もうかなり前の話になりますが、5月21日に放送されたフジテレビ系『HEY!HEY!HEY!』(ダウンタウンの松本・浜田のお二人が司会の歌番組)で、木村カエラさんがゲストでした。
木村カエラさんは左利きで有名です。
30分ごろからその左利きをネタにしたビデオが流れました。
HEY!HEY!HEY!動画CHAMP
「右肘左肘交互に見て!」というギャグが売りのお笑いコンビ2700のお二人さんによるものでした。
「右利き左利き交互に見て」というもの。
左利きでは不便なことがあるでしょう。
僕たちなりに解決策を考えて来ました。
ひとつは、左利きグッズを使うこと。
そしてもう一つの解決策は、とにかくがんばること。
右手用の急須と左手用急須を使ってお茶を交互に入れたり、ドアの鍵をあけるのを右手左手で交互にやって見せたりしています。
ただしドアの鍵を開けるときは、右手でひねって開けるとスムーズだが、左手でやるときは難しい。
で、逆立ちしてやる、というのです。
悩みごとがあっても笑い飛ばすという方法も、一つの立派な処世術だとは思います。
決してまちがいとは言い切れません。
それで解決することもあるでしょう。
しかし、私のように、長年左利きの問題と真剣に取り組んできたものから見ますと、今回の内容はちょっと茶化し過ぎとも映ります。
(別に急須でお茶を入れるシーンがあるから、というわけではないですが。)
「真面目に取り上げてもおもしろくない」と言われればそれまでです。
「どうせバラエティ番組なんだから」という考え方もあるでしょう。
「2700さんのギャグにピッタシ、これでいけるでェ!」という制作者さんの気持ちも分からなくもないのですが、短絡的と言えば短絡的にすぎるのではないでしょうか。
もう少し別のアプローチもあっていいのではないか、という気がしました。
まじめに入って二つ目で落とすにしても、もう少し真剣に取り組んでいるように見せてからでもいいのではないか、という気がしました。
その方がもっとおかしく笑えたはずです。
厳しく言えば、あれでは最初から最後までおちゃらけです。
(別に急須でお茶を入れるシーンがあるから、というわけではないですが。)
笑いにもならない不真面目さの印象だけが残ります。
再考を!
もしあれが身障者の悩みかなんかだったら、あんなふうには扱わなかったのではないでしょうか?
右手が不自由になってリハビリ中の人を相手に、右手左手交互に…、なんてやって笑いのタネにできるでしょうか?
「左利きの悩みごときは所詮、笑いの種」という軽い気持ちがどっかにあるのでは?
私の考え過ぎ、被害妄想であればいいのですが…。
※ちなみに、ビデオで紹介された急須・お玉・缶切りを提供したのは、左利きグッズの店で知られる、当ブログでもおなじみの神奈川県相模原市の菊屋浦上商事(株)さんだそうです。
*参考:
左利き用 急須 萬古焼 こげ茶色(みのる園)
左利き用 ステン横口レードル70cc(53071)
【業務用】 栓抜 缶切 左きき用 C-7165
マミレル【初回限定盤】(DVD付) 木村カエラ
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「5月21日『HEY!HEY!HEY!』木村カエラの左利き動画」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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木村カエラさんは左利きで有名です。
30分ごろからその左利きをネタにしたビデオが流れました。
HEY!HEY!HEY!動画CHAMP
「右肘左肘交互に見て!」というギャグが売りのお笑いコンビ2700のお二人さんによるものでした。
「右利き左利き交互に見て」というもの。
左利きでは不便なことがあるでしょう。
僕たちなりに解決策を考えて来ました。
ひとつは、左利きグッズを使うこと。
そしてもう一つの解決策は、とにかくがんばること。
右手用の急須と左手用急須を使ってお茶を交互に入れたり、ドアの鍵をあけるのを右手左手で交互にやって見せたりしています。
ただしドアの鍵を開けるときは、右手でひねって開けるとスムーズだが、左手でやるときは難しい。
で、逆立ちしてやる、というのです。
悩みごとがあっても笑い飛ばすという方法も、一つの立派な処世術だとは思います。
決してまちがいとは言い切れません。
それで解決することもあるでしょう。
しかし、私のように、長年左利きの問題と真剣に取り組んできたものから見ますと、今回の内容はちょっと茶化し過ぎとも映ります。
(別に急須でお茶を入れるシーンがあるから、というわけではないですが。)
「真面目に取り上げてもおもしろくない」と言われればそれまでです。
「どうせバラエティ番組なんだから」という考え方もあるでしょう。
「2700さんのギャグにピッタシ、これでいけるでェ!」という制作者さんの気持ちも分からなくもないのですが、短絡的と言えば短絡的にすぎるのではないでしょうか。
もう少し別のアプローチもあっていいのではないか、という気がしました。
まじめに入って二つ目で落とすにしても、もう少し真剣に取り組んでいるように見せてからでもいいのではないか、という気がしました。
その方がもっとおかしく笑えたはずです。
厳しく言えば、あれでは最初から最後までおちゃらけです。
(別に急須でお茶を入れるシーンがあるから、というわけではないですが。)
笑いにもならない不真面目さの印象だけが残ります。
再考を!
もしあれが身障者の悩みかなんかだったら、あんなふうには扱わなかったのではないでしょうか?
右手が不自由になってリハビリ中の人を相手に、右手左手交互に…、なんてやって笑いのタネにできるでしょうか?
「左利きの悩みごときは所詮、笑いの種」という軽い気持ちがどっかにあるのでは?
私の考え過ぎ、被害妄想であればいいのですが…。
※ちなみに、ビデオで紹介された急須・お玉・缶切りを提供したのは、左利きグッズの店で知られる、当ブログでもおなじみの神奈川県相模原市の菊屋浦上商事(株)さんだそうです。
*参考:
左利き用 急須 萬古焼 こげ茶色(みのる園)
左利き用 ステン横口レードル70cc(53071)
【業務用】 栓抜 缶切 左きき用 C-7165
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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「5月21日『HEY!HEY!HEY!』木村カエラの左利き動画」を転載したものです。
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