今宵の一枚はジャッキー・マクリーンのMclean Scene。1956年12月、1957年2月の録音、レーベルはプレスティッジ。マクリーンのアルバムはそれこそ紹介しきれないほどあり、代表作でもいないのだが、妙にこのアルバムに惹かれる。ジャケットのサックスを吹く写真の印象からだろうか。レフトアローンのサウンドと、この写真がマクリーン=カッコいいサックス吹き、というイメージが脳裏に刻まれている。いわゆるJazz Musicianの典型として。実にカッコいい。
レッド・ガーランドとマル・ウォロドンのピアノの違いを聴き比べるのも面白いが、ポール・チェンバースのベースが凄い。A面最後のトラック、Mean to meはバースはまるでギターのようなベースで、およそベースらしくない音色で驚かされる。軽やかで流れるよなサウンドである。この人、本当に上手い。
なぜかCDよりLPの方が音が伸びやかに聴こえる。
side A
1.Gone with the wind
2.Our love is here to stay
3.Mean to me
side B
1.Mclean's Scene
2.Old folks
3.Outburst
(personnel)
Jackie Maclean(as)
Bill Hardman(tp)
Paul Chambers(bass)
Mal Waldron or Red Garland(piano)
Arthur Taylor(drums)