昨日のギターデュオのゴンチチさんの30周年コンサートに行き、
今日、しみじみと考えてみる。
彼らは結成30年ということは、そのずっと前からギターを弾いているわけです。
ひと月ちょっと前に来日していた、ライアー界唯一の超絶技巧師であり、
ライアー界唯一の外タレ、ジョンビリングもライアー弾いて35年。
彼も、その前にずっとギターを弾いていたから、音楽歴はもっと長いわけです。
そいういうこと思い合わせてみて・・・
自分のことに照らし合わせてみると、
「どうして、もっと早くに、もっと若い時に音楽に出会わなかったんだろう・・・」
という思いが湧いてくるのです。
「音楽」という世界が私の目の前に現れたのは
つい10年前のこと・・・
自分の目指したい、表現したい「音」の世界と、
音楽の知識と経験のなさからくる、やりたいことを現実化できない
もどかしい思いが、ときどき頭の中をぐるぐる回ります。
自分の作り出す音の、あまりにも稚拙なさまを目の当たりにすると
日々お気楽な私でも、やや落ち込むこともありますが。。。
だが、しかし・・・
たとえ、10年前であろうと、おばさんになってからであろうとも、
出会えたのだから。
音楽に、そしてライアーに・・・
そのことだけでも、とってもしあわせなこと。
とっても素敵なこと。
たとえスプーン一杯分であっても、耳かき一杯分であっても
昨日より、今日。今日よりも明日に、
もっと、もっと音楽のことを、
そしてライアーのことを好きになっていたらそれでいい・・・
そして、その結果、きれいに弾けるようになってたら、もっとうれしい・・・
だって、今の等身大の自分以外にはなれないもんね。
そんなふうに考えたら、なんだか、こころの奥があたたかくなりました。