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『中の人』千秋楽

2014-05-20 | 観たものレビュー

大阪まで千秋楽を観てきましたが、あらためて行ってよかった!と思いました。
東京では前半3公演しか観ていないので、それが比較になってしまうのですが、主演を務めたシゲアキさんが、自分が表現出来る全てを、舞台上で出し切ろうとしているのが強く伝わってきた千秋楽の芝居でした。
個性豊かで芝居巧者の共演者に恵まれたこともあると思います。彼らにもまれて、今までに見たことがないシゲアキさんの表情、動き、感情の吐露が、千秋楽公演には溢れていました。
舞台終わりのカーテンコールで、演出を手掛けた河原雅彦さんからも「今日の演技が一番だった」と言われていて、嬉しかったけど、それもどうかと思うの(笑)
でもまあ、今までも良かったけど、今日がその中で一番だったってことだよね。

日本にある架空の島が舞台ということや、主人公が自分の理想や憧れを擬人化したキャラ(普通の人には見えない)が存在したり、強烈な個性の登場人物ばかりだったりといった、どことなくファンタジー的な要素が特徴的な舞台でした。

でも、主人公のキャラクターやバックボーン、悩みや葛藤や挫折は、どこかシゲアキさん本人に似ているようで、でも似ていなくて、それでもどこかシゲアキさん自身の人生の一部を切り取ったかのような描き方がされているのが面白かったですね。
『青春こじらせ病』なんて、数年前のシゲアキさんが実際かかっていた病なんじゃないかしら?(笑)
当時かなりの重症だったと思うんだけど…

それにしても、ラストのソロダンスの場面も含めて、チャレンジングな舞台だったと思います。
マギーさんや河原さんの求めるレベルはかなり高かったはずですが、それを表現出来るだけの力をつけてきていたんだなと改めて思いました。

これからの、次のステージが楽しみです。

ああ、早く新感線に呼ばれないかしら。




ちなみに、泥団子の歌がなんでだか、いまだに脳内をリピってます(笑)