山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

磐梯山攻略戦 1

2017-10-09 20:48:34 | 修行・訓練
【磐梯山】
標高 :1,819m ☆日本百名山
メンバー :単独
天気 :晴れ時々曇り
駐車場/登山口:翁島登山口→磐梯山 ※ピストン
標高差 :1,006m(単純標高差)
距離:約6km

翁島登山口(グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場)ルートの特徴は、南斜面をほぼ真っ直ぐに頂上まで直登する男らしいコースです。
斜度もキツイとの事なので、翌日予定の安達太良山が緩い分、磐梯山はキツイ方がいいかなと思いチョイスしました。
猪苗代湖を見下ろす登山口駐車場。


頭が雲隠れしてます。


0815スタートです。





一部ゲレンデ内作業道やゲレンデを歩きます。

ゲレンデ越しに見る磐梯山。

同じ位置で下を見ると、猪苗代湖が見えるんです。


ゲレンデとほぼ並行して登山道があります。


翁島登山口を出発し、1時間ほどこんな感じの広葉樹林帯の中を登ります。








暑い。
一応完全防寒装備でスタートしちゃいましたので、ミッドウェイのように防暑装備に切り替えるか判断が求められます。
あまりに暑いので、インナーのフリースは開始5分で抜ぎ、下半身のスーパーメリノウールは脱ぐのめんどくさいので我慢して登りました。



急登区間もありますが、基本的には足早に登れる斜度ではあります。直登コースなのでもっとキツイのを覚悟してたので助かりました。




少しビューが開けました。


広葉樹林帯を抜ける直前にロープ場があります。
※もちろんごく簡単なヤツです。

前述のようにここまで1時間くらい歩いていると思います。


雲が厚くなり、早く流れる少しいやーな感じが(^^;)
すでに猪苗代湖も3分の1くらい見えなくなって来てます。


低木帯へ入り、磐梯山の山頂部が低木の隙間から見え隠れするようになります。






猪苗代湖を後ろに見ながら登れるのがこのコースの最大の特徴です。




低木帯を抜けた所で完全に展望が開けます。眼下には猪苗代湖が広がり、西(進行方向左手)方向には飯豊山が良く見えます。





進行方向右手の斜面。雲がすごいスピードで山頂に向かって流れて行きます。登頂まで持って欲しいけど、怪しそうですね(^^;)






低木の紅葉は高山ならではで非日常ですね。
※俺の旅なんて非日常を感じるためですから


低木帯を抜けそう。




低木帯を抜けると、大きい岩がゴロゴロした傾斜のきつい登りがしばらく続きます。

9合目くらい来てますが、山頂はガスで視界ゼロっぽい気がして、まだビューがあるうちに写真を撮っておきます(笑)
飯豊山方面。


南西方面。


ほぼ真南方面。





登って来た道を振り返ります。
高度感ありますね。






南西方面。

次第に傾斜が緩むと、ザレた斜面となります。








1015山頂に到着しました!
2時間ぴったりかかりました。
たかだか2時間の登りですが、直登コースなので実に濃い2時間でした。2時間で約1,000mを登り上げましたので。


本来なら磐梯山山頂は360度の展望で東には安達太良山、北には吾妻山、西には飯豊山などが望め、眼下(南)には猪苗代湖が広がるのですが…

山頂標識より高くにある祠まで登ってみると

アバババババ
な、何も見えねえ(>人<;)

猪苗代湖はどこじゃー?!

つづく

八甲田山攻略戦 3

2017-10-09 16:50:22 | 修行・訓練
周回コースにて下山します。

頂上直下はガレ場となっており、特に下りは注意が必要です。


岩木山は何度も撮ってしまいます。

井戸岳、赤倉岳、そして田茂萢岳(たもやちだけ)に続く稜線が見えます。
※今回は時間の関係もあり縦走しません。







毛無岱、酸ヶ湯方面に下りて行きます。


大岳避難小屋まで下りて来ました。


しかしここ八甲田山は一帯が綺麗ですねー。


初秋の八甲田山を下って行きます。





大岳方面を振り返ります。



この辺はなんか枯れ草みたいな雰囲気で、こんなだったらピストンの方が良かったなと思いながら歩いていました。







靄がかってますが岩木山が見えます。






しばらく平地からほんの少し下りみたいな道なので、かなり楽でした。




一気に下ったところの景色が見え、とても綺麗でびっくりしました!
これは周回コースで正解だわー(笑)






下り切りました。
下毛無岱。














八甲田山を振り返ります。





少し歩いては八甲田山を振り返り写真を(笑)





初秋の紅葉はじめの八甲田山、美しすぎます。
so beautiful!







もうしばらくで樹林帯に入り、見えなくなるかなと思い撮影。



樹林帯に入りました。

その樹林帯をしばらく下りたらゴールが見えて来ました。


これは登り始めた登山口より少し下にある酸ヶ湯温泉に出るんですね。




ヒバ千人風呂ですよ。
混浴ですよ。


そしてこの売店のソフトクリームですよ。ええ。




これは神ですよ。
人生の中で五指に入ります。
ハッキリ言うと。水野

まあ登山直後ってのもありますが、それを差し引いてもシャリッシャリだし昔ながらの味もするし、変にミルクミルクしてないし、俺の好みズッポシでした。
このソフトクリームを食べる目的のみで八甲田山に来ても良いくらいです(笑)


1155ソフトクリーム食べながら酸ヶ湯公共駐車場に戻って来ました。

帰る前に八甲田山に別れを告げます。
ホントにステキな山だったぜ。
また会う日まで。


総評です。
酸ヶ湯温泉からの八甲田大岳のピークハント周回コースは、登り1時間半、休憩10分、下り1時間25分の計3時間5分の山行でした。コース的に計登山でしたね。
そして映画「八甲田山」、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」での八甲田山ですよ。つまりあの雪中行軍の八甲田山です。
愛国者としてこれほど興味が掻き立てられる山は他になかったのですが、なんせ青森ですよ、青森。なかなか行けませんでした。
この度、初青森上陸で念願の八甲田山に行くことが出来ました。
そのイメージからおどろおどろしい、人を寄せ付けない山と言うイメージを勝手に持ってましたが、実際に足を運んでみると国内屈指の美しさを持つ名峰で驚きました。もちろんこの初秋の紅葉はじめの季節だから美しさが増したのかもしれません。
(真冬の八甲田山であれば今でも明治時分と変わらぬ、恐ろしい山なのかもしれませんが。)
沢山のコースもあると思いますし、ピークも8つあるわけで、今回は八甲田山のほんの一部を歩いた(知った)だけですので、これはまた来ないといけないですね。こんなんで八甲田山を語る資格はないですよね(笑)
てな訳でまた来年再訪しようと胸に誓うのでした。