『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第617号 別冊編集後記
第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
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◇◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆◇
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第618号(No.618) 2022/5/7
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
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「左手・左利き用楽器」による左利き楽器演奏について考える、
の3回目です。
前回は、左利きピアノの紹介と、
鍵盤演奏時の腕を動かす方向という観点から、
右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考え、
左手・左腕の流れは「右から左」が自然であり、
左利き演奏者のための「左利き演奏」という選択肢を提案しました。
今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界 (3)
◆ 左利き演奏と右利き演奏が同時にできる ◆
~ 「左右合体型鍵盤」の提案 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●ガボちゃんさんのブログから――左右合体型の鍵盤
いつも左利きや左右の問題を考えているガボちゃんさんのブログに
こんな記事が出ていました。
2022.4.5
妄想楽器?(^_^;)
《単段の鍵盤楽器左右平等方法を考えてみました
(妄想してみました(^_^;))》
なんと左右合体型の鍵盤の提案です。
記事内の合成の写真を参照してください。(無断借用)
右側――右手・右腕パートは、
通常の右利き用の左から右へ音階があがっていく鍵盤。
左側――左手・左腕パートは、
それとは正反対の右から左へ音階があがっていく鍵盤。
これを真ん中の低い方の「ド」音をはさんでドッキングしたもの。
↓こんな感じでしょうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――
←←【左手・左腕パート】←←←|=|⇒⇒⇒【右手・右腕パート】⇒⇒
~□□ □ □□□□□□ □ □□|●|■■ ■ ■■■■■■ ■ ■■~
~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
――――――――――――――――――――――――――――――――
《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、
人間工学的に都合のいい動き方ができます。》
というのです。
私が前回紹介した、通常のピアノの鍵盤の左右を入れ替えたものを、
通常のものにドッキングしたわけですね。
「人間工学的に都合のいい動き方」というのは、
前回説明しましたように、字を書くときの方向
(文字は横画を左から右へ(⇒)、横書きの行は左から右へ(⇒))
を考えてもらってもご理解いただけるように、
右手・右腕は、「左から右へ(⇒)」腕を「右へ引く(⇒)」動きが都合がいい。
逆に、左手・左腕は、
「右から左へ(←)」と腕を「左へ引く(←)」動きが都合がいい、のです。
それを踏まえています。
●使用法A――左右の手・腕を各サイドで個別に活用する
この「左右合体型鍵盤」の使用法を説明しましょう。
まずは、私の理解が正しければ、
ガボちゃんの最初に推薦している使用例。
【使用法(A)】
・合体型鍵盤の全体を利用し、
左右それぞれの手・腕の動きを活かした使い方として、
左サイドは左手で、右サイドは右手で演奏する
これは、右手が主旋律、左手が伴奏という従来からの演奏法でも、
右手は従来通り、右サイドで演奏し、
左手の伴奏は、逆方向に音階が配置されている左サイドで演奏する。
最初、慣れるまでは難しいかもしれません。
主旋律の右手を伴奏の左手が追いかけるような使い方をする曲の際には、
ちょっとキツくなるかもしれません。
従来のやり方なら、
自然に右手のあとを左手が追いかければいいのですが、
右手は右へ、左手は逆方向に、と動かすのは当初は難しそうです。
両手が左右股裂き状態になります。
ただ両手・両腕の動きというのは、
全く同じ動きをトレースする場合
――両手を同じ、右側なら右側に振る、
あるいは、右手も左手も右回りに回すような動作――もあれば、
自然に左右対称に逆方向に動いていくトレース法――
両手を左右に開く、もしくは右手は右回し、左手は左回しにする
というような――もあります。
従来の鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、右側同側トレースのやり方。
この左右合体型鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、左右反対側トレースのやり方です。
●使用法B――両サイドを別々に左右利き手別に活用する
