アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ウェス・モンゴメリー(The Incredible Jazz)

2015年04月02日 23時07分49秒 | ジャズ






今宵の一枚はウェス・モンゴメリーのThe Incredible Jazz。録音は1960年1月、レーベルはRiverside。Jazz Guitarはラッパやドラムのように前面に出ることは少なく、ベースほどではないしろ脇役と言ったら言い過ぎだろうか。ロックと違い、賑々しく振る舞うことは至極少ない。そんな中でウェス・モンゴメリーは別格。とにかく一音一音が明確で力強い。親指1本で爪弾くオクターブ奏法はつとに有名だが、演奏の上手さはもちろん後のギター奏者たちに与えた影響は計り知れないし、また決定的である。Jazzギターの始祖だ。

パワフルかつメロディアスな演奏はグイグイと引き込まれる。流麗な、文字通り澱みなく流れるような演奏で圧巻。トニー・フラナガン(piano)との絡みを聴くのも楽しいがやはり存在感が際立つモンゴメリーのギターの調べに、知らず知らず耳を傾けてしまう。他のプレーヤーを圧倒する存在感で俺がウェスだと主張しているサウンドである。

side A

1.Airegin

2.D-Natural Blues

3.Polka Dots and Moonbeams

4.Four on Six

side B

1.West Coast Blues

2.In Your Own Sweet

3.Mister Walker

4.Gone with the Wind


(personnel)

Wes Mongomery(Guitar)

Tommy Flnagan(piano)

Albert Heath(drums)

Percy Heath(bass)