―『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第558号 別冊編集後記
第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」
今回は「再配信」号ですので、その部分のみ全文掲載、公開します。
現時点での「追記」文は、本誌でご確認をお願いいたします。
(やっぱり毎号定期購読してほしいですから。)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
第一・第三土曜日の発行は、新規配信
第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
に変更しました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------------------------
(再配信)2005.10.22 第4号「左利きの良いお手本を」から
------------------------------------------------------------
以下の文章は、
2005年10月22日にアップしたメルマガ第4号です。
本文
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
―その7― 左利きの良いお手本を」
「マイ・ファースト・レフティ・グッズ
―私の最初の左利き用品―」
を紹介します。
今回も、表題を含めて。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><
左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii
世界の片隅で左手と左利きを考える
><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><
第4号(No.4) 2005.10.22
「左利きの良いお手本を」
============================================================
左利きで生きる、ってどうなんだろう?
世界の片隅で左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、
自らの左利き体験を基に左利きの人の生活の実態を語る、左利きを
メインテーマにしたホームページ『レフティやすおの左組通信』か
ら、左利きで生きるための実用メールマガジンを発行します。
左手や左利き、利き手に興味のある人、左利きの人、左手が利き手
でない人のための、左手・左利き生活にまつわるお話満載のメルマ
ガです。
------------------------------------------------------------
─目次―
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
―その7― 左利きの良いお手本を
■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
―私の最初の左利き用品― (読者のお便り募集)
============================================================
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
―その7― 左利きの良いお手本を
―その6―「左利きの子にやさしい環境を整えよう」で、左利きの
子にも不都合でない環境を整えようと書きました。
環境は整えたとしても、具体的な生活の技術を教える際に、右利き
と左利きでは勝手が違うためどうしたらよいのか、という疑問が浮
かびます。
左利きの子に色々な技術を教える場合の便利な方法はないのでしょ
うか。
答え、それはやはりお手本です。
何事を学ぶにも良いお手本があると便利です。
左利きのお手本といえば、当然経験者―左利きの大人です。
◆良いお手本を見る◆
プロ野球広島カープでエースとして大活躍した左腕投手、大野豊氏
の著書『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』(宝島社文庫 新
版2005.7刊)の中の二宮清純氏との「スペシャル対談」で、二宮氏
は
「大野さんも江夏さんという大先輩を見て育ったところがあると思
うんですけど左ピッチャーの芸というのは投げる遺伝子みたいなも
のだと思うんです。いい見本がいたら変わりますよね。」
と、いい左腕投手はいい先輩左腕投手がいるチームに育つ、という
内容の発言をされています。
左投手というのは右投手に比べて数が少ないので、どうしてもその
いいお手本にふれる機会が少なく、結果としてなかなか上達しない。
ところが、いいお手本になる人が一人でもいると、自然にその姿を
目にするうちに上達するということでしょう。
同じように、箸使いにしろ、鉛筆の持ち方にしろ、紐の結び方にし
ろ、何をするのにもお手本となる人がいるのは都合がいいものです。
身近に左利きの人がいれば、些細なことでも相談してみましょう。
きっと良いアドバイスがいただけると思います。
ちょっとしたことに意外な発見があるものです。
こんなことが…、と思うようなところに落とし穴があるものです。