こちらは、文字通り左右合体型の鍵盤を
それぞれ左右で別々に利用する、というやり方です。
右利きなり、左利きなり、それぞれの利き手別に演奏するわけです。
左利きの人は、
左側の「右から左へ(←)音階があがっていく(↑)」サイドを利用する。
右利きの人は、
従来と同じ「左から右へ音階があがっていく」サイドを利用する。
【使用法(B)】
・合体型鍵盤の左右それぞれのサイドのみを利用し、
左側にある左利きパート、右側にある右利きパート、
それぞれで、左右の利き手別に演奏する
・右利きのパートは、従来の鍵盤と同じで、
左利きパートのみ、音階の並びが異なる
――――――――――――――――――――――――――――――――
←←←【左利きパート】←←←←|=|⇒⇒⇒⇒【右利きパート】⇒⇒⇒
~□□ □ □□□□□□ □ □□|●|■■ ■ ■■■■■■ ■ ■■~
~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
――――――――――――――――――――――――――――――――
先にも書きましたように、
右手・右腕の自然な動きとしましては、
文字の書き方でも分かりますように、
「左から右へ(⇒)」という方向が都合がいい。
音階は、
「低音から高音へ(↑)」移っていく方が聴いていて気持ちがいい。
両方を合わせますと、
(右利きの人が得意な)右手・右腕では、
「左から右へ(⇒)」の方向で、「低音から高音へ(↑)」移行する方が
心身共に心地よい。
一方、(左利きの人の得意な)左手・左腕の動きでは、
「右から左へ(←)」「低音から高音へ(↑)」移行する方が都合がよく、
心地よい。
そこで
こういう左右の利き手の違いの特性を活かせる鍵盤楽器があると、
いちばんよい、ということになります。
●難点――オクターブが取れないこと
難点は、ガボちゃんがおっしゃるように、
《難点?は、オクターブが取れない点ですが
うちの電子ピアノで両手を広げてどこまで届くか試してみたら
左右それぞれ3オクターブはいけそうなので、
初心者向けの楽譜の演奏だったら
足りる音域ではないかと思います。》
標準のキーボードでも、
実際の音数は半分になってしまうわけですから。
ミニ・キーボード的なものになる? ということでしょうか。
どうしても標準の演奏は難しい、ということになりそうです。
また、左右の手で音階の配置が異なり――逆になるので、
それに慣れるまでは難しい、といえそうです。
●位置づけ――ピアノ入門時の演奏利き手判定用楽器
この鍵盤を使いますと、
左右どちらの演奏が自分に合っているかを試すことが可能になります。
従来の「右型でいい」という人もいれば、
逆の「左型がいい」という人も出てくるでしょう。
それぞれの適性を知るよい機会になるはずです。
子供のときに、この鍵盤で簡単な曲を習いながら、
自分の適性を確認できることになります。
そういう意味で、
この楽器の位置づけとしては、初心者向けの「入門用」として、
《利き手に関わらずみんなこれから始めて、
ある程度の段階まで行ったら
ピアノを右用にするか左用にするか選ぶのはどうでしょう?》
というのがガボちゃんさんの提案です。
これはおもしろいと思います。
ピアノ初心者向けに、どちらの手を演奏時の主役にするか――
いかにして利き手を活かすか――を決めるための練習用鍵盤楽器、
というところでしょうか。
従来の鍵盤楽器はみな一方的に「右利き用」――
「左から右へ(⇒)」「低音から高音に(↑)」移る――だったわけです。
左利きの人は、実際はその逆の「右から左へ(←)」が
“本当は弾きやすい”のではないか?
今までは無理して弾いていたのではないか?
才能を発揮できていなかったのではないか?
――という疑問があったのです。
それが事実かどうか検証することが可能になります。
●左利きの人は世の常識に流される
野球でも、左利きの人が右打席で打っているケースがあります。
その場合、実力を発揮できていないのかもしれません。
例えば“世界のホームラン王”と呼ばれた王貞治さんも、
子供の頃は右で打っていて、当時プロ野球選手だった荒川さん
(のちにコーチとなり一本足打法を伝授した)から
左で打つようにアドバイスを受けて、強打者となりました。
阪神で2000本安打を達成した鳥谷敬さんも、
少年野球当時は右打ちでしたが、
監督さんから左利きなら左で打ってみろとアドバイスを受け、
大学時代には好打者となり、プロ入り後、大成功を収めました。
左利きの人は自分の利き手の得意を活かすより、
こういうものだ、と世間の常識に流される傾向があります。
楽器演奏などは特にその極みだろうと思われます。
なにしろほとんど左用がないのですから、流されざるを得ないわけです。
そういう意味で、この左右合体型の鍵盤は、
改めて利き手を活かす方法を検証する機会を作ることができそうです。
また、右利きの人でも左手・左腕が得意というケースもありそうです。
野球でいえば、右利きでも左で打つイチローさんや松井秀喜さん、
今、投打の二刀流で注目されている大谷翔平さんのように。
右利きだから右用で、とは限らないのではないでしょうか。
従来、右用楽器で才能を発揮できなかった人もいるかもしれません。
本当は才能もありながら、
「身体的な事情」で成功できなかったとしたら、残念なことです。
そういう悲劇が起きないためにも、こういう両用楽器も必要でしょう。
●鍵盤ハーモニカに代わる入門鍵盤楽器をめざす!
