レフティやすおの新しい生活を始めよう!

50歳からが人生の第二段階、中年の始まりです。より良き老後のために良き習慣を身に付けて新しい生活を始めましょう。

ありがとうと言おう―良い習慣その八―

2005-07-21 | 新しい生活のために
私はよくスーパーやコンビニに買物に行きます。本屋にもよく行きます。
そんな時レジに並んでいると、店員さんの「ありがとうございます」と言う声は聞こえてきますが、それに応えるお客さんの声は聞かれません
数少ない経験ではありますが、外国の人はたいていサンキューと応えるものです。

昔お客様は神様ですと言った芸能人がいましたが、日本人は買ってやっているんだから店員からありがとうと言われることはあっても店員にありがとうと返す必要はない、と考えているのでしょうか。

たとえ、客と店員の関係であっても、そこに上下の隔てはありません。
世の中にはカン違いして、売り手と買い手の間には上下の関係があると思っている人もいます。
思い上がった考えです。
力の強弱はあっても、売り手も買い手も立場は対等なのが正しい商売のあり方でしょう。

また、人に優しくしてもらいたければ、まず自分から人に優しくしろ、とも言います。
孔子は『論語』の中で、「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」と説いています。これは裏返せば、自分のして欲しいことを人にせよ、という意味です。「己自身を愛するように汝の隣人を愛せよ」というキリストの教えと共通するものです。

*
私は若い頃本屋で働いていました。
そのときに一番印象に残っているお客さんと言えば、たくさん買ってくれた人、毎日買いに来てくれる人、そんなお客さんももちろん印象に残りますが、やはり「ありがとう」と一言お礼の言葉をかけてくださった人でした。

これは他の店員に聞いても同じです。
やはりみんなうれしく思うものです。

だから、それ以来私も買い物の際には必ず「ありがとう」と一言お礼を言います
(たまには私も虫の居所が悪い時があり、黙っていることもあります。しかし、そんな時は後で嫌~な気持ちになります。あるいはタイミングをはずして、言いそびれるときもあります。そのときは仕方ないかぁ、と思いますが…。)
すると、たいていの店員さんはこちらの顔を見直すものです。
やはりハッとするようです。
それだけめずらしい存在なのです。これは、悲しいことです。さびしいことです。

もし素敵な人がレジにいたらあなたも一度「ありがとう」と言ってみませんか?
何かが起こるかもしれません!

いえいえ、そんな気はなくとも、きょうから「ありがとう」とお礼を言いましょう!
あいさつのつもりでやってみませんか?

あいさつは心の潤滑剤です。
ありがとう、の一言も人と人とを和ませる大事な潤滑剤のひとつです。

人生は一期一会などと言います。
お店のその人とは、これが最初で最後の出会いであるかもしれません。
それなら余計に気持ちよくお別れしたいものですね。

さあ、今日から、今から始めましょう。
ありがとう! って。

ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとう!
ではまた、お会いする日まで。
コメント
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