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こんにちは、ルナプシュケのスミヨです
先日は、感情と中医学についてお話しました。
ブログを読んで下さった方々から、ブログ読んでジーンときましたなど感想を頂きました。ありがとうございます(^^)
中医学は鍼灸や按摩など治療だけのためではなく、心身共に健やかになるための知識がたくさんあります
そういったことを皆様にこれからもお伝えできるようにがんばります
そしてこれからは前回の感情と中医学のお話から、今度はそれぞれの感情について話していきたいと思います
今回は “ 怒り ” です
怒りについて、前回色々とお話しました。でもお話はまだまだ~あるんです
怒りというのは、中医学では木の性質があります。
木の特性というのは、のびのびと枝が伸びと生長していくことから 成長や発展、のびやか 円滑さを表します。
つまり怒りはこの特性と深く関わっています。
もっと成長したい。もっと発展したい。そういった願いから出る怒り。
子供が成長していくうえで避けては通れない反抗期 がまさにこれではないでしょうか?
自我が目覚め、変化していく自分と今までの自分との摩擦が怒りとなります。
今のままでいいと全てを受け入れ、すべてに満足していることも良いですが
そのままでは成長や発展はなかなかせできません。
より良い方向に行きたい時には、怒りがバネになる場合もあります。
しかしこの場合は怒りを外に向けていても解決しません。
自分自身と向き合い、成長して乗り越えていく必要があります。
ですから、イライラする時には、何かを学んだり、挑戦していくとこういった怒りは収まっていきます。
イライラは成長の証
ぜひ 何か 自分にできること。やりたいことを始めましょう
そしてもう一つは伸びやかにいきたいことを止められたり、圧されることによる怒り
多くの怒りは、自分の思い通りにいかない場合や円滑に進まない場合に怒り となりますよね
わたしもフラワーエッセンスによる心のカウンセリングをしているのですが・・・
いつもイライラしている方や、怒りやすい人は、今の環境でつねに抑圧されている人
または幼少期から我慢ばかりしてきた人や自由に自分の意見を云ってこなかった人
ルールに縛られて自由のない人やそういう教育を受けてきた人に多いです。
こういった怒りをお持ちに方は 「~してはいけない。」「~しなければダメだ」「こうするのが正しい。」と自由を奪う抑圧する言葉を使います
そういった蓄積された抑圧によって、日常でも 常にイライラしている場合もありますので
何が自分を抑圧しているのか?という観点から自分の口癖や行動、心をみつめると
自分のイライラの本当の原因をみつけることができますよ
生きていく上では ルールも大事ですし、いつも自由に 気ままに生きるわけにもいきませんので
全てに対して 自由でいて下さい とは言いませんが
あなたの心の怒りがあるのは、あなたが今の状態では 自由でいられず苦しいということです。
イライラしやすい人は、どこかで 自分が自由で解放できる場所
なにも気にせずに自由に話せる場所や人を持つこと が大切です
そして のびのびと体を動かすことも イライラ防止になります(^^)
実は怒りは筋肉と関係しているため、怒りがひどいと筋肉は硬くなり 肩こりなどコリの原因になります。
ですからストレッチなど 体を伸ばすことで イライラは解消されるんですよ
また内臓機能でいうと 肝 は肝臓とも関係していますが、その働きは少し違っていて
生きる上で大切なエネルギーである気と栄養を与えてくれる血の巡りを良くする働きと結びついています。
生理の前にイライラしやすいのは、気血の巡りと関係する肝と怒りの関係からです。
また怒りは目の関係し、怒りがひどいと、目が充血したり 眼精疲労になるなど 目にも影響します
目のケアも怒り防止につながりますよ
そして最後に、怒りと他の感情との関係についてお話します。
中医学では感情を7つに分けて体との関係性をみていると前回お話しましたが
感情それぞれの密接な関係を持っています。それが下の表です。
相性相剋(そうせいそうこく)という五行説の考え方からきています。
相性というのは図のサークルのことをいい『生み出す関係』と云われています。
親のように補い、促進する関係を云います。木→火→土→金→水
感情でいうと、恐れや驚きの感情から怒りが生まれる ということになります。
怒れると、その恐れから逃げるために対象に対して怒りを生み出します。
しかしこの関係は補う関係ですので、恐れや怒りはイライラしている感情を鎮静させてくれる場合もあります。
どういうこと??
特にここでは恐れと怒りの関係についてお話すると
怒りは私たちが生きるために必要な気(エネルギー)を上昇させます。
よく怒りと頭にきた!!と言われるようにカーと顔が熱くなったりするのがまさに気の上昇です
それと反対に恐れは気を下降させると云われています。
恐れは時として、私たちに落ち着きを与えてくれます。
恐れについてはまた詳しくお話しますが、私たちは恐れという感情があるから色々なことに対処し安定していこうとします。
恐れがなかったら用心する心も生まれなくなります。
ですから、怒りがある時には もう一度自分の立場に立って
このことが自分の恐れや不安について考えて、冷静さを取り戻すことが大切です。
そうはいっても難しいのであれば・・・
イライラして怒っている方にはホラー映画や絶叫マシーンなどで気を下げてバランスをとることも良いですよ(^^)
そしてもう一つの関係が
相剋というのは図で云うと星形のことをいい『コントロールする関係』と云われています。
敵のように相手を抑圧しコントロールする関係を云います。木→土→水→火→金
感情でいうと、悲しみや憂いの感情は怒りをコントロールする ということになります。
相剋の関係からすると、怒りは悲しみに弱いです。悲しみに負けてしまいます
悲しみが強くなり過剰になると、怒りはさらに強くなります。
先ほど話した 抑圧からくる怒り にも通じるのですが
愛情に飢えている子供や孤独な人ほど、怒りやすかったり
親の愛情不足により自分の感情を怒りでしか表現できない子供もいますし
そういった悲しみから心の深い部分に怒りを持っている人もいます。
ですから 自分自身で「なんでこんなにも腹が立つのだろう?」など理由のわからない怒りをお持ちの方は
先ほどの成長や抑圧以外にも、悲しみということも あなたの怒りを強めている場合がありますので
しっかりと自分の怒りと向き合うためにも 悲しみという感情とも向き合ってみる のも大切です。
またこの相剋関係は悪いことばかりではなく、怒りを制御してくれる ので
さきほどのホラー映画も良いですが、涙を流すような悲しい映画や悲しい歌もお勧めです(^^)
色々と怒りについて中医学的にお話してきました
本当はまだまだ云い足りないのですが・・・ どこまで話しても止まりませんが
今回だけでは理解できなくても、今回は‘怒り’でしたが
その他の感情と向き合っていくことで理解が深まっていくことと思います
まずは今回のブログを読んで、怒りという感情と様々な角度から 向き合ってみてはいかがでしょうか?
そしてあまり深く考えずに、まずは今回お話した様々な怒り解消法をぜひ実践してみて下さい
あなた自身の持っている心のモヤモヤや感情のコントロールが少しずつでも楽になっていくように願っています
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