私の思うに、鍵盤ハーモニカの次のクラスの鍵盤楽器、
もしくは鍵盤ハーモニカに代わる鍵盤楽器として利用する、
というのはいかがでしょうか。
鍵盤ハーモニカの位置づけは、
将来、ピアノに展開してゆくためのものとしての鍵盤楽器、
という意味合いもあるそうです。
ところが、鍵盤ハーモニカの場合、
残念なことに右利きタイプのものしかないのです。
で、鍵盤ハーモニカの左利き用を作ったり、
左利き・右利き両用タイプを作るのも大変でしょう。
こういう初心者向け左右合体型鍵盤楽器を作ることで、
次へのステップへと進めるのではないか、という気がするのです。
さらにその結果として、
左利き対応楽器の実現への道につながりそうに思われます。
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「★600号までの道のり」(13)第241号 ~ 第250号
第241号(No.241) 2010/12/11
「左利きの教本について考える(1)後編」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
―その18― 左利きの教本について考える
(1)ある幼児向け生活技術教本の不思議(後編)
内容:「右利きの子供のための右利きの教科書」となっている
『楽しく遊ぶ学ぶ せいかつの図鑑』。どのようにすれば、
左利きの子にも優しい本になるのでしょうか。
第242号(No.242) 2010/12/18「名作の中の左利き(11)
『バルザックと小さな中国のお針子』他」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
―その11―『バルザックと小さな中国のお針子』他
『バルザックと小さな中国のお針子』ダイ・シージエ/著
新島進/訳 ハヤカワepi文庫(2007/03)
第243号(No.243) 2010/12/25
「<LYグランプリ>2011候補 2010年総ざらい(part4)」
「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part4)」
内容:<LYグランプリ>2011候補を総点検。2010年ここまでの
左利きの人・事・物を総ざらいしてみましょう。9-12月。
第244号(No.244) 2011/1/1
「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート」
第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート
―2010年左利きの人・事・物
1.「左利きの人」部門:サッカー日本代表、本田圭佑選手
2.「左利きの本」部門:『絶対うまくなる!ボウリング』
3.「左利きの物」部門:左右両用ペン型ハサミ・ペンカット
4.「左利きの物」部門:リーバイス「Lefty Jean」
5.「左利きの事」部門:「DESIGN for LEFTY」展
6.「左利きの事」部門:全員左利き逆回り「レフティー野球」
7.「左利きの事」部門:8.13 Enjoy lefteous Day
8.「左利きの事」部門:ブログネタ:右利き? 左利き?
9.その他: 上記以外「もっと他にあるやろ?!」
第245号(No.245) 2011/1/8
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(1)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(1)」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。
第246号(No.246) 2011/1/15
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(2)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(2)
“割高な左利き用のはさみ”と“Myはさみ”の思い込み」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。第二回。
第247号(No.247) 2011/1/22
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(3)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(3)
素質という個性無視の“暴論”の持つ危険性」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
第248号(No.248) 2011/1/29
冬季臨時増刊「既刊号一覧2010年6月以降発行分(No.213-243)」
◆ 既刊号一覧 ◆
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
バックナンバーの案内 2010年6月以降発行分(No.213-243)
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
第249号(No.249) 2011/2/5「【左手書字考】
(1)左手で字を書くこと―再考」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
【左手書字考】(1)左手で字を書くこと―再考
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:「左手で字を書くことに“理由”や“言い訳”はいらない」
という観点から考えてみます。
「左手書字の研究・第3部」につながるかどうかは未定です。
第250号(No.250) 2011/2/12
「250号&左利きグッズの日記念:左利き放談」
第250号&左利きグッズの日記念:左利き放談
利きの三態「右利きの人/左利きの人/中間的な人」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
――10号ずつの紹介です。
第一土曜は、<LYグランプリ>2011候補の紹介 から
<左利きムーヴメント>宣言!━【左手書字考】 へ
第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利きの教本について考える
第三土曜は、名作の中の左利き
第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介
2011年の新年からは<新春放談>、
そして、創刊250号では<左利き放談>。
引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。
*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
改めてお届けすることも考えています。
リクエストは、本誌に返信してください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」と題して、今回も全紹介です。
「左利き楽器演奏を実現する」という大目標に向かっての一歩一歩なのです。
左利きは左利き用の道具を使う方が自分の才能・能力を発揮でき、心も喜ぶということなのです。
それを私は生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-Lで知ったのです。
36歳のことでした。
以来、この今に続く左利きの活動を始めたわけです。
生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-L
(手書きスケッチ by レフティやすお)
私の持論は、「利き手は心につながっている」です。
楽器演奏というのも、心の表現です。
心の喜ぶ作業でなくてはいけないと思うのです。
苦痛な作業であっては、素敵な演奏はできないはず!