利き手の違いから来る相違に新たに気付くことも少なくないと思い
ます。
◆鏡のように向かい合ってお手本を見せる◆
しかし、実際には左利きの人は数が少ないので、適任者が見つから
ない場合もあるでしょう。
そんなときはどうするか。
右利きの親が左利きの子の後ろから二人羽織のように子供の手をと
って、あれこれと注意を与えるというのはむずかしいものです。左
右がごっちゃになりわけがわからなくなったりします。並んで手取
り足取り、も同様です。
では、どうすればいいのか。
方法として、ひとつは鏡を使いましょう。
鏡の中では右利きの人もみな左利きです。鏡に映した姿を見せて説
明するのもいい方法です。
しかし、鏡のなかはさわれません。
そのときは、互いに向かい合って手と手をつき合わせて、まるで鏡
に映っているような状態で教える方法があります。
あなたの右手が相手の左手の鏡像です。しかもこの鏡像は手に取る
ことができます。
あなたは得意な右手で作業をするだけでいいのです。相手も自分の
得意な左手で作業をまねればいいのです。
実際に、右利きのはずなのに向かい合って相手の仕草をまねている
うちに左手使いになってしまったという例もよく聞きます。
たとえば2004年のマスターズ・ゴルフ・トーナメントで優勝し
た、左打ちのプロゴルファー、フィル・ミケルソン選手は小さい頃
に親と向かい合ってそのプレーをまねるうちに左打ちになった、と
いう話で有名です。
◆愛する気持ちをお手本を通して示してあげよう◆
こうして親御さんに教えてもらったことはいつまでも体に染み付い
て一生忘れないものになるでしょう。
物心つかないうちでも心のどこか深いところに残って、確かな愛情
の記憶が刻み込まれるはずです。
たとえあなたが右利きであっても、どうせ私には手に負えぬ、まる
でエイリアンかなにかのように、異なる世界の住人、技術を教える
方法もわからない、私はこの子に何も教えてあげられない、とあき
らめるのではなく、根気よくねばり強くお手本を示して教えてあげ
て欲しいと思います。
◆子供はみんな天才だ◆
子供はみんな天才です。みんな等しく才能を持って生まれてきます。
でも、その方向がそれぞれ少しずつ違っていることがあるのです。
何も恐れることはありません。
あなたの持てる力で、あなたのお子さんを世界にデヴューさせてあ
げましょう。
そして、世界で生きる力を与えてあげましょう!
※
このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
レフティやすおがウェブログ「お茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
(既発表分は、「その6」まで「レフティやすおの左利き私論3」
として、『レフティやすおの左組通信』に掲載しています。)
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
次回の予定は→
「―その8―左利き用品は子供を甘やかす?」
第6号掲載予定。このシリーズは、隔号掲載です。
------------------------------------------------------------
■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
―私の最初の左手・左利き用品― (読者のお便り募集)
「左組通信」や「お茶でっせ」「新しい生活」等でも、紹介してい
ますように、今やお子様向けの左手・左利き用品は、ハサミを筆頭
に、文具品でいうと鉛筆の持ち方練習具や定規など、またお箸の練
習具なども数々出ています。
一般用でも、刃物類をはじめ、様々なものが出回り始めました。
今や最初に手にする左手・左利き用品といっても、ワン・パターン
かもしれません。
しかし、一世代以上前の左利きの人にとっては、けっこう色んな思
い出があるのではないでしょうか。
*** 京セラ・サムライ ***
私にとっての「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」は、『左組
通信』「左利き自分史年表」等でも書いていますように、それは、
京セラの左手用カメラ、サムライSAMURAI Z2-Lでした。
1990(平成2)年、36歳のことでした。
当時そのお店で三台目とのことでした。
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\
・レフティやすおの左利き自分史年表
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.jibunsi.html
・左利きphoto gallery〈HPG4〉
世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.hph4.z2-l.html
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っているかのように、
身体にフィットするその感覚はなんともいえないものでした。
今までカメラを手にするたびに感じていた、あのなんともいえない
違和感、人様のものをお借りしているといった、そういうワン・ク
ッション置いた感じがまったくありませんでした。
これだ、という感覚は今でも忘れられません!
