5月21日21時半頃、さくらの里山科の伴侶動物として迎えられたむっちゃんは、心筋梗塞による発作で突然倒れ、そのまま眠るように息を引き取りました。
むっちゃんは二年前、東日本大震災の被災地である福島にてみなしご救援隊スタッフにより救出され、ちばわん経由で山科へやってきた元被災犬。
福島にて父犬共に救出された際の画像

向かって左がむっちゃん兄犬、右が父犬むっちゃん
むっちゃんはクッシング症候群という病気を抱え、ときおり酸素テント内で療養しながらも、体調の良いときにはドッグランに出たがったり、建物周辺での散歩も可能であった。
伴侶動物として、同じように迎えられた犬達は現在6頭。何より、どの犬とも問題なく暮らせる心優しいワンコだったむっちゃん。

亡くなった日は、ドッグランに行きたいそぶりを見せるなど、普段と変わりなく過ごしていたとのこと。
唯一違ったのは、普段よりも長い時間起きていて、多数の職員さん達のところへ歩み寄っていく姿が目撃されている。
今思えば、職員さん達にお別れをしていたのではないかという話も聞こえてきた。
そして倒れてすぐ、抱きかかえた職員さんの腕の中で息を引き取ったのだそう。

この突然の訃報で、この日のワンズフロアは深い悲しみに包まれていました。

被災犬だったむっちゃんを迎えてくれた施設長さん

勤務の職員さんだけでなく、休日の職員さん達も涙で目を赤くしてかけつけたばかりか、入居者の方々も皆泣いている。

他フロアの職員さん達
犬達もいつもと明らかに様子が違う


ミニチュアダックスのジローちゃんは、むっちゃんが亡くなった日、傍らに寄り沿って夜を過ごしたそうだ。

むっちゃんの遺体を出棺準備のため小さなストレッチャーに乗せると、車椅子の入居者の方も次々とお別れにきました。


むっちゃんの手を握ったり、顔を撫でたり、声をあげて泣いたり...

皆、号泣。

この老人達にとって、むっちゃんがどれだけ重要な存在であったかがわかります。

それを見ていた私もさらに悲しくなってしまいました。

療養中のりりまむさんも駆けつけてくれました。


伴侶動物担当責任者である畠職員さんもお別れの挨拶
いよいよ出棺の時刻。

犬フロアの職員さん達数人で棺を運びます。

このときのダイちゃんの表情もまた忘れられません。

むっちゃんが愛したドッグランを一周してから火葬場に向かいます。

見送る施設長さん
ここが、むっちゃんが亡くなった日に出たがっていたというドッグラン。
むっちゃんを乗せた車椅子を押し、広いランを一周

天国に行く前に隅々まで走っておいで...
職員さん達のむっちゃんへの愛情が痛いほど伝わってきました。
想い出の一つとして撮った、むっちゃんの肉球

前足

後ろ足
ダイちゃん、ぶんちゃん、ジローちゃんも、むっちゃんとの最期を楽しむため、一緒にランに出ました。


でも間もなく...

ぶん&ダイ「シケタ送リダシハ、似合ワネェ」

むっちゃんが微笑んでいるかのよう
建物内からの視線も感じ、フト見ると...

アミちゃんです。

じぃーっと静かにこちらを見守っている
いつもなら、ランに出ているダイちゃんに怒り爆発、吠えまくるのに。
そして正面玄関から出棺。

ここでも、たくさんの職員さんがお別れに駆けつけてくれました。

正面玄関から山科へ入ってきたむっちゃん。
この山科老人ホームの習わしに従って、最後も正面玄関から出て行きます。

県道を車で走ること15分程。
まもなく火葬場に到着、いよいよ本当に最後のお別れの時。

火葬場の職員さんに託した後も、最後までむっちゃんに触れ続けていた畠職員さんや、同行した皆さん。

あまりにも皆が別れを惜しむため、扉が閉じられる寸前、むっちゃんはうっすらと目を開きました。

「ありがとう、もうお別れだよ」と言っているかのよう
...そして、係の人と共に扉の向こうへ消えていきました。

むっちゃんの亡骸には小学生からの手紙も添えてありました。

そう...ずーっと大好きだよ、山科むっちゃん。
むっちゃんは二年前、東日本大震災の被災地である福島にてみなしご救援隊スタッフにより救出され、ちばわん経由で山科へやってきた元被災犬。
福島にて父犬共に救出された際の画像

