今宵の一枚はOscar Peterson TrioのThe Trio。録音は1960年~1961年のChicago London houseでのライブ録音。余りに有名な史上最強、最良と名高いOscar Peterson Trio。巷では黄金のtrioとも呼ばれていた。とにかく三人が三人とも名人。Petersonだけが上手いのではなく、Ray BrownとEd Thigpenも惚れ惚れするほどに上手い演奏である。とりわけ、Ray Brownのbassは耳に心地よく軽やかの極み。素晴らしいフレーズが泉の如く湧き出てくる。drumsのEdも心憎いばかりのplayで、こちら魅せられる。もちろん御大の超絶テクニックは言わずもがなで、なんでまあこんなに上手いだろうなぁ、とため息が出る。ライブにもかかわらず録音が良い。特にdrumsの音が素晴らしい。
どの曲も甲乙つけがたいが、B面最後のBilly boyにこのtrioのすべてが凝縮されている気がする。
side A
1.I've never been in love before
2.(In the )Wee small hours(for the morning)
3.Chicago,that todding town
side B
1.The night we called it a day
2.Sometimes I'm happy
3.Whisper not
4.Billy Boy
(personnel)
Oscar Peterson(piano)
Ray Brown(bass)
Ed Thigpen(drums)