そうか、右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ、と心
からそう思いました。
それがきっかけになって、私の左利き活動は始まったのでした。
*** 読者のお便り募集 ***
あなたの「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」を教えてくださ
い。
それは何年ごろ、何歳ぐらいのことで、どんなものでしたか。
そして、あなたはどんな感想を持ちましたか。
良かったら、教えてください。
宛先は、↓をご覧ください。
私の世代ぐらいの男の子にとっては、「マイ・ファースト・レフテ
ィ・グッズ」といえば、野球のグローブだったかもしれません。
------------------------------------------------------------
●レフティやすおの編集後記●
朝晩はグッと肌寒くなってきました。例年ならそれでもアサガオが
最後の頑張りを見せている頃です。ところが今年は早々に台風の影
響で命がついえてしいました。その代わり、今年初めて挑戦したジ
ャガイモが立派に育っています。毎日、これでもかというぐらいに
日々成長しています。
私のこのメルマガもこのジャガイモのように大きく成長し、いつの
日にか人々に収穫の喜びを与えてくれますように、と心から願って
います。
さて、読書の皆様にお願いがあります。あなたの「マイ・ファース
ト・レフティ・グッズ」を教えてください。楽しみにしています。
では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
------------------------------------------------------------
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
【2019年11月21日 追記】
*参考文献:
『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』大野豊/著 宝島文社庫 2001/2
*参照:京セラの左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」
『レフティやすおのお茶でっせ』
・2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L
・2014.10.20
左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報
(画像:左手用カメラの京セラサムライZ2-Lと左手右手どっちでもシャッターリングのキヤノンパワーショットN)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下、「追記」として現在から振り返ってみた印象などを書いています。
そちらの方は、本誌読者だけに許されたお楽しみですので、弊誌をご購読(無料です!)の上、ご確認ください。
・・・
ただ、「これだけは」という一言だけ書いておきます。
「右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ!」でしたね。
これは、私が生まれて初めて手にした左利き用品である、36歳の時の、京セラの左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」を手にしたときに感じた諸々の印象(初めてなのに長年使い込んだような最高のフィット感ほか)のなかの一つです。
・・・
では「追記」は、本誌で。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
(再配信)2005.10.22 第4号から-左利きで生きるには週刊ヒッキイ558号
--
第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」
今回は「再配信」号ですので、その部分のみ全文掲載、公開します。
現時点での「追記」文は、本誌でご確認をお願いいたします。
(やっぱり毎号定期購読してほしいですから。)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
第一・第三土曜日の発行は、新規配信
第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
に変更しました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第558号(No.558) 2019/11/23
「(再配信)2005.10.22 第4号から」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
------------------------------------------------------------
(再配信)2005.10.22 第4号「左利きの良いお手本を」から
------------------------------------------------------------
以下の文章は、
2005年10月22日にアップしたメルマガ第4号です。
本文
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ
―その7― 左利きの良いお手本を」
「マイ・ファースト・レフティ・グッズ
―私の最初の左利き用品―」
を紹介します。
今回も、表題を含めて。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><
左利きで生きるには
(レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
週刊ヒッキイhikkii