それなら、利き手にあった作業にしなければならないのです。
これからは、あなたも利き手にあった道具を持って演奏しませんか?
そこら辺にあるものでいいや、じゃなくて。
・・・
弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
" target="_blank">『左組通信』復活計画[12]<左利きプチ・アンケート>(12)利き手調査(2)第22回-週刊ヒッキイ第617号
--
第618号(No.618) 2022/5/7
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「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」
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「左手・左利き用楽器」による左利き楽器演奏について考える、
の3回目です。
前回は、左利きピアノの紹介と、
鍵盤演奏時の腕を動かす方向という観点から、
右手・右腕演奏と左手・左腕演奏の違いについて考え、
左手・左腕の流れは「右から左」が自然であり、
左利き演奏者のための「左利き演奏」という選択肢を提案しました。
今回は、これら左右の手・腕の動きを一つの鍵盤で試すことができる
「左右合体型鍵盤」について考えて見ようと思います。
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左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25―
楽器における左利きの世界 (3)
◆ 左利き演奏と右利き演奏が同時にできる ◆
~ 「左右合体型鍵盤」の提案 ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●ガボちゃんさんのブログから――左右合体型の鍵盤
いつも左利きや左右の問題を考えているガボちゃんさんのブログに
こんな記事が出ていました。
2022.4.5
妄想楽器?(^_^;)
《単段の鍵盤楽器左右平等方法を考えてみました
(妄想してみました(^_^;))》
なんと左右合体型の鍵盤の提案です。
記事内の合成の写真を参照してください。(無断借用)
右側――右手・右腕パートは、
通常の右利き用の左から右へ音階があがっていく鍵盤。
左側――左手・左腕パートは、
それとは正反対の右から左へ音階があがっていく鍵盤。
これを真ん中の低い方の「ド」音をはさんでドッキングしたもの。
↓こんな感じでしょうか?
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←←【左手・左腕パート】←←←|=|⇒⇒⇒【右手・右腕パート】⇒⇒
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~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
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《左右どちらの手でも主旋律・伴奏の担当を選択できますし、
人間工学的に都合のいい動き方ができます。》
というのです。
私が前回紹介した、通常のピアノの鍵盤の左右を入れ替えたものを、
通常のものにドッキングしたわけですね。
「人間工学的に都合のいい動き方」というのは、
前回説明しましたように、字を書くときの方向
(文字は横画を左から右へ(⇒)、横書きの行は左から右へ(⇒))
を考えてもらってもご理解いただけるように、
右手・右腕は、「左から右へ(⇒)」腕を「右へ引く(⇒)」動きが都合がいい。
逆に、左手・左腕は、
「右から左へ(←)」と腕を「左へ引く(←)」動きが都合がいい、のです。
それを踏まえています。
●使用法A――左右の手・腕を各サイドで個別に活用する
この「左右合体型鍵盤」の使用法を説明しましょう。
まずは、私の理解が正しければ、
ガボちゃんの最初に推薦している使用例。
【使用法(A)】
・合体型鍵盤の全体を利用し、
左右それぞれの手・腕の動きを活かした使い方として、
左サイドは左手で、右サイドは右手で演奏する
これは、右手が主旋律、左手が伴奏という従来からの演奏法でも、
右手は従来通り、右サイドで演奏し、
左手の伴奏は、逆方向に音階が配置されている左サイドで演奏する。
最初、慣れるまでは難しいかもしれません。
主旋律の右手を伴奏の左手が追いかけるような使い方をする曲の際には、
