の床を抜いた。
涼風鈴子「はい、東801町劇場は、リスナーの妄想で、どうぞ。以上、“Morning on”でした」