世界の片隅で左手と左利きを考える
><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><
第4号(No.4) 2005.10.22
「左利きの良いお手本を」
============================================================
左利きで生きる、ってどうなんだろう?
世界の片隅で左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、
自らの左利き体験を基に左利きの人の生活の実態を語る、左利きを
メインテーマにしたホームページ『レフティやすおの左組通信』か
ら、左利きで生きるための実用メールマガジンを発行します。
左手や左利き、利き手に興味のある人、左利きの人、左手が利き手
でない人のための、左手・左利き生活にまつわるお話満載のメルマ
ガです。
------------------------------------------------------------
─目次―
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
―その7― 左利きの良いお手本を
■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
―私の最初の左利き用品― (読者のお便り募集)
============================================================
▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ―隔号掲載―
―その7― 左利きの良いお手本を
―その6―「左利きの子にやさしい環境を整えよう」で、左利きの
子にも不都合でない環境を整えようと書きました。
環境は整えたとしても、具体的な生活の技術を教える際に、右利き
と左利きでは勝手が違うためどうしたらよいのか、という疑問が浮
かびます。
左利きの子に色々な技術を教える場合の便利な方法はないのでしょ
うか。
答え、それはやはりお手本です。
何事を学ぶにも良いお手本があると便利です。
左利きのお手本といえば、当然経験者―左利きの大人です。
◆良いお手本を見る◆
プロ野球広島カープでエースとして大活躍した左腕投手、大野豊氏
の著書『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』(宝島社文庫 新
版2005.7刊)の中の二宮清純氏との「スペシャル対談」で、二宮氏
は
「大野さんも江夏さんという大先輩を見て育ったところがあると思
うんですけど左ピッチャーの芸というのは投げる遺伝子みたいなも
のだと思うんです。いい見本がいたら変わりますよね。」
と、いい左腕投手はいい先輩左腕投手がいるチームに育つ、という
内容の発言をされています。
左投手というのは右投手に比べて数が少ないので、どうしてもその
いいお手本にふれる機会が少なく、結果としてなかなか上達しない。
ところが、いいお手本になる人が一人でもいると、自然にその姿を
目にするうちに上達するということでしょう。
同じように、箸使いにしろ、鉛筆の持ち方にしろ、紐の結び方にし
ろ、何をするのにもお手本となる人がいるのは都合がいいものです。
身近に左利きの人がいれば、些細なことでも相談してみましょう。
きっと良いアドバイスがいただけると思います。
ちょっとしたことに意外な発見があるものです。
こんなことが…、と思うようなところに落とし穴があるものです。
利き手の違いから来る相違に新たに気付くことも少なくないと思い
ます。
◆鏡のように向かい合ってお手本を見せる◆
しかし、実際には左利きの人は数が少ないので、適任者が見つから
ない場合もあるでしょう。
そんなときはどうするか。
右利きの親が左利きの子の後ろから二人羽織のように子供の手をと
って、あれこれと注意を与えるというのはむずかしいものです。左
右がごっちゃになりわけがわからなくなったりします。並んで手取
り足取り、も同様です。
では、どうすればいいのか。
方法として、ひとつは鏡を使いましょう。
鏡の中では右利きの人もみな左利きです。鏡に映した姿を見せて説
明するのもいい方法です。
しかし、鏡のなかはさわれません。
そのときは、互いに向かい合って手と手をつき合わせて、まるで鏡
に映っているような状態で教える方法があります。
あなたの右手が相手の左手の鏡像です。しかもこの鏡像は手に取る
ことができます。
あなたは得意な右手で作業をするだけでいいのです。相手も自分の
得意な左手で作業をまねればいいのです。
実際に、右利きのはずなのに向かい合って相手の仕草をまねている
うちに左手使いになってしまったという例もよく聞きます。
たとえば2004年のマスターズ・ゴルフ・トーナメントで優勝し
た、左打ちのプロゴルファー、フィル・ミケルソン選手は小さい頃
に親と向かい合ってそのプレーをまねるうちに左打ちになった、と
いう話で有名です。
◆愛する気持ちをお手本を通して示してあげよう◆
こうして親御さんに教えてもらったことはいつまでも体に染み付い
て一生忘れないものになるでしょう。
物心つかないうちでも心のどこか深いところに残って、確かな愛情
の記憶が刻み込まれるはずです。
たとえあなたが右利きであっても、どうせ私には手に負えぬ、まる
でエイリアンかなにかのように、異なる世界の住人、技術を教える
方法もわからない、私はこの子に何も教えてあげられない、とあき
らめるのではなく、根気よくねばり強くお手本を示して教えてあげ
て欲しいと思います。
◆子供はみんな天才だ◆
子供はみんな天才です。みんな等しく才能を持って生まれてきます。
でも、その方向がそれぞれ少しずつ違っていることがあるのです。
何も恐れることはありません。
あなたの持てる力で、あなたのお子さんを世界にデヴューさせてあ
げましょう。
そして、世界で生きる力を与えてあげましょう!
