アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

Hampton Hawes Trio(Hampton Hawes Vol.1:The Trio)

2015年12月25日 00時06分04秒 | ジャズ






今宵の一枚はHampton Hawes trioのVol:1、録音は1955年6月。レーベルはContemporary。1950年代にもっとも活躍したpianistで、そのテクニックの凄さと強靭なタッチには圧倒される。凄まじいばかりでTrioなのに、drumssもbassもほとんど目立たない。独特のタッチも他に類がなく一聴してHamptonと識別できる。Duke Jordanのゴツゴツした拳のようなsoundに、Oscar Petersonの流麗な演奏を足したような、それでいてDukeのような固さがない、といったところだろうか。ノリノリのスイング感はちょっとほかに思いつかないほどだ。

B面冒頭のHamp's bluesは必聴。パワフルで流れるような演奏ながら強烈なblusが横溢しこれぞJazz、これぞbluesである。リズム感が素晴らしくこの1曲でHampton Hawesを体現しているといっても過言ではない。

Legendの一人に数えられる名人である。残念ながら48歳という若さで亡くなっレしまった。


side A

1.I got rhythm

2.What is this thing called love

3.Blues the most

4.So in love

5.Feelin' fine

side B

1.Hamp's blues

2.Easy living

3.All the things you are

4.These foolish things

5.Carioca


(personnel)

Hampton Hawes(piano)

Red Mitchell(bass)

Chuck Thompson(drums)