続きでーす。
2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その116
小さな妖精は 芝生の上を転げ
も少し大きな妖精は 跳ねまわる
花やら木の実やら 宙でぶつけあい
カタツムリに乗って ハイヨーお馬さん
クモの糸で葉っぱのそり 宙返り
<つづき>
カエルたちが 端っこで演奏してた
バラバラ降る木の実にも 動じない
残念ながら 小粋な小笛はなかった
あの小さいカエルは どこだろう
見回したけど 見当たらなかった
木ノ皮が カタツムリを並べて叩いてる
妖精たちがふわふわ 飛んでくる度に
薄い太鼓を叩いて 気を反らしてた
ちゃんと 音楽に合ってるのがさすがだ
陽気な虫喰ライも 真剣にギターを抱えてた
とりあえず 演奏に問題はないようだった
妖精たちは ご機嫌だった
どこで失敬したのか ふちの欠けた
人間用のお椀に 手を突っ込んでは
何か金色の液体を 飲んでいた
こんにちはー さやかさんは声をかけた
差し入れ 持ってきましたー
妖精たちは はっとさやかさんを見た
人間ダ人間ダ人間ダ人間ダ
大騒ぎになった
慌てて 逃げ出そうとする者
さやかさんに ぶつかってくる者
小さな手で叩いてくる者
つねる引っ張る お椀にドボン!
あいててて! さやかさんは声を上げた
鎮まりなさい! と声がした
青い色が目に入った と思ったら
小さな青い花が 一面に降ってきた
花は触れるはしから 穏やかな
雨と緑の香りを残して 消えていった
<つづく>
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2014年6月10日~ブログ直接投稿 「妖精の結婚式」 その116
小さな妖精は 芝生の上を転げ
も少し大きな妖精は 跳ねまわる
花やら木の実やら 宙でぶつけあい
カタツムリに乗って ハイヨーお馬さん
クモの糸で葉っぱのそり 宙返り
<つづき>
カエルたちが 端っこで演奏してた
バラバラ降る木の実にも 動じない
残念ながら 小粋な小笛はなかった
あの小さいカエルは どこだろう
見回したけど 見当たらなかった
木ノ皮が カタツムリを並べて叩いてる
妖精たちがふわふわ 飛んでくる度に
薄い太鼓を叩いて 気を反らしてた
ちゃんと 音楽に合ってるのがさすがだ
陽気な虫喰ライも 真剣にギターを抱えてた
とりあえず 演奏に問題はないようだった
妖精たちは ご機嫌だった
どこで失敬したのか ふちの欠けた
人間用のお椀に 手を突っ込んでは
何か金色の液体を 飲んでいた
こんにちはー さやかさんは声をかけた
差し入れ 持ってきましたー
妖精たちは はっとさやかさんを見た
人間ダ人間ダ人間ダ人間ダ
大騒ぎになった
慌てて 逃げ出そうとする者
さやかさんに ぶつかってくる者
小さな手で叩いてくる者
つねる引っ張る お椀にドボン!
あいててて! さやかさんは声を上げた
鎮まりなさい! と声がした
青い色が目に入った と思ったら
小さな青い花が 一面に降ってきた
花は触れるはしから 穏やかな
雨と緑の香りを残して 消えていった
<つづく>
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