ドアを開けると、いつものように殿様ジローが吠えて出迎えます。
いえ、正しくはドアを開ける前から、誰かが来た気配を察知。「誰でもよいからワシを抱け」と吠えています。(笑)
ブンちゃんとダイちゃんも歓迎してくれたあと、興奮した勢いか、ぶつかり稽古を初めていました。
この日のお散歩は、いつもと違ったコースを取りました。

B「ドコイクデスカ」
向かったのは、山科ホーム前道路を下り、道路を渡った前方の小さな里山。
道端にはクローバーの花や、傘のように大きな蕗が目立ちました。
途中、来た方向に向かって座り込むブンちゃん。
知らない場所に行くことが不安だったようで、来た道を戻ろうとしています。

この辺りまでは、ワンズと一緒に以前一度だけ来たことがある。
ブンちゃんをどうにか促し、車一台がやっとの狭い坂道を登っていきます。
目についた大きな木。
花つきが見事です。今年はやはりどの花も美しいと改めて思います。
小さな竹林が気になるブンちゃん。面白いことに立ちあがって覗いていました。
この辺りは、少し道路から外れただけなのに、遠い田舎へ来たような雰囲気の漂う癒しのスポット。
のどかな風景が広がっていました。
このような光景を目にすると、私が子供の頃の記憶が蘇るような、古き良き時代に後戻りしたような気さえします。
ワンズもなかなか楽しんで歩いているように感じました。
道は民家の敷地内のようなところへと続き、
とても狭い通路を抜けると突然開けます。
そこには夢のような光景が広がり...

サクランボ???
木の傍らにいらしたご老人が、「食べてみなさい」と、その一つを分けてくださいました。

やはりサクランボ!とてもあまーい!!
横須賀でもサクランボの木が育つことに驚きを感じ、その実の甘さに大感激。
お礼を伝えてから、道を尋ねてみました。
そのまま進むと、富士見小学校というとんでもない方向へ出ることがわかり、元来た道へ引き返すことに。

そこには門が!
何と私は、人の敷地内を通ってきたことにこのとき初めて気付きました。(*_*;
ちょうど住人らしき男性がいらしたため、通らせて下さいと声掛けをして通過。
あちらこちらに咲いている花の向こう側に広がるのは、やはりのどかな光景。この辺りは確かに、どこまでが住民の敷地でどこからが道なのかがよくわかりません。
間もなく、以前通ったことのある道まで到着。左下には三浦縦貫道が見えてきました。
縦貫道のところまで下りてくると、ホームまであと一息。ここまで40分ほど。
横長の山科ホーム建物上部が見えてきます。

コンデジ望遠にて

ここまでくれば、もう到着したようなもの。
この3頭は比較的長い距離を歩くことができます。

忍者ぷーにゃんは、いつものように壁に沿って端を歩く
エレベーターに乗ってワンズフロアに到着。
エレベーターホール前には汚物室があります。
ドアを開けると、たくさんの分別されたペールが置いてあり、
ワンズ専用バケツの中に回収してきた排泄物を入れるシステム。

バケツの中にセットされているのは新聞紙で作られた中袋

消毒液や秤も設置
ブンちゃん達の散歩が終わったら帰宅する予定であったけど、アミちゃんが吠える声が耳から離れず、連れ出してあげることに。

アミちゃん
腎臓が悪いアミちゃんは未だに週に一度、点滴治療に通っているそうです。
この日、意外にもイケイケ散歩をしたアミちゃん。しかしやはり、大きな排泄を終えた途端、お父さんのところに急いで戻っていきました。