まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

FISH MARKET @ アレキサンドリア

2008-06-12 21:39:45 | ワシントンDCレストラン巡り

暑くなってきたからか、このところ、よく港がある街に遊びに行っている。

ワシントンDCにもウォーターフロントはあるけど、また雰囲気が違う港町 アレキサンドリア へ。

ここへはメトロで20分くらいで到着する、一番気軽に行ける歴史ある港町。

 
今はどちらかというと、庶民的なウォーターフロント?!
クルーザーも小さくて気軽な感じのが多いし、その数もたっくさん。

でも、ここの歴史も実は長く、植民地時代からの面影を残す、オールドタウンって呼ばれている。
当時はボストンやニューヨークに次ぐ、大きな港町 だったとか。

やっぱり町並みは、雰囲気あって良い感じ♪



何と言っても、目移りしちゃうのはレストラン。
メインストリートである KING STREET には、シーフードレストランが軒を連ね、どれもこれも、美味しそう~。


でも、今日は目的地を決めている。
この日はランチがてら、友達たちと ロス&ヨセミテ国立公園の旅行計画を立てよう
レストランに集合することになっているのだ。

向かった先は FISH MARKET という名前のお店。



この建物も随分古いらしく、南北戦争の病院や、魚肉工場を経て、今のレストランになったんだとか。

店内の、この味のある雰囲気が、良い感じ!


「古き良き」 そんな雰囲気が溢れる。
案内されたのは光が差し込む窓側の席で、これまた気持ちが良い。


まずはドリンク。汗を流した散策の後だったので、ドラフトビールが飲みたい!
メニューを見ると、FISH MARKET PILSNER (ピルスナー) というのがあるではないか。

もしかして、ココで造られてる地ビールなのかな♪ 思わず注文。
その時、「Big?Small?」と聞かれたので、とりあえず 「大きいほうで。」と、答えたのだけど。。。




ドドンっ とな。



なんじゃこりゃーーー!!!!
デカすぎますってばっっ。 ビックリを通り越して笑っちゃったよ、もー。(ちなみに32oz = 950ml)

聞くと、この大きさのドラフトビールが、またウリらしい。両手で持たないと腕がプルプルしちゃう。
地ビールのピルスナーは、さっぱりしつつ味わい深い。


さて。この日は5人だから、アペタイザーを色々頼んで、シェアしよう♪


シュリンプカクテル は、まだ、生のぷりぷり感が残ってる~~。
アメリカって、どうも茹ですぎて固くて味気ないのが多いけど、こんな新鮮で美味しいのは初めてかも。


そして、ハマグリの一種という CHERRYSTONE CLAM (チェリーストーンクラム) 。

結構大きな貝の蒸し焼き。
お好みでバターを付けるらしいけど、このままでも十分じゅ~しぃで、自然の塩っ気だけで十分。

しかも、蒸してあっても、貝の身が十分大きい。お腹もぷっくり。
“火を通しても縮まない” というのは、元が水っぽくなく、詰まってる証拠だもんな。


そして、この貝、なんと もあるという。

 
ピンク色で、ツヤツヤぷるるん。こんれが、またウマイ!!

きっと、もっとも美味しい食べ方は、上のような蒸しか、クラムチャウダーで出汁を味わう料理なんだろうけど、
生でも十分旨味がある。


そして、一番食べたかった 生牡蠣 !!

 
この生牡蠣も、ぷっくりプリプリでビックリ!!
写真で大きさが伝わらないのが残念だけど、岩牡蠣みたいで、殻もズッシリ重い。

今まで “高級シーフード店” で生牡蠣を食べたことはあれど、ぜーーーんぜん、大した事なかった。
「小さいし、水っぽいし、ただ高いだけじゃん・・・」って何度思ったことか。


が!
ここのは違う!しかも、6つで8ドルっていうから、これまたビックリ!!
メニュー全体を見ても、DC価格とは違って、かなり庶民に優しいのだ。


生ものの他は、プレートで 焼き魚介類盛り を。


サーモン、海老、蟹・・・などなど色々あるけど、中でも ホタテ が最高!
とーーーっても、もっちりもちもち感、味も濃厚。
思わず唸ってしまった。。。


いやーー、久しぶりに美味しい魚介類が、リーズナブルに食べれて幸せいっぱい。

本格日本料理のような、“仕込みをきっちりした繊細な料理”なんてものの代わりに、
こんな風に、「生のまま!」 「焼いたまま!」 「フライしたまま!」 な、直球料理ばかりだけど、
それでも、このお店は素材が良いのか、今までのレストランとは全然違う。



で。
ここにお燗があればね・・・っていつもの感想になるワケで・・・(涙)。

こんな素材直球アメリカンな、この魚介料理の味わいに合う日本酒、うんうん、色々思いつくけど。
地ビールと白ワインでガマンするしかないのだ~~。



[FISH MARKET]
105 & 107 King Street Old Town, Alexandria 22314
tel:703.836.5676
http://fishmarketoldtown.com/main.html

コメント (34)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地ビールをより美味しく飲む方法 | トップ | プールって・・・・ »
最新の画像もっと見る

34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
牡蠣 (たく@酒遊倶楽部)
2008-06-12 22:07:11
6個で8ドル・・・
検討がつかない。
1ドルが100円だと、800円だから、1個130円くらい?12月末の祝儀値段ですね・・。

オイラみたいな、貧乏な広島人は、2月3月に牡蠣を食べるが・・1個50円くらいですね。

どんな牡蠣かは煮酒に・・感想をお聞きしてくださいね。
返信する
わあ~ (ユキ猫)
2008-06-12 22:35:23
いいね~
新鮮な魚介たっぷり。
大きくて水っぽくない貝、食べたいなあ~。
町並みも素敵なんだろうな~。
返信する
美ール (葛飾のオヤジ)
2008-06-12 23:03:04
>メトロで20分くらい
ということは、「浅草-新橋」くらいですね?
ならば、毎日通えますねー(笑)

このデカイ「美ール」は金魚鉢ぐらいですか?
返信する
美味しそう・・だけど (Ben)
2008-06-12 23:15:18
牡蠣は兎も角、お酒もだけど、やっぱり醤油と山葵が欲しい所だね!

アレキサンドリアなんてヨーロッパちっくな場所があるんだね!

海のものは、海の近くで!だよね!

ビールが写真だとあまりデカく見えないね。
両手でって事はピッチャー並?!
返信する
■たく@酒遊倶楽部さん (まき子)
2008-06-13 06:02:22
日本は生牡蠣があんなに手軽に食べられて、なんて幸せなんだろう~って思いますよ(涙)。
ここは6個で130円くらいなんですが、安い方です!
だいたい1個、しかも、もっとちっちゃくてペターンこな牡蠣が1個2ドル=200円てとこでしょか。
「生で食べられる」ということが、どうも高い食材となっております・・・。
広島の牡蠣、また食べたいなぁ。。。
志ノ蔵さんで食べたあの牡蠣が忘れられません(涙)!
返信する
■ユキ猫ちゃん (まき子)
2008-06-13 06:04:52
こんな新鮮で美味しい魚介食べたのは久々で!
生牡蠣食べた時はじ~んとしちゃったよ。。。
大きいと水っぽいのが多いけど、これはそんなこともなく♪
ヨーロッパの町並みを散策した後に、こういうお店に入るのも
なかなか楽しいよ~。
返信する
■葛飾のオヤジさん (まき子)
2008-06-13 06:08:47
そうです!
私の場合は「渋谷から新橋」の方が親しみやすいでしょか。
ばっちり通える距離だし魚介類も美味しいので、
ココは使うようにしたいですね~~。

>このデカイ「美ール」は金魚鉢ぐらいですか?

ナイスな表現です!!
大サイズの金魚鉢の大きさに、金魚鉢並の分厚さをご想像ください・・・。
飲むとき、分厚くて、口からこぼれそうなんです(笑)。
返信する
■Benさん (まき子)
2008-06-13 06:12:09
山葵醤油よりも、塩で十分美味しい感じですよ♪
もしくはポン酢とかかなぁ~。

港町って全体的に雰囲気が似てるのか、
ネイビーアカデミーのあったアナポリスに、ここアレキサンドリア、ボルチモアって、
こんな植民地時代のヨーロッパちっくな雰囲気が残ってます。

>ビールが写真だとあまりデカく見えないね。
>両手でって事はピッチャー並?!

この迫力が伝わらないのが悲しいところ・・・。
ピッチャーなんて甘いっす!
上の葛飾のおやじさんのコメントがナイスです!
「金魚鉢」

返信する
直球たまに暴球 (住吉)
2008-06-13 09:04:36
直球勝負素敵です。
まっすぐ 好きです。
自分不器用ですからwww。

勿論。
確かな技術で、素材を未知次元の味に創作してくれる。
そんな料理人さんも大好きですww。

ビールは、1ℓ超位でしょうか?
昔特大ジョッキのBeerを呑んでたのを、思い出しました。

レア海老さんと、生牡蠣さんのソースは、ケチャップ的なチリ風味ですか?
個人的には、未知味ソースです。

返信する
■住吉さん (まき子)
2008-06-13 09:30:00
素材直球は、なんか気持ちがいいですよね(笑)。
日本だと、その素材をもっと最大限に生かした工夫をしてくれるけど、
そういうことをしなくても十分楽しめる感じがアメリカンです。


ビールは、惜しいっす!950mlです~。
(記事に付け加えてみました)
特大ジョッキって1ℓも入ってるんでしょか?!
でも、このグラスがホントに重くて(笑)!!

ちなみにソースは、チリ風味に近いソースです。
アメリカで魚介類に出されるソースは全部同じみたいで、
この日も牡蠣もクラムも同じソース・・・。
種類が違っても全部同じ味になっちゃうんです・・・。
なので、あまり好んで付けないっす。

返信する

コメントを投稿

ワシントンDCレストラン巡り」カテゴリの最新記事