(写真:UIゼンセン同盟福岡県支部の新春賀詞交歓会に出席)
「日本経済はもはや一流と呼べぬ!」
昨日の通常国会の演説の中で大田弘子経済財政担当大臣は日本経済の危機を演台より訴えました。その理由としてGDP(国民総生産)がOECD(経済開発機構)加盟国30カ国中18位に後退し今後も成長していく枠組み(基礎)が未だ出来上がっていないと述べました。私も先の一般質問でも大田大臣の言葉を引用しましたが、政府の立場としては異例(正当)な発言が新鮮です。大臣は「もう一度世界に挑戦する気概を取り戻すことが求められ、成長力を強化して高齢化社会を乗り越え、安定のある質の高い社会を目指さなければならない」と締めくくりました。福田総理の演説が不透明な部分が多かったのに対し、大田大臣の経済演説は説得力がありました。
「エコ」この言葉はここ最近私達の生活に定着しつつあります。
「エコ」を掲げることで企業のイメージは良くなり、時代の先端の活動を行っている「地球にやさしい企業」と言うことで経済界全体で後押しする体制が確立しているところです。「食品偽装」に代表される「偽」の文字が今回はエコ(環境)にも回ってきました。
「製紙有力6社のエコ偽装」はせっかく国民が環境を守って行こうとする意識に水をさす結果となりました。環境を守るために使用した、古紙を使用した名刺やはがき、コピー用紙は企業の利益と変わり、我々の意思(グリーン購入)は無視されました。
ここで「グリーン購入法」について簡単に説明しますと・・・・
2001年に環境に配慮した製品の購入を国などに義務付け、普及を促進する法律です。購入の必要性を十分に考慮し、品質や価格だけでなく環境のことを考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することであります。何も国は公共団体だけではなく我々も物品の購入の際には上記を十分に考慮しなくてはなりません。
夏の暑い時期によくテレビでスーツを着てネクタイを締めて涼しい顔で「環境問題について語っている人」をよく見ます。私は疑問を抱きました。
エコを金儲けの道具やイメージ戦略だけの為に利用することの無いような世界にしていかなくてはなりません。地球の代わりはありません。
まずは身近なエコアクション(地球を守る行動)から始めましょう。
昨日「UIゼンセン同盟」の賀詞交歓会に参加させて頂きました。
たくさんの方とご挨拶ができ有意義な会となりました。