ちょっとキツくなるかもしれません。
従来のやり方なら、
自然に右手のあとを左手が追いかければいいのですが、
右手は右へ、左手は逆方向に、と動かすのは当初は難しそうです。
両手が左右股裂き状態になります。
ただ両手・両腕の動きというのは、
全く同じ動きをトレースする場合
――両手を同じ、右側なら右側に振る、
あるいは、右手も左手も右回りに回すような動作――もあれば、
自然に左右対称に逆方向に動いていくトレース法――
両手を左右に開く、もしくは右手は右回し、左手は左回しにする
というような――もあります。
従来の鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、右側同側トレースのやり方。
この左右合体型鍵盤演奏法では、
左右の手・腕は、左右反対側トレースのやり方です。
●使用法B――両サイドを別々に左右利き手別に活用する
こちらは、文字通り左右合体型の鍵盤を
それぞれ左右で別々に利用する、というやり方です。
右利きなり、左利きなり、それぞれの利き手別に演奏するわけです。
左利きの人は、
左側の「右から左へ(←)音階があがっていく(↑)」サイドを利用する。
右利きの人は、
従来と同じ「左から右へ音階があがっていく」サイドを利用する。
【使用法(B)】
・合体型鍵盤の左右それぞれのサイドのみを利用し、
左側にある左利きパート、右側にある右利きパート、
それぞれで、左右の利き手別に演奏する
・右利きのパートは、従来の鍵盤と同じで、
左利きパートのみ、音階の並びが異なる
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←←←【左利きパート】←←←←|=|⇒⇒⇒⇒【右利きパート】⇒⇒⇒
~□□ □ □□□□□□ □ □□|●|■■ ■ ■■■■■■ ■ ■■~
~ラソファミレドシラソファミレ|ド|レミファソラシドレミファソラ~
←←←(高)←←←←←←(低)←←|音|→→(低)→→→→→→(高)→→→
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先にも書きましたように、
右手・右腕の自然な動きとしましては、
文字の書き方でも分かりますように、
「左から右へ(⇒)」という方向が都合がいい。
音階は、
「低音から高音へ(↑)」移っていく方が聴いていて気持ちがいい。
両方を合わせますと、
(右利きの人が得意な)右手・右腕では、
「左から右へ(⇒)」の方向で、「低音から高音へ(↑)」移行する方が
心身共に心地よい。
一方、(左利きの人の得意な)左手・左腕の動きでは、
「右から左へ(←)」「低音から高音へ(↑)」移行する方が都合がよく、
心地よい。
そこで
こういう左右の利き手の違いの特性を活かせる鍵盤楽器があると、
いちばんよい、ということになります。
●難点――オクターブが取れないこと
難点は、ガボちゃんがおっしゃるように、
《難点?は、オクターブが取れない点ですが
うちの電子ピアノで両手を広げてどこまで届くか試してみたら
左右それぞれ3オクターブはいけそうなので、
初心者向けの楽譜の演奏だったら
足りる音域ではないかと思います。》
標準のキーボードでも、
実際の音数は半分になってしまうわけですから。
ミニ・キーボード的なものになる? ということでしょうか。
どうしても標準の演奏は難しい、ということになりそうです。
また、左右の手で音階の配置が異なり――逆になるので、
それに慣れるまでは難しい、といえそうです。
●位置づけ――ピアノ入門時の演奏利き手判定用楽器
この鍵盤を使いますと、
左右どちらの演奏が自分に合っているかを試すことが可能になります。
従来の「右型でいい」という人もいれば、
逆の「左型がいい」という人も出てくるでしょう。
それぞれの適性を知るよい機会になるはずです。
子供のときに、この鍵盤で簡単な曲を習いながら、
自分の適性を確認できることになります。
そういう意味で、
この楽器の位置づけとしては、初心者向けの「入門用」として、
《利き手に関わらずみんなこれから始めて、
ある程度の段階まで行ったら
ピアノを右用にするか左用にするか選ぶのはどうでしょう?》
というのがガボちゃんさんの提案です。
これはおもしろいと思います。
ピアノ初心者向けに、どちらの手を演奏時の主役にするか――
いかにして利き手を活かすか――を決めるための練習用鍵盤楽器、
というところでしょうか。
従来の鍵盤楽器はみな一方的に「右利き用」――
「左から右へ(⇒)」「低音から高音に(↑)」移る――だったわけです。
左利きの人は、実際はその逆の「右から左へ(←)」が
“本当は弾きやすい”のではないか?