※
このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
レフティやすおがウェブログ「お茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
(既発表分は、「その6」まで「レフティやすおの左利き私論3」
として、『レフティやすおの左組通信』に掲載しています。)
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
次回の予定は→
「―その8―左利き用品は子供を甘やかす?」
第6号掲載予定。このシリーズは、隔号掲載です。
------------------------------------------------------------
■マイ・ファースト・レフティ・グッズ■
―私の最初の左手・左利き用品― (読者のお便り募集)
「左組通信」や「お茶でっせ」「新しい生活」等でも、紹介してい
ますように、今やお子様向けの左手・左利き用品は、ハサミを筆頭
に、文具品でいうと鉛筆の持ち方練習具や定規など、またお箸の練
習具なども数々出ています。
一般用でも、刃物類をはじめ、様々なものが出回り始めました。
今や最初に手にする左手・左利き用品といっても、ワン・パターン
かもしれません。
しかし、一世代以上前の左利きの人にとっては、けっこう色んな思
い出があるのではないでしょうか。
*** 京セラ・サムライ ***
私にとっての「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」は、『左組
通信』「左利き自分史年表」等でも書いていますように、それは、
京セラの左手用カメラ、サムライSAMURAI Z2-Lでした。
1990(平成2)年、36歳のことでした。
当時そのお店で三台目とのことでした。
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\
・レフティやすおの左利き自分史年表
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.jibunsi.html
・左利きphoto gallery〈HPG4〉
世界初 左手用カメラ/京セラKYOCERA サムライSAMURAI Z2-L
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.hph4.z2-l.html
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
初めて手にしたのに、まるで何年も前から使っているかのように、
身体にフィットするその感覚はなんともいえないものでした。
今までカメラを手にするたびに感じていた、あのなんともいえない
違和感、人様のものをお借りしているといった、そういうワン・ク
ッション置いた感じがまったくありませんでした。
これだ、という感覚は今でも忘れられません!
そうか、右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ、と心
からそう思いました。
それがきっかけになって、私の左利き活動は始まったのでした。
*** 読者のお便り募集 ***
あなたの「マイ・ファースト・レフティ・グッズ」を教えてくださ
い。
それは何年ごろ、何歳ぐらいのことで、どんなものでしたか。
そして、あなたはどんな感想を持ちましたか。
良かったら、教えてください。
宛先は、↓をご覧ください。
私の世代ぐらいの男の子にとっては、「マイ・ファースト・レフテ
ィ・グッズ」といえば、野球のグローブだったかもしれません。
------------------------------------------------------------
●レフティやすおの編集後記●
朝晩はグッと肌寒くなってきました。例年ならそれでもアサガオが
最後の頑張りを見せている頃です。ところが今年は早々に台風の影
響で命がついえてしいました。その代わり、今年初めて挑戦したジ
ャガイモが立派に育っています。毎日、これでもかというぐらいに
日々成長しています。
私のこのメルマガもこのジャガイモのように大きく成長し、いつの
日にか人々に収穫の喜びを与えてくれますように、と心から願って
います。
さて、読書の皆様にお願いがあります。あなたの「マイ・ファース
ト・レフティ・グッズ」を教えてください。楽しみにしています。
では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
------------------------------------------------------------
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
【2019年11月21日 追記】
*参考文献:
『全力投球 我が選んだ道に悔いはなし』大野豊/著 宝島文社庫 2001/2
*参照:京セラの左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」
『レフティやすおのお茶でっせ』
・2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L
・2014.10.20
左利きの憂鬱における左手・左利き用カメラの情報
(画像:左手用カメラの京セラサムライZ2-Lと左手右手どっちでもシャッターリングのキヤノンパワーショットN)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下、「追記」として現在から振り返ってみた印象などを書いています。
そちらの方は、本誌読者だけに許されたお楽しみですので、弊誌をご購読(無料です!)の上、ご確認ください。
・・・
ただ、「これだけは」という一言だけ書いておきます。
「右利きの人っていつもこんないい思いをしてるんだ!」でしたね。
これは、私が生まれて初めて手にした左利き用品である、36歳の時の、京セラの左手用カメラ「サムライSAMURAI Z2-L」を手にしたときに感じた諸々の印象(初めてなのに長年使い込んだような最高のフィット感ほか)のなかの一つです。
・・・
では「追記」は、本誌で。
*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
(再配信)2005.10.22 第4号から-左利きで生きるには週刊ヒッキイ558号
--