旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

金で買えるもの

2006-01-23 | ほかの話
予想外に早い展開でしたね。ホリエモン「逮捕」。「社長」という肩書きから「容疑者」という肩書き(って言っていいのか)になってしまって、はてさて、この「大騒動」の結末はどこへ行くのか・・・

ただ、それにしても残念ですね。
堀江氏が日本経済に大きなうねりを起こしたことは間違いないわけで、でも、それが違法なものであったと。
法の抜け穴を本人たちは通ったと思っていたのかもしれないけれど、それは自分サイドでしか通用しない甘い見方だったと。
「IT企業」を名乗るほかの会社が同じ轍を踏まないことを祈るばかりですねー

さて、今朝の新聞にこんな記事が。
「彫刻のモナリザ“無事保護”オーストリアの森で」
詳細については、こちらの記事を読んでいただければと思いますが、要約すると、2003年5月にウィーンの美術史美術館から盗まれた16世紀の金細工「サリエラ」が、出頭した犯人の一人の証言通りに、オーストリア北部の森に埋められていたのが発見されたということ。サリエラは、豊作の女神や海の神の姿を彫った黄金で出来た塩入れで、ルネサンス美術の傑作とされているもの。時価は6000万ドル(約70億円)になるとか。
・・・ライブドアの時価株価の最高値7000億円にはかないませんが。
それでも、この美術品の価値は評価されている時価以上のものがあるはずです。何年も有形として残るもの。長い世紀に渡って、高く評価されるもの。
音楽や美術など芸術の価値は、その存在が「永遠」であることに大きな価値があると思うんですよね。
ふと思うのは、なぜ、私はそういうものへ関わっていこうとしなかったのか。
子供の頃に「趣味はお金あつめ」と書いていた堀江氏が、その道を突き進んだように、私も大好きだった音楽や踊りや絵画や文学の方面になぜ進まなかったのか。
まあ、いまの自分を後悔しているわけではありませんが、ホリエモン逮捕のニュースを聞きながら、どんなことがあっても自分の人生を悔やむようなことはしたくないなと、そんなことを思ったわけです。
ピアノに再び取り組み始めたのも、捨ててきた夢の切れ端をまた繋いでみたくなったわけで、音楽の持つ力を自分の手につかまえておきたいと、ここから何か新しいロードが開けるんじゃないかと。
それは「金で買える」ものなんかじゃないんですよねー
わかるかなーホリエモンに