今宵の一枚は渡辺貞夫のHow's Everything。録音は1980年、レーベルはEast wind。ナベサダ、人気絶頂時代の武道館ライブである。なんて3日間の興行で30,000人を動員、Jazzのコンサートでは空前絶後だ。今でもこの記録は破られまい。超一流のplayer達と東京フィルハーモニー交響楽団の100人に及ぶオーケストラを従えての演奏である。ストリングスの音が厚いわけだ。ちょっぴり残念なのは、ナベサダ以外に日本人のメンバーがいないこと。Steve Gaddのguitarが素晴らしい。冴え渡った演奏に思わず耳を欹てた。Dave作曲の2曲を除くすべてがナベサダの作曲。個人的にはMzuriが好き。アフリカの大地を想起できるから。それにしてもこのアルバム、2枚組。全曲聴いていたらこんな時間になってしまった。(笑)
side A
1.Up country
2.Mzuri
side B
1.Tsumagoi
2.All about love
3.Nice shot
side C
1.Seeing you
2.No problem
3.Boa notie
side D
1.Sun dance
2.M&M studio
3.My dear life
(personnel)
渡辺貞夫(as、ss、fl)
Dave Grusin(keyboard)
Richard Tee(keyboard,piano)
Eric Gale(guitar)
Jeff Mirono(guitar)
Anthony Jackson(electric bass)
Steve Gadd(drums)
Anthony Jackson(drums)
Ralph MacDonald(con、perc)
Jon Faddis(tp)
東京フルハーモニー交響楽団