今宵の一枚はAll Stara Jam Session(Aurex Jazz Festival'81)、1981年制作でレーベルはEast World(東芝EMI)だ。名前通りの東芝EMI所属のスタープレーヤーを集めたセッションである。Aurexは東芝のオーディオブランド名で、今とはまさに隔世の感あり。オーディオブランドの名のもとにイベントを開催なんて2015年の今日では考えられない。ハードとソフトを持つ強みだろうか、東芝もずいぶんとオーディオに力を入れていた。プリント基板の厚さが1mmという全体未聞のプリアンプSY99や、ADRESという名称でドルビーに対抗する、ノイズリダクションシステムを売り出したりと、ずいぶんと派手にビジネスをしていた。
Freddie Hubbard(tp)
Stan Gets(ts)
Milt Jackson(vib)
Gerry Muligan(bs)
Bob Brockmyer(tb)
Art Blakey(ds)
Ray Brown(bass)
Roland Hanna(piano)
演奏で注目すべきはなんといってもArt Blakeyが元気なこと。彼独特のリズムは耳に心地よく、これぞジャズドラムといった風情で楽しくなるkと間違いなしだ。