錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

マルバネマットの仕込み

2023年09月06日 | 昆虫・植物
先日のことヤエヤママルバネクワガタの幼虫が蛹化のための繭を作った。
で!
ちょいと中が気になって繭に穴を開けようかとも思ったのですが… 小心者が故に止めた。
しかし羽化してきたら、その後の交配と採卵は時間との勝負。
だから今日は、その時を迎える前に産卵用のマルバネマットを仕込むことにしました。


赤枯れ菌に冒されて枯死したブナ科のシイ材を細かく粉砕。
が!
この赤枯れ材の扱いに慣れてないと粉砕した細かい粉が舞い散り、周囲は手が付けられないほど赤く染まる…
そんなこともあって既にブレンドされたものを購入した方が手間もかからず楽なんだけど、産卵用・飼育用と配合を変えながら使っていると財布からは諭吉さんが容赦なく飛んでいくんたなぁ。
まぁ、そんな話は置いといて…


その前のステージで使用していたマットと新たに粉砕して作った赤枯れをブレンドする。
何故かって?
この手のクワガタって幼虫が出したフン💩で産卵のスイッチが入るようなので、使い古しの廃マットも有効に働く。
ただ中にはカブトムシのフン💩を粉砕してブレンドする猛者もいますが、いずれにせよ占める割合は少量ですね。


続いて上記のブレンドマットに全体量の2割ほどの微粒子マット(二次発酵)を加えて撹拌。
だって微粒子にまで粉砕した赤枯れは足が速いし、前のステージで使用したマットですから“泥食い”とまで言われるクワガタであっも栄養価が… ねぇ。
もちろん廃菌糸を粉砕したものやトレハロースなどをブレンドしたりするのも一つの方法かもしれませんがハイカロリーのマットはマルバネの飼育には逆効果。


そんなこんなで出来上がったのが👆このマット。
で、このマットに加水した後に暫く寝かせ、発酵によるガス抜きが終われば完成です。
と、言うことで…


この爺さん手作りのマルバネマットを今日は15ℓほど作ってみました。
これにてヤエマルの受け入れ準備が整い、何時ヤエマルが羽化してきても大丈夫。



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