今までは無理して弾いていたのではないか?
才能を発揮できていなかったのではないか?
――という疑問があったのです。
それが事実かどうか検証することが可能になります。
●左利きの人は世の常識に流される
野球でも、左利きの人が右打席で打っているケースがあります。
その場合、実力を発揮できていないのかもしれません。
例えば“世界のホームラン王”と呼ばれた王貞治さんも、
子供の頃は右で打っていて、当時プロ野球選手だった荒川さん
(のちにコーチとなり一本足打法を伝授した)から
左で打つようにアドバイスを受けて、強打者となりました。
阪神で2000本安打を達成した鳥谷敬さんも、
少年野球当時は右打ちでしたが、
監督さんから左利きなら左で打ってみろとアドバイスを受け、
大学時代には好打者となり、プロ入り後、大成功を収めました。
左利きの人は自分の利き手の得意を活かすより、
こういうものだ、と世間の常識に流される傾向があります。
楽器演奏などは特にその極みだろうと思われます。
なにしろほとんど左用がないのですから、流されざるを得ないわけです。
そういう意味で、この左右合体型の鍵盤は、
改めて利き手を活かす方法を検証する機会を作ることができそうです。
また、右利きの人でも左手・左腕が得意というケースもありそうです。
野球でいえば、右利きでも左で打つイチローさんや松井秀喜さん、
今、投打の二刀流で注目されている大谷翔平さんのように。
右利きだから右用で、とは限らないのではないでしょうか。
従来、右用楽器で才能を発揮できなかった人もいるかもしれません。
本当は才能もありながら、
「身体的な事情」で成功できなかったとしたら、残念なことです。
そういう悲劇が起きないためにも、こういう両用楽器も必要でしょう。
●鍵盤ハーモニカに代わる入門鍵盤楽器をめざす!
私の思うに、鍵盤ハーモニカの次のクラスの鍵盤楽器、
もしくは鍵盤ハーモニカに代わる鍵盤楽器として利用する、
というのはいかがでしょうか。
鍵盤ハーモニカの位置づけは、
将来、ピアノに展開してゆくためのものとしての鍵盤楽器、
という意味合いもあるそうです。
ところが、鍵盤ハーモニカの場合、
残念なことに右利きタイプのものしかないのです。
で、鍵盤ハーモニカの左利き用を作ったり、
左利き・右利き両用タイプを作るのも大変でしょう。
こういう初心者向け左右合体型鍵盤楽器を作ることで、
次へのステップへと進めるのではないか、という気がするのです。
さらにその結果として、
左利き対応楽器の実現への道につながりそうに思われます。
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「★600号までの道のり」(13)第241号 ~ 第250号
第241号(No.241) 2010/12/11
「左利きの教本について考える(1)後編」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
―その18― 左利きの教本について考える
(1)ある幼児向け生活技術教本の不思議(後編)
内容:「右利きの子供のための右利きの教科書」となっている
『楽しく遊ぶ学ぶ せいかつの図鑑』。どのようにすれば、
左利きの子にも優しい本になるのでしょうか。
第242号(No.242) 2010/12/18「名作の中の左利き(11)
『バルザックと小さな中国のお針子』他」
≪左利き学入門≫ ■名作の中の左利き■ ..第三土曜日掲載
―その11―『バルザックと小さな中国のお針子』他
『バルザックと小さな中国のお針子』ダイ・シージエ/著
新島進/訳 ハヤカワepi文庫(2007/03)
第243号(No.243) 2010/12/25
「<LYグランプリ>2011候補 2010年総ざらい(part4)」
「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞候補・
2010年左利きの人・事・物 総ざらい(part4)」
内容:<LYグランプリ>2011候補を総点検。2010年ここまでの
左利きの人・事・物を総ざらいしてみましょう。9-12月。
第244号(No.244) 2011/1/1
「第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート」
第5回<LYグランプリ>2011読者大賞アンケート
―2010年左利きの人・事・物
1.「左利きの人」部門:サッカー日本代表、本田圭佑選手
2.「左利きの本」部門:『絶対うまくなる!ボウリング』
3.「左利きの物」部門:左右両用ペン型ハサミ・ペンカット
4.「左利きの物」部門:リーバイス「Lefty Jean」
5.「左利きの事」部門:「DESIGN for LEFTY」展
6.「左利きの事」部門:全員左利き逆回り「レフティー野球」
7.「左利きの事」部門:8.13 Enjoy lefteous Day
8.「左利きの事」部門:ブログネタ:右利き? 左利き?
