一瞬、心臓停止？！ @ BUFFALO WING FACTORY

日本の居酒屋や焼鳥屋で、定番のつまみの一つといえば 鶏手羽 。

そういえば・・・関東に進出してきた「手羽先の○ちゃん」が“名古屋の味”と思われるのは、
名古屋生まれの自分としては非常に腹立たしいのだけど、（あんなのチガウ！）
そんな店じゃなくても、美味しい手羽料理は、たいがいどこにでも見られる気が。

手羽先や手羽元のおつまみが日本人に馴染んでいるのと同じように、
アメリカ人にも馴染んでいるの鶏手羽のおつまみがあったりする。

BUFFALO WING　バッファローウィング　というのだ。

このblogにも何度か出ているのだけど、基本は　辛い！
その辛さに、甘さが加わったり、酸味が加わったり、味付けはお店それぞれなのだけど、
とにかく、このバッファローウィングにハマってしまった相方。

「日本に帰ってもバッファロー食べた～い！」というので、自分で作れるかチャレンジ。

まずタレ作り。
タバスコ を ドバ！！と使用して、チリバウダー系のスパイスも加える。とにかく辛くHotに！

しかし、抵抗があったのは、ここに大量の　マーガリン　を加えて、マイルドさを出すこと。
まぁ、最初はレシピに従って・・・と、ドバ！！と入れてみたけど、絶対にこれカロリー高いよな（汗）。

このタレに2時間くらい、手羽をつけて。


本当なら、この後、素揚げして、それにさらにタレを絡ませるのが、本来の作り方。

が、揚物を自分ちでやるのが大っっ嫌いな自分、
尚且つ、あれだけのマーガリンを使うのに、さらに揚げるなんて高カロリー過ぎる！

と、思って　「揚げないバッファロー」　のレシピを参照に、オーブンでじっくりじっくり。
　
その間にも、何度かタレを駆け回す作業もポイント。

出来上がってみると、うひゃ～いい香り♪

ただ・・・これはこれで美味しいのだけど、なんだか別物。

いつもお店で食べてるのと、色自体も違うし。。。
この後も、何度か試してみたけど、やっぱ、何か・・・何かが違うんだよなぁ～。

やっぱし揚げなきゃいけないのかなぁ～。　でも味的にはそれ以前の問題のような気が。
何が違うんだぁぁ～～(>_<)！！


と、アメリカ人の友達に相談してみたら、
「俺らも何度か作ってみるんだけど、やっぱりお店みたいにはいかないよ。」　とな！
これって、家で食べるものじゃなくて、お店で食べるものなのかな。


「それより、バッファロー好きなら、面白いお店があるから一緒に行こう！」

と、誘ってくれたのは　BUFFALO WING FACTORY　(HP)。

バッファローウィング工場ですかっ！

事前に聞いていたのだけど、チキン・ウィングは10本単位からしか注文できなくて、
しかも味付けの種類がたーーっくさんあるから、
大勢でワイワイ食べるのが良いんだとか。

お店の中は、こんな感じにスポーツ番組を流すスクリーンがいっぱいある。　ということは・・・

当然　「ＮＦＬを観戦しながら飲むぞ！」　というイイワケで集まったのは6人。

メニューを見ると、ハンバーガーとかサラダとか、いろんなアメリカンな料理があるけど、
気になるのは　Chicken Wings　のみ！

ほ～んとに、たっくさんの味付けの種類。（Menu）

人気なのは Spicy BBQ とか Spicy Honey BBQ とか Spicy Garlic Butter なんだとか。
10本単位といっても、1本1本がとっても小さいから、たくさんの種類を頼んで、テーブルはWingだらけ。

トム兄貴、またＮＦＬはニューヨーク・ジャイアンツについて熱く語ってます。

アメリカ人のみんなは、ＢＢＱソースみたいな、べっとりしたのが好みのようだけど、
日本の手羽先を知ってる自分は Caribbean とか　New Orleans　の、カリっとしてるのが好み。

Caribbean は エスカリオン というハーブを使ったカリブ特有の ジャーク・シーズニング のみ。
New Orleans　といえば、ケイジャン・シーズニング。　日本でもこんなのが売られてるんだ～。


だがしかし！！
これらのWingの味付けは、バッファローとは別物。

バッファローのくくりは特別扱いされてて、さらに6段階の辛さに分かれている。
一番優しい方からMild → Hot → Extra → 911 → Torrid Zone そして、最も辛いのが・・・

これかぁ！！友達曰く、こんな最悪にHOTなのはありえない！という　The Flatliner !!

Flatliner ってどんな意味かというと、
心電図が「ピッ・ピッ・・・・ピッ・・・・・・・・ピ―――――――――――――――――――――。」　
と、心臓停止したときの心電図のラインのことだとか。

要は“食べたら死ぬよ”というヤツを・・・

ここまで来たからには、当然頼んでみることに。

アツアツのそれは、見た目は至って普通。

辛いものは好きだし、
普段からも、他人はダメというくらいの辛さのモノでも自分には物足りないことがあったので、
これくらい大丈夫だろう、と思って、1つを鼻に近づけて嗅いでみると。

つーーん！と、強烈な酸っぱさと、明らかに辛いだろう！と思わせられる香りが。
そして、次の瞬間。

まだ食べてもいないのに、目に痛烈な刺激を感じて、涙が！！


お！！おっそろしや～～～！！
顔に近づけただけで、コレかよ～！！

でも食べてみたい・・・と一口。。。





！！！！（汗）！！！！


（絶句・・・）


そのあと、しばらく　「シィーーーーシィーーーーシィーーーーーシィーーーーーーー」ってやってました。
(歯を閉じて隙間から空気吸うヤツ)

ほんっとーーーに有り得ん！！
こんなの、人間が食べれるもんじゃないーー！！
唇がぼわ～～ん！！って腫れ上がって、ひりひりひりひりひりひり。

この辛さの元は、友達曰く ハバネロ だろう、と。
実家で農家をやっている彼のお父さんは、ハバネロも生産していたらしく、
一度、素手でハバネロを触った後、手を洗うのを忘れてトイレに入っちゃったらしく・・・・・。
・・・・その後のことは、、、ご想像にお任せします、うぅ（涙）。


ちなみに、
このあと、4番目の辛さ 911 （度合い的には“救急車が必要な辛さ”って感じ？）　も食べてみたけど、
まるで子猫ちゃんのようなチョロイ辛さだ。

なにはともあれ、これがウワサのＦｌａｔｌｉｎｅｒ・・・恐るべし。


でも、やっぱしバッファローウィングって、こうやって沢山作って、
スポーツ観戦しながら（しなくても）、色々喋りながら、みんなでワイワイ食べるものだよなぁ。
日々の家庭料理で、しかも仕事しながらで、こんなんちょびちょび作ってられるかー！（と言って逃げる）



--後日--
“ハバネロ”って調べてたら・・・（Wikipediaより抜粋）

　激烈な刺激性をもっており飛沫したハバネロの野菜汁が眼の周辺、鼻、耳、皮膚の弱い部分等に
　付着した場合はすぐに洗い流す必要がある。
　しばらく放置した場合、火傷のように爛れる場合があるので注意が必要。

って・・・
あのＦｌａｔｌｉｎｅｒ1本全部食べても爛れそうだったのに、10本単位でオーダーって、
マジで危ないんじゃ。。。
っていうか、キッチンで作ってる人は、大丈夫なんだろうか。。。