アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

復活、P-309

2015年12月16日 23時22分10秒 | オーディオ








オーバーホールメンテナンスに出していたP-309が今夜、戻ってきた。今回のメンテナンスは、岡山のYBN岡山さんにお願いした。代表の野郷氏はパイオニアのご出身で長らく音響機器の設計、生産技術、品質保証業務に携われ、2007年当時の上層部に手作り商品群の集中と分散の必要性を解き、Exclusive&ハイエンドモデル修理専門の一人拠点・世田谷修理工房を新規創設され6年間で5,000台以上のメンテナンスをされたプロ中のプロ。マニアの間では世田谷工房として知られた存在でExclusive機器のメンテナンスにかけては、日本一。遠く香港からクソ重いP-3をハンドキャリーで岡山まで持ち込んだ人がいたくらい、凄腕の方。僕も7,8年前にMZ-1(無帰還純A級パワーアンプ)のオーバーホールをお願いした経験がある。

P-309君聴感上イマイチな感じが強くなり、2週間前にオーバーホール修理を依頼。もとより発売から30年以上経過したモデルのためメンテナンスは必須とは考えていたが、やはりかなりよろしくない状態で劣化コンデンサー類の交換は当然として、基板の半田付けが危険な状態でいつオーバーヒートしてもおかしくない状態だった、とのこと。

すべてのリレーを窒素封入の高級タイプに交換、電解コンデンサー×41、Fuseホルダー&Fuse×5の交換。そして件の半田基盤総修正、Switch、Volume類のすべての接点洗浄、アイドル電流トリミングを行って頂いた。かつ電源コンセントのインレット化を実施。

まだ通電、試聴して3時間ほどで初期慣らしといったところだが、一聴して全体的に音がclearになり高域の細かい音を実に良く拾うようになった。音の分離も目覚ましいものがあり、ビックリ。一音一音が重なった時でもハッキリと分離して聴こえかつ力強い。ボリュームを上げても煩くならない。いやはや、メンテナンスの重要性を再認識。コンデンサーは1週間ぐらいエージングというか通電が必要(過去MZ-1で経験)だが、いったいどんな音になるのか想像するにワクワクする。

同じく本日到着した電源ケーブル、太さにビックリだ。

今週中にはM-509を発送したいな。