9.その他: 上記以外「もっと他にあるやろ?!」
第245号(No.245) 2011/1/8
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(1)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(1)」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。
第246号(No.246) 2011/1/15
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(2)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第ニ土曜日掲載
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(2)
“割高な左利き用のはさみ”と“Myはさみ”の思い込み」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:左利きの子を持つ左利きの母親によるブログ記事
「左利きのお子さんを持つ方へ」への賞賛と疑問と反論。第二回。
第247号(No.247) 2011/1/22
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ 新春放談(3)」
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲
「新春放談―あるブログ記事への賞賛と疑問と反論(3)
素質という個性無視の“暴論”の持つ危険性」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
第248号(No.248) 2011/1/29
冬季臨時増刊「既刊号一覧2010年6月以降発行分(No.213-243)」
◆ 既刊号一覧 ◆
左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii
バックナンバーの案内 2010年6月以降発行分(No.213-243)
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
第249号(No.249) 2011/2/5「【左手書字考】
(1)左手で字を書くこと―再考」
━<左利きムーヴメント>宣言!━ ..第一土曜日掲載
【左手書字考】(1)左手で字を書くこと―再考
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
内容:「左手で字を書くことに“理由”や“言い訳”はいらない」
という観点から考えてみます。
「左手書字の研究・第3部」につながるかどうかは未定です。
第250号(No.250) 2011/2/12
「250号&左利きグッズの日記念:左利き放談」
第250号&左利きグッズの日記念:左利き放談
利きの三態「右利きの人/左利きの人/中間的な人」
「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート途中経過
――10号ずつの紹介です。
第一土曜は、<LYグランプリ>2011候補の紹介 から
<左利きムーヴメント>宣言!━【左手書字考】 へ
第二土曜は、<左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ>
左利きの教本について考える
第三土曜は、名作の中の左利き
第四土曜は、<左利きプチ・アンケート>
第五土曜があるときは、臨時増刊で、バックナンバーの紹介
2011年の新年からは<新春放談>、
そして、創刊250号では<左利き放談>。
引き続き、この時期は欄外で、【おまけコーナー】として、
最新の左利き情報をメモ的に紹介していました。
*各号のタイトルを見て、「これ気になるなあ、読んでみたいなあ」
というものがございましたら、リクエストをお願いいたします。
再配信なり、現時点での加筆・修正を行っての配信など、
改めてお届けすることも考えています。
リクエストは、本誌に返信してください。
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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その25― 楽器における左利きの世界(3)左右合体型鍵盤の提案」と題して、今回も全紹介です。
「左利き楽器演奏を実現する」という大目標に向かっての一歩一歩なのです。
左利きは左利き用の道具を使う方が自分の才能・能力を発揮でき、心も喜ぶということなのです。
それを私は生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-Lで知ったのです。
36歳のことでした。
以来、この今に続く左利きの活動を始めたわけです。
生まれて初めて手にした左手・左利き用品――左手用カメラ、京セラSAMURAI Z2-L
(手書きスケッチ by レフティやすお)
私の持論は、「利き手は心につながっている」です。
楽器演奏というのも、心の表現です。
心の喜ぶ作業でなくてはいけないと思うのです。
苦痛な作業であっては、素敵な演奏はできないはず!
それなら、利き手にあった作業にしなければならないのです。
これからは、あなたも利き手にあった道具を持って演奏しませんか?
そこら辺にあるものでいいや、じゃなくて。
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弊誌の内容に興味をお持ちになられた方は、ぜひ、ご購読のうえ、お楽しみいただけると幸いです。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
『レフティやすおのお茶でっせ』〈左利きメルマガ〉カテゴリ
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
" target="_blank">『左組通信』復活計画[12]<左利きプチ・アンケート>(12)利き手調査(2)第22回-週刊ヒッキイ第617号
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