向かって左が
むっちゃんはクッシング症候群という病気を抱え、ときおり酸素テント内で療養しながらも、体調の良いときにはドッグランに出たがったり、建物周辺での散歩も可能であった。
伴侶動物として、同じように迎えられた犬達は現在6頭。何より、どの犬とも問題なく暮らせる心優しいワンコだったむっちゃん。

亡くなった日は、ドッグランに行きたいそぶりを見せるなど、普段と変わりなく過ごしていたとのこと。
唯一違ったのは、普段よりも長い時間起きていて、多数の職員さん達のところへ歩み寄っていく姿が目撃されている。
今思えば、職員さん達にお別れをしていたのではないかという話も聞こえてきた。
そして倒れてすぐ、抱きかかえた職員さんの腕の中で息を引き取ったのだそう。

この突然の訃報で、この日のワンズフロアは深い悲しみに包まれていました。

被災犬だったむっちゃんを迎えてくれた施設長さん

勤務の職員さんだけでなく、休日の職員さん達も涙で目を赤くしてかけつけたばかりか、入居者の方々も皆泣いている。

他フロアの職員さん達
犬達もいつもと明らかに様子が違う


ミニチュアダックスのジローちゃんは、むっちゃんが亡くなった日、傍らに寄り沿って夜を過ごしたそうだ。

むっちゃんの遺体を出棺準備のため小さなストレッチャーに乗せると、車椅子の入居者の方も次々とお別れにきました。


むっちゃんの手を握ったり、顔を撫でたり、声をあげて泣いたり...

皆、号泣。

この老人達にとって、むっちゃんがどれだけ重要な存在であったかがわかります。

それを見ていた私もさらに悲しくなってしまいました。

療養中のりりまむさんも駆けつけてくれました。


伴侶動物担当責任者である畠職員さんもお別れの挨拶
いよいよ出棺の時刻。

犬フロアの職員さん達数人で棺を運びます。

このときのダイちゃんの表情もまた忘れられません。

むっちゃんが愛したドッグランを一周してから火葬場に向かいます。

見送る施設長さん
ここが、むっちゃんが亡くなった日に出たがっていたというドッグラン。
むっちゃんを乗せた車椅子を押し、広いランを一周

天国に行く前に隅々まで走っておいで...
職員さん達のむっちゃんへの愛情が痛いほど伝わってきました。
想い出の一つとして撮った、むっちゃんの肉球

前足

後ろ足
ダイちゃん、ぶんちゃん、ジローちゃんも、むっちゃんとの最期を楽しむため、一緒にランに出ました。


でも間もなく...

ぶん&ダイ「シケタ送リダシハ、似合ワネェ」

むっちゃんが微笑んでいるかのよう
建物内からの視線も感じ、フト見ると...

アミちゃんです。

じぃーっと静かにこちらを見守っている
いつもなら、ランに出ているダイちゃんに怒り爆発、吠えまくるのに。
そして正面玄関から出棺。

ここでも、たくさんの職員さんがお別れに駆けつけてくれました。

正面玄関から山科へ入ってきたむっちゃん。
この山科老人ホームの習わしに従って、最後も正面玄関から出て行きます。

県道を車で走ること15分程。
まもなく火葬場に到着、いよいよ本当に最後のお別れの時。

火葬場の職員さんに託した後も、最後までむっちゃんに触れ続けていた畠職員さんや、同行した皆さん。

あまりにも皆が別れを惜しむため、扉が閉じられる寸前、むっちゃんはうっすらと目を開きました。

「ありがとう、もうお別れだよ」と言っているかのよう
...そして、係の人と共に扉の向こうへ消えていきました。

むっちゃんの亡骸には小学生からの手紙も添えてありました。

そう...ずーっと大好きだよ、山科むっちゃん。