今週は仕事でフロリダ州のマイアミに滞在しています。今年のニューヨークの夏は例年に比べて暑いですが、それでもマイアミにやって来ると湿度の違いを体感し暑さの質が異なる事が分ります。真夏のマイアミはオフシーズンという事情でホテル等は冬の季節に比べると安いので穴場かも知れません。西洋の文化では自然を克服する事を良しとする風潮があります。ここマイアミに来て感じる事は街並みや樹木は眩しい太陽の庇護を受けて明るく輝いています。しかし、時に気持ちを落ち着かせて街を冷静に眺めると街は人間の手によって築かれ良く管理された人工都市である事に気が付く。マイアミという街は東には大西洋、そして、西に広がる広大な湿地帯の狭間に創設された巨大な人工都市である事を理解する。マイアミは自然と対峙、克服する姿勢の課題の上にある人工都市である。今週はマイアミの8月の湿った熱気を楽しもうと思っている。自然(8月の熱気)を克服するという事はクーラーの良く効いた室内や車内で過ごす事だけではなくて、暑さそのものを楽しむという気持ちの姿勢の事でもある。汗が滲んだTシャツで木陰のゆるい風に当たる時に2018年の暑い夏もやがて良い思い出となるという事を未来の自分は知っているという事を感じている。
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