歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

4年目。

2015-03-11 12:00:00 | 日記
東日本大震災から今日で4年です。
去年、この日に私は前橋の煥乎堂で「神剣の守護者①」の、
講演をしていました。
終了後、当時は病床にあった恩師から、
「震災から3年、この国は何をしたというのでしょうか?」
というメールをもらったのを覚えています。
口先だけ「進んだ、進んだ」という政府の東北復興への姿勢は、
「進んだことにすれば、復興したことにすればいい。
そうすればもう何もしなくていい。何故なら、もう復興したのだから」
そう見て見ぬフリをしているように感じます。


2011年3月に仙台東インターの南側から荒浜方向を見て、
打ち上げられた車、船、地震の傷跡を見て、
「でもまあ、何のかんので経済大国日本の底力なら、
半年もすれば撤去されるだろう」
と・・・安直な見通しをしていた自分に腹が立ちます。
あれから、4年です。


3月11日。
震災で犠牲になられた多くの方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、今も被災地でご苦労されている方々に敬意を表し、
微力でも復興の一助となれるように務めたいと思います。



今年の河津桜。
ここ数日、天気が悪いな・・・



智本光隆