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今宵の一枚はHerbie Hancockの「maiden Voyage」、処女航海。1965年の録音でレーベルはBlue noteだ。これまたJazzファンには耳タコのアルバム、名盤のひとつに数えられている。2015年の今聴いても少しも旧さを感じない楽曲。A面冒頭の「Maiden Voyage」まさにこれから海へ漕ぎ出そうとする雰囲気が素晴らしくウキウキする気分。MilesのQuintet在籍当時のリーダーアルバムで、自分の意思と思いが溢れている。ハービーはチック同様たいへん作曲の才能がある人で、斬新な曲をこれでもか、と産出。
ハービーとチック、演奏スタイルの変遷と作曲の才能を見るとこの二人よく似ている。
このアルバム脇を固めるメンバーも腕利き揃いですごい。
Herbie Hancock(Piano)
Freddie Hubbard(tp)
George Coleman(ts)
Ron Carter(bass)
Anthony(Tony)Williams(ds)
MilesのQuintetとtsのWayne Shorterが違うだけで他はまったく同一メンバー。Tony(なぜかクレジットはAnthony)Williamsのdsが通奏低音のようにず~と鳴り響きているのが印象的だ。それもハイハットのサウンドが良く響く。Millesの楽団ではとかく評価が芳しくないtsのGeorge Colemanも水が合うのか素晴らしい。なかでもHerbieのtpが出色。MilesのQuintetで聴く彼より伸び伸び演奏している感じだ。
必聴アルバムなり~。