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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

バック オーライ

2019年09月13日 | 日記

 近年の多くの車にはギアをR(リバース)に入れるとコクピット中央にあるスクリーンに後ろの景色が映し出される機能が備わっている。車種によっては左右のサイドミラーの下の光景も映し出されバックの為のラインも表示される。更に障害物があると警告音で知らせてくれる。慣れてくるとそのスクリーンのみを頼りにリバースラインを取る事が出来る。僕はいつもリバースギアに入れてバックを展開する時には片手をハンドルに掛けて体をねじって後ろの光景を左右のバックミラーとリアウィンドウから直視する癖が付いてしまっている。直視重視で確認出来ない死角があれば必ず停止し安全を確める。そういう癖が付いてしまっているのでスクリーンを主体としたリバース移動はやはり怖いと感じるのは古い人間の姿勢なのだろうかとも思う。

 ランドローバーのオフロードインストラクターは高級レンジローバーでもコクピットの画面は補助的な存在に過ぎないという教示を示していた。ギアをRに入れたら左右のミラーの確認と背後の直視、この行為は1で左、2で右、3で背後の目視による確認を回る様に繰り返す忙しい行為である。更に、そこにスクリーンの画像が加わると4箇所の目視の焦点確認場所が加わる事になり視線の回転は更に忙しくなるが、車体のリバース時は直視による確認こそが王道である。

 近年の車のデザインは各ピラーが強度の為に幅が広がった設計となり運転時の死角が増えている。リバース時の車体の後ろの確認の直視がやりにくい設計のクルマが増えているので、スクリーンのみに頼る行為も正当化される方向にある様子。近い将来は自動化に頼るに至るのであろう。そういった過程の中にあってオフロードドライバーならばスクリーンに頼ったリバース運転ではなくて、直視を重視する事がリバースドライビングテクニックの基本である事を理解した上で、スクリーンの機能をも活用するのが正しいドライビングテクニックであると理解しておきたい。

 

 


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