今宵の一枚はGeorge kawaguchi Art BlackyのKiller Joe。録音は1981年12月、NY。レーベルはunion Jazz。このアルバムを聴いてジョージ川口の上手さに改めて驚いた。一度だけ生で聴いたことがあるが、パワフルなそして高速ドラミングに大いに感動した記憶がある。Art Blackyと真っ向勝負、一歩も引けを切らないばかりか、互角以上の演奏である。録音が良くダイナミックな両者のドラミングが手に取るように聴こえ、楽しい。右Chがジョージ川口、左chにArt Blakeyが陣取っているそうな。
The Jazz Messengersにジョージ川口が加わった編成になる。特筆すべきはpianoのDonald Browne、彼の演奏は畳みかけるような勢いがあり、聴きどころ満載である。ノリが良くテンポでグイグイと押してくるのだ。強靭なタッチではなく軽やかなタッチだが、引き込まれる魅力がある。お勧めはB面冒頭のWell you needn't。御大二人のパワフルな演奏が堪能できる。
side A
1.killer joe
2.A night in tunisia
side B
1.Well you needn't
2.Tin tin teo
3.Big apple jump
(personnel)
George Kawaguchi(drums)
Art Blakey(drums)
Wallence Roney(tp)
Branford Marsalis(as,ts)
Slide Hampton(tb)
Donald Browne(piano)
Charles Fambrough(bass)