
日が明けたので一昨日から昨日の朝方にかけて釣ったオオウナギから、今朝は釣鈎を外すことにしました。
とは言っても大きなガーラ鈎の30号を咽頭部分の奥まで呑んでしまっているので、そう簡単な事ではありません。
先ずは麻酔をかけてオオウナギの動きを止めて、口の中の釣鈎を確認する。
すると、咽頭部分の奥にとチモトの輪っかであるアイだけが見えてます。
って事で・・・

繊細なエラの内部を傷付けないように慎重に外の隙間から鉗子を差し込んでラインを引き出します。
次に口腔内を確認しながら針のチモト部分をエラの外へと誘導するのですが、ここで、少しでもエラを傷付けてしまうと大量の出血で即アウト!
だから・・・
とにかくエラへダメージを与えないようにしてフィッシングプライヤーを使ってエラの隙間から鈎を取り出します。

そうやって外した鈎が、これ!
しかーし、ぐずぐずはしてられません。
何故ならば、一刻でも早く新しい水へと移動させ呼吸を確保してあげないと“帰らぬ人”ならぬ“帰らぬウナギ”になっちゃいますからね。
要するに麻酔は生きるか死ぬかの紙一重の薬なのです。

まぁ、今回も大きな出血もなく鈎を外せて、呼吸も安定してきているようなので、後はオオウナギたちの体力勝負ってところでしょう。
でも、大きな針だけに多少のキズは負っているはずなので、もう少し様子をみたら抗菌薬で薬浴をさせる予定ですが、その報告は、また次の機会にでも・・・