藤澤浮世絵館で開催中の「蔦屋版東海道と追分道の文化 広重〈視角〉の追求『橋、渡し、追分』」を見に行きました。
開催期間は3月7日から4月23日です。
歌川広重は、生涯で20種類以上の東海道シリーズを書きました。
その中の一つ「東海道五拾三次之内」(蔦屋版東海道)は、宿場町そのものではなく、立場や橋、渡しなど、宿場の周辺施設や風景に注目したシリーズです。
本展では蔦屋版東海道を中心に、歌川国芳や菱川師宣などの旅の浮世絵が77点展示されていました。
歌川広重「東海道五拾三次之内 江尻」
ダイナミックに盛り上がった橋を中心に、強い雨の中を急ぎ足で通り抜ける笠の人々。物語性を感じました。
以下、特に気に入った浮世絵を並べておきます。
絵に地名が入っているのがありがたいです。
やっぱり地元や行ったことのある土地の画の前では鑑賞時間が長くなります。
館内では、藤沢市内の現在の風景と蔦屋版東海道で描かれた同じ場所の浮世絵を比較する動画も流れていて、絵に命を感じましたね。
昔、あの旅人たちが船渡しや徒歩渡しを使ったり、尻を絡げて自らの足で通過したりした川、海、道、橋に、風景の形がすっかり変わってしまった現在でも人々や車が行き交っているという事が、なんだか感慨深かったです。土名も当時のままだったり、漢字は変わっていても読みはそのままで残っている場所だったりで、開発で安易に土地や橋などの名前を変えるものではないと思いました。
開催期間は3月7日から4月23日です。
歌川広重は、生涯で20種類以上の東海道シリーズを書きました。
その中の一つ「東海道五拾三次之内」(蔦屋版東海道)は、宿場町そのものではなく、立場や橋、渡しなど、宿場の周辺施設や風景に注目したシリーズです。
本展では蔦屋版東海道を中心に、歌川国芳や菱川師宣などの旅の浮世絵が77点展示されていました。
歌川広重「東海道五拾三次之内 江尻」
ダイナミックに盛り上がった橋を中心に、強い雨の中を急ぎ足で通り抜ける笠の人々。物語性を感じました。
以下、特に気に入った浮世絵を並べておきます。
絵に地名が入っているのがありがたいです。
やっぱり地元や行ったことのある土地の画の前では鑑賞時間が長くなります。
館内では、藤沢市内の現在の風景と蔦屋版東海道で描かれた同じ場所の浮世絵を比較する動画も流れていて、絵に命を感じましたね。
昔、あの旅人たちが船渡しや徒歩渡しを使ったり、尻を絡げて自らの足で通過したりした川、海、道、橋に、風景の形がすっかり変わってしまった現在でも人々や車が行き交っているという事が、なんだか感慨深かったです。土名も当時のままだったり、漢字は変わっていても読みはそのままで残っている場所だったりで、開発で安易に土地や橋などの名前を変えるものではないと思いました。