週末の土曜日の午後から日曜の朝に掛けて雪が降り積もり10センチ程の積雪となった。幸いな事に当日は陽の出と共に気温は上昇し雪はゆっくりと解け始めた。午後になって青空が広がっていたので自転車トレーニングに出かける事にした。
路上には水分を含んだ重い雪が広がっているが自転車は地面の雪を切り裂きながら前進する。しかし、長い上り坂に差し掛かると自転車は上手く前に進まない。強く踏むとリアタイヤは雪で滑って空回りしバランスを崩す、逆にゆっくり走ると雪で前輪がとられてふら付く。最初はフラフラした走りであったが、やがてギヤを軽くしてトラクション掴むコツを習得した。優しくバランス良く走る事であった。パワーにまかしては推進力を失ってしまう、車の運転においても雪道でタイヤが滑るのはこういった状況なのだと体験しながら動力とグリップの力加減を体で感じ自転車ではあるがトラクションをコントロール(制御)し前進する事の楽しさを感じた。しかし、下り坂は怖い、油断すると滑るので緊張を維持する必要があった。ブレーキも利かない。体は濡れて赤い自転車と共に激しく白く汚れた。走り終わった後の午後の紅茶がとても美味しかった日曜日であった。
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