週末はRockなれどJazz。Ray BryantのPlays Basie&Ellintonだ。録音は1987年2月、レーベルはemarcy。Ray Bryantは日本では根強いファンはいるるものの、KeithやChickほどには人気がない。評論家の評価も今一つだった気がする。控えめ目なおとなしい性格故だろう。本アルバムは表題通りでBasie&Ellintonへのオマージュである。言わずもがなだが、Rayはこの二人を深く尊敬し、またその影響はあれの演奏に色濃くみられる。
とにかく演奏が素晴らしい。Oscar PetersonこのNo1テクニシャンと思っていたが勝るとも劣らないPlayである。どの曲も素晴らしいがとりわけ、A面冒頭のJive at fiveが一番だろうか。drumsのFreddie Waitsの妙技もありグイグイと引き込まれる。いや圧倒されてしまう。
オーディオ的にも素晴らしい。各楽器の分離が際立ちかつ定位が抜群で惚れ惚れするほどである。
このアルバム必聴だ。
side A
1.Jive at five
2.Swingin' the blues
3.9:20 Special
4.Teddy the toad
5.Blues for basie
side B
1.I let a song go out of may heart
2.It don't mean a thing
3.Medley:Sophisticated lady,prelude to a kiss,Mood indigo
4.Things ain't what they used to be
(personnel)
Ray Bryant(piano)
Rufus Reid(bass)
Freddie Waits(drums)