今宵の一枚はCharlie Mingusの「The Charlie Mingus Quintet Plus Max Roach」。1955年の制作でレーベルはdebut。ミンガスといえばまず思い浮かぶのは「直立猿人」だが、このアルバムはその1か月前に録音されたもの。大作前の小手調べ的な感じだろうか。とにかく強靭なbassのサウンドに驚かされる。芯があると言ったらよいのだろか。ズンズンと心の襞までに入り込むかのようである。音色的にちょっと暗いかな、とも思うが力強さに圧倒される。Roachはゲスト出演で、A面2曲目と、B面2局目のみの演奏。Drumsでは彼特有のハイハットの演奏がB面で楽しめる。二人の掛け合い、いや対話が聴きどころ。Roachが鼓吹し、そして引いて待つ。個人的にはLadybirdのMalの演奏が好き。
sideA
1.A foggy day
2.Drums
3.Haitian fight song
4.Ladybird
sideB
1.I'll remember April
2.love chant
(personnel)
Charlie Mingus(bass)
Eddie Bert8tb)
George Barrow(ts)
Mal Waldron(piano)
Willie Jones(ds)
Max Roach(ds)