今宵の一枚はアートファーのその名もずばりのThe Art Farmer Quintet。録音は1955年10月、レーベルはPRESTIGE。好きなtsだ。クリフォード・ブラウン、マイルスも好きだが、なぜかアート・ファーマーがターンテーブルに乗る機会が多い。このアルバムのライナーノーツにスイングと繊細のバランスが失われ、前者に比重が置かれる傾向あり、そんな時代にこのグループ(アート・ファーマークインテット)は絶秒なバランスを失っていない、と書かれているがまさにその通りに演奏だ。もっとも、B面を聴き限りではもう完全にswingではなくsubtletyな世界である。リリカルと言い換えても良いがゲストのジシ゛も実に繊細な演奏で魅力的だ。でもこのアルバム、デューク・ジョーダン(piano)が出色。華麗で繊細、美しい音色で素晴らしい。
side A
1.Forecast
2.Evening in Casablanca
3.
NICA's tempo
side B
1.Sattelite
2.Sans soul
3,Shabozz
(personnel)
Art Farmer(tp)
Gigi Gryce(as)
Duke Jordan(piano)
Addison Farmer(bass)
Pjilly Joe